議論ができないのは、脳のパニック状態が原因です。
地元で、市議会議員を目指す知人と、
政治・経済の意見交換をしている際に気づいたことなのですが
典型的な、議論ができない人(状態)を自覚する出来ごとがありましたので、
学んだことをシェアしていきます。
議論ができない人(状態)とは、
以下のようなことが脳内で起きているのでは無いでしょうか?
・自分の知識をひけらかすのに夢中で、思考が偏ってくる。
・脳に霧がかかったようになり、なぜか相手に伝わらない。
ということが多くなる。
(なので、自分の言語化能力と、
相手の話を理解、取り入れる数学的読解力の無さに落ち込む)
・論破された(負けた)感が、なぜかある。
・議論の着地点が一向に定まらない。
なので、お互いの意見がいつまでも平行線という状態。
もちろん、
でも解説しているように論破はしていけません。
建設的な議論、意見交換をしたい人向けに、
画期的な思考法を知人から教わったので、シェアしていきます。
議論は図式化する。
議論が出来る人の思考法とは?以下の通り。
自分は「A」が正しいと思っている。
一方で「B」が正しい人がいる。
そんな場面に出くわし、議論が始まる状態にあるとします。
○○だから「A」が正しい。
そんな思考があれば「相手の話を聞く」ということが出来ます。
この状態で、「A」と「B」、両方の議論
お互いの表に〇がついていきます。
そして議論が続くうちに
「A」には理由が当てはまるのに対し、
「B」には理由が当てはまらない(筋が通っていない)
という着地をすることが出来ます。
これが本来の「建設的な議論」が目指しているものになります。
議論が出来ない人の特徴
本人は、きちんと論理的な根拠を示しているつもりでも、
周りから「感情的になっている」「まるで会話が成立しない」
「偏っている」「論点がズレている」
と言われてしまう。
たいていの理由が以下の通り。
自分は「A」が正しい!
○○という理由で「A」という理由が正しい!
一方で○○だから「A」だ!
○○という根拠があるので「A」だ!
「B」に対する考えは、一切入れない。
となると、なぜか「A」を押したいばかりに、
自分の中で固定観念が増大していく。
(議論ができない頭の固い人)の思考回路になっていくのです。
例え「B」から、良質な理由と論理が出されても、
自分は「A」のことでいっぱいになっているので、
自分の中でパニックが起こり議論どころでは無くなります。
よく、2ch創設者の「ひろゆき」さんが、
「A=B、B=C。だからA=C」が理解できないように、
頭の悪い人(読解力の無い人)が世の中の大半を占めている。
とおっしゃってますが、
頭が悪い訳でも、読解力の無さでは無く、
・自分と相手の整理(図式化)が出来ないこと。
・論破されたら負けだ。という恐怖心。
によるものと考えられます。
図式は紙に書いてもOK
心当たりがあるのなら、
是非、図式化の思考法を取り入れてみてください。
・相手に論破されて、負けた感を感じる。
・「偏っている。」といわれる。
・脳の神経回路や喉にフタをされたように、ウッとなって次の思考や言葉が出てこない。
これらを大幅に減らせることが期待できると考えております。
もちろん、この図式化を脳内で行うのが難しい場合、
紙とペンで書き出した方が、議論は円滑に進みます。
「自分で今、何を言っているのか?」
メタ的(自分を第三者視点で見ること)に捉えることが容易
ですので、モヤモヤ感は消えていきます。
フィーリング脳が社会で軽視される理由。
では、「直感を優先する」「フィーリングを大切にする」
「言葉では現すことができ無い抽象的な問いを考える」
を伝えております。
これは自己対話や、問いを生み出す際によって有効です。
相手に伝える時、社会に訴えかける時は、
言語化、論理による説明が必要ということは、
誰もが感じておりますよね。
「私の直感が、こう言っているから、こっちだ!」
「言語化はできないけど、フィーリングの世界だ!」
などと言っておいて、
もし、為政者(国家や社会を動かす人)が、
「詐欺師」であれば、みんなが騙されますよね。
そんなリスクを回避すべく、
論理が優先される社会になっているのです。
これを知っておくことで、
直感を持ち、かつ議論可能な体質になっていくことが
期待できます。
今回もここまでお読みくださり、有難うございました。