脱サラの成功を左右するマインドセット5項目
「脱サラ」いわゆる会社辞めようか悩んでいる時に
付けて置いた方が良い要素とは、
- 自己管理能力
- 孤独を覚悟できる。
- サラリーマン時代の成功体験を捨てる
- 誹謗中傷を覚悟
- 邪魔されない環境づくり
です。
順に解説していきます。
脱サラの成功は自己管理能力にかかってます。
最初にビギナー的な要素についてサラッと
触れていくと、考えたり悩む時間の大半を
「会社を辞めるか否か?」論点になっていることが多いです。
「会社で働く」という行為自体は、手段でしかありません。
世の中には、様々な生き方がある中で、脱サラは1つの手段ということです。
「フリーランスになることがカッコいい」「脱サラ」が
ステータスになっている人は、語弊がある言い方かもしれませんが
会社を辞めるべきではありません。
- ブラック企業で居れば居るほど消耗していく。
- イビリなどの理不尽な扱いを受けている。
- 長く居続けても、自分の価値(スキルや他でも通用する能力)が残らない。
以上に当てはまれば、あらゆる手段を尽くして、すぐに辞めるべきです。
しかし、
「さほどブラック企業では無い」前提で
そんな中で
「今の会社で学ぶものが無いので次なる挑戦をしたい」
「自分の能力をステップアップしていきたい」
「時間が欲しい」
という方であれば、誰からもシリを叩かれなくても自分から進んで仕事したり、
勉強、試行錯誤してきたからこそ何かしらの成果を出してきたのだと思います。
そんな人ほど、
ある程度の自己管理能力が出来ていると思います。
フリーで独立するのならば、
自分で進むべき方向を決めたりタスクやお金を管理するなど、
さらなる自己管理能力が求められます。
具体的には、
1日、1ケ月、3ケ月単位でやったこと、お金の収支を記録します。
記録することで蓄積していき、管理能力が向上していきます。
※以下は、杉山の2017年8月〜2018年12月(1年半ぶん)の記録です。
自分に与えられた時間を100とし、比率でタスクを可視化してます。
見返してみると、
自分の健康がダメになり、仕事が出来なくなったり、
やる気が失せることが多いので、
最優先で肉体のマネジメントに意識を向けるようになりました。
サラリーマン時代は「健康<仕事」でしたが、
今では「仕事<健康」になりました。
脱サラして自営業になると孤独になります。
驚くほど周りに友達が居なくなります。
後の「経営者マインド」で詳しく説明することですが、
今まで会社勤めをしているのならば、自分と似た人が多かったと思います。
なので共通の話題が生まれやすいですが、
いざフリーランスになると当たり前ですが、
何事も初なので上手く行かないことが多いです。
例えば、
見積書を作るにも、何に「どのくらい費用」が発生し、
この作業を終えるのに「どれくらい時間がかかるのか」
わからない方が当然です。
なので安請け合いしてしまい、
シバかれて終わる頃には(時給換算したら100円も行かない状態)に
嫌になります。
※これを書いている杉山はグラフィックデザイナーでしたので、
制作時間や印刷コストの把握、
クライアントをモンスターにしないための営業力などに苦戦しました。
業界のことなので、別の機会に詳しく書こうと思います。
これは1〜2年の試行錯誤で経験が身につき、
解決していく現象ではありますが、
そんな話題を、周りの人が興味持って聞いてくれる訳がありません。
周りの人は
「なんでわざわざネガティブな話題を聞かなきゃならんのだ!」
「私も会社で、さんざん仕事してんだから、
キサマの仕事の話など興味無い」
という具合ですので、
お互い自分に余裕が出来るまで分かり合える日は来ないと思います。
余裕が出来る頃には、3年以上の月日が流れ、
関係がフェードアウトしていく。という感じです。
「孤独を覚悟しろ」とは言う理由も、
今まで付き合いのある人達とは、話が合わなくなるので、
それを憂いているよりも、自分の作業に没頭した方が良い。
ということになります。
杉山自身、仲間とワイワイやりながら会社を回していきたいと
考えてスタートアップしてたので、この部分の絶望とダメージはデカかったです。効いたぜ・・・。
サラリーマン時代の成功体験を捨てる
サラリーマンの頃に働いていた感覚を
フリーランスに持ち込むと疲弊しがちです。
サラリーマン時代は、やればやるほど成果として認められたかもですが、
フリーランスの報酬は、単価の低い仕事であれば続けることが困難だからです。
スタートアップ時は何事も感覚が掴めないので、
ワリの合わない仕事を見抜くことが出来ず、
結果的に時給100円みたいなことになるのは仕方無いことだと思います。
ただ、仕事してるのに関わらず徐々に貯金が減っていくので、
否応なしに試行錯誤することになるので、時間と継続が解決することですが、
サラリーマン時代の成功体験が邪魔して、自分の自己イメージを下げるようになります。
精神面の学びが未熟ゆえに、
ただでさえ自己イメージが低いのに、
サラリーマン時代の自分と、今の自分を比較して、
ダメージを負うことになります。
だからいっそのこと、
サラリーマン時代の記憶など忘れた方が良いのです。
誹謗中傷を覚悟
- 友達が消える。
- 会社員時代の自分が、今の自分を傷つけるような真似をする。
前項のまとめみたいになりますが、
同じ日本人だからと言って、全てが良い人だとは限りません。
必ずアンチは存在します。
会社員は、
誰からも嫌われないように努力するが正解だったかもしれません。
フリーランスは、誰かから好かれることが正解です。
フリーランスなのに、誰からも嫌われない努力をするということは
自分のことを好きになって、お金まで払ってくれる人に対して時間と意識を
向けることが出来なくなってしまう。→良いお客さんに出会えない→商売が続かない。ということになります。
さらに厄介なのが「一度心を開いている人」に対してシバかれると、
そこらへんの「みず知らずのオッサン」から同じことされるよりも
10倍以上のダメージを負います。
杉山の経験談を愚痴のようにしたくは無いですが、
それなりの関係を築いていたつもり+過去に既にフリーランスに人だから
大丈夫だろう
と気安く話しかけたら仲間のことをディスられたので、
「あれ?俺って、こんなにキレるんだ。」ってくらいブチギレてしまいました。
「こんなことなら合わない方が良かったじゃ無いか・・・。(悲しみ)」
「あー!ハラタツ!(反動の怒り)」っていうフラッシュバックを呪いのごとく2年引きずりました。orz
邪魔されない環境づくり
邪魔されない環境づくりとは
- 水を差してくる家族や周りの人が居ないかどうか?
- 1ケ月にどれだけお金が出ていくのかを把握する
- お金や時間をガンガン削ってくる誘惑や誘い
のことです。
意外にも家賃のことや税金のことは、
お金という数字が嫌でも知らされることになるので対策しやすいのですが、
人の感情や「やる気」というのは、数値では推し量れないので、
とても対策が難しいです。
他人からの批判や
ネガティブなことは「これくらい平気。自分は大丈夫」などと
思っていたことは、後からやってきます。
影響力の弱い1滴の毒でも、
100滴になればコップ1杯分の毒を飲むことになります。
会社員時代とは違って
ネガティブな要因に耐えようとすることでは無く排除していく
ことも仕事のうちになります。
また良くも悪くも
会社員時代の付き合いや恩情というものが
スタートアップしてからしばらくするまで襲いかかってきます。
飲みや遊びの誘いなどが典型的です。
「いつも断ってしまったら悪い」
「上手く行ってないことを悟られたくない」
などと言う心配事が、自分の資金やリソースをガンガン削ってきます。
もちろん、たまの息抜きは必要で
「完全にシャットアウトしろ!」と言う訳ではありませんが、
オススメする訳でもありません。
軌道に乗るまで、お金や時間は全て自分のことに費やす他ありません。
フリーランス(自営業)の方が良い件「まとめ」
ここまで読んでいるとフリーランスがキツそうにも
受け取れることばかり語りましたが、
結果的にフリーランスの方が良い話をします。
自分で自分のことをコントロールできるのであれば、
フリーランスは天職です。
最初の頃は振り回されることばかりかもしれませんが、
継続していくうちにネガティブな要因は消滅していきます。
働き方次第で、
朝起きて「今日は何をしようか」決めたり、
「これだ!」ということを中断させられることなく没頭するので
成長も圧倒的に早いです。
時間を自分で使えるということは、
自分の内面と向き合える機会に恵まれます。
すると「〜であるべき」という固定観念がスーッと溶けていき、
心が穏やかな湖の如く安らぎ、頭も柔らかくなります。
頭が柔らかければ吸収力も段違いですし、
それだけ器が広がるということです。
人間関係においても乱されることなく、
ラク〜にしているのに物事が上手くいき、
人生がイージーモードになることは必然です。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。