周りがバカに見えるのは、あなたが寂しがり屋だからです。

周りがバカに見えるのは、共感を前提としているからです。

 

自分の考えていることを理解してくれるだろう。

 

面白いと思ってくれるだろう。

などと、共感を前提にしているからです。

 

自分の最高の考え、問題解決を話しても、
周りから理解されず、共感されなければ、
周りが自分を理解できないのは、
きっと周りがオカシイのだ。

 

寂しさゆえに、そう思いこむのです。
理解されない寂しさ

 

もし「理解されなくて寂しい」という感情が一切ないのなら、

他人は他人。自分は自分。
理解されたり、共感されなくて当たり前。

 

でも、理解される努力は地道に続けよう。

そう思うはずです。

 

 

もしくは、

ここは自分の居るべき環境、人間関係では無いな。
別のところへ行こう。

割り切っているので、次の行動がとても速いです。

 

おそらく、いまいちピンと来ない方も多いとは思いますので、
ロジカルに深堀りして伝えていきます。

 

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人は問題解決よりも、共感を求めている

擦りつけ合い、安心を感じる象

 

大前提として、ほぼほぼ人類の99%が
人間関係において求めているものは共感です。

 

共感されることで安心感を得たり、幸せを感じています

 

主婦の井戸端会議や、
一見、何の生産性も無さそうに見える他愛もない会話とは、
自分の考えていること、感じたこと、思ったことを共有し合えることで
安心を得ている行為なのです。

 

 

これは、人間のみに限った行為ではありません。

鼻を擦り付けあう象、
匂いを共有しあう犬、
互いの鳴き声を聞き合うカラスなど、

ここが安全領域なのだとリラックスするために、
生物としては当たり前の行為をしているのです。

 

なので、安心を求めたいがために、
共感を前提に話をかけて、否定されてしまったら、
誰だって本能レベルで拒否反応を起こすのです。

 

 

 

相談してきた相手に対して、
問題解決しなければ!良かれと思って
バッサリと指摘してしまうと、

「なぜか、相手は腑におちない顔をして、言う通りにしない」

という現象は、このためなのです。

 

 

 

優秀な相談役ほど、感情の重要さを理解している。

コンサルの手順
リピーターの多い弁護士やコンサルタント、営業マンほど、
相談してきた相手に対してズバズバ指摘することをしません。

 

優秀な人ほど、まずは聞くことに徹し、相手の理解に努めます。

 

相手がリラックスをし始め、
自分のことを信頼できる仲間だと思い始めた頃合いを見て、
「論理的な問題解決」を提示するのです。

 

相手の感情に気を使うということは、
手術で例えるところの麻酔のようなものなのです。

 

相手がリラックスし、心が開いている状態に、
初めて自分の発する言葉の1言1句を聞いてくれるようになります。

 

 

問題解決は、痛みを伴う手術です。

コンサル後のアフターフォロー

 

他の記事でも「他人の力で人を変えることは出来ない」とは、
口酸っぱく言っていることですが、
人が変わる時は、自分で自分を変えようと決心した時に起こることなのです。

 

問題解決とは、
自分で、今までの自分を否定する。ことです。

 

なので、弁護士やコンサルタント、営業マンは、
どうしても厳しいことを言ったり、
論理的だからこそ、相手の気分を落としてしまうことだってあります。

 

それを感覚のレベルで知っているからこそ、
アフターフォローやケアを忘れません。

 

一度、凹んでしまった気持ちを、
もう一度押し上げてあげるくらいのケアを忘れないのです。

 

 

 

ここまで聞いてみると、
他人に対する問題解決が、いかに大変かが理解できると思います。

 

めったなことで、人に教えたり、
気軽にアドバイス出来るものでは無いのです。

 

 

※余談になります。
「@理解と信頼→A指摘、問題解決→B相手のフォロー」の流れは、
チマタの自己啓発本で書かれていることなので、
既に知っている人も多いですが、これを悪用する人も居ます。

 

詐欺、ブラック企業の新人社員研修、カルト教団の洗脳方法が
おもな例ですよね。

 

テクニックは、しょせん道具でしかありません。
「道具」を包丁に例えたら、

料理に使うか?人を刺すことに使うか?

ここでも、包丁を使う人の心(マインド)の方が
重要なのです。

 

 

ホリエモンタイプでも感情はある。

起業家タイプ

 

起業家に多い、ロジックや数字のサイコパスのような人にも
共感したい。安心したい。という感情があります。
寂しいという感情も、もちろんあります。

 

よく、

「他愛の無い話や、意味の無い非生産的なことで
時間を奪われたく無い。」

 

「お茶を濁すとか、他愛も無い話はイライラする!
先に結論を言ってくれ!」

という人は、
目の前の人に対して共感を求めても、何も解決しない
ことを、よく知っているからです。

 

あるいは、

目先の感情が満たされなくても構わないから、
「1秒でも早く自分の夢を叶えたい!」

と、思っています。

 

 

よく、

目先の幸せよりも、先に、一生分の金を稼いでしまえ!

起業家タイプほど、口を揃えて言うのも、
目先の安心よりも、将来の安心が欲しいのです。

 

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起業あるある。周りの友達と疎遠になる理由。

誰も話を聞いてくれない

 

特に、何か起業や大望を抱き、スタートアップの際は、
誰かから背中を押して欲しいと言わんばかりに、
今まで付き合っていた人から共感を求めようとします。

 

今まで付き合っていた人の99%が今の安心を求めています

 

なので、共感や支持を得られることは、まずありません。

 

どんなビジョンを話ししても
自分にとってワクワクする情報をシェアしたとしても、
捉えられない世界は、自分のこととして現実味がないので、
「子供」「おっさんピーターパン」としか見てくれません。

 

 

だから、最初から共感を求めるのを辞める。
ということが望ましいのです。

 

共感を誰にも得られず、孤独さを耐えられないから、
継続することが困難になり、
スタートアップした事業が3年以内に9割潰れていくのです。

 

 

人を見下す心理は、安定を求めているから

人を見下す人は、安心を求めている

 

人を見下す、バカにしないと気が済まない。人の心理も同じです。

 

自分の自信の無さ、不安定さ、共感されない寂しさゆえに、
人のマウントを取らなければ生きていけないのです。

 

他人の無様な姿、困っている、弱っている姿を見た時、

「相手よりも自分の方が上だ!」

 

「相手よりも自分の方が価値がある」

 

「相手は弱く、自分が強い」

などと、感じられなければモチベーションが沸かないのです。

 

人を見下すくらいならば、
もっと高いレベルのところへ行けばいいと思いガチですが、
人を見下すことがクセになっている人ほど、
凄い人を見たら

「自分は、相手よりも、すごくない」

 

「自分は、相手よりも、価値が低い」

 

「自分は、相手よりも、劣っている」

相手のことを「すごい」と思えば思うほど
自分の「価値は低い」と思ってしまうのです。

 

それを無意識に自覚しているので、居心地が悪いのです。

 

何が言いたいのかというと、
人に対して重箱のスミをつつくように批判したがる人の言葉を
真に受ける必要が無いということです。

 

自分の感情を自分でコントロール出来ていない。
未熟な証拠なのです。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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