経済的自立の意味|成功と自由は違う話
経済的自立を達成するには?
具体的に何をすれば良いのか?
まず自分がどこを目指しているのか?
ゴールを決める必要があります。
若い方ほど勘違いされているのが、
お金さえ稼げば自由になれる。ということで、
手段を間違えると求めているものは手に入りません。
なぜなら
起業家と経営者とフリーランスは、
全くの別物だからです。
経済的成功と経済的自由と経済的自立もまた、
全くの別世界です。
あとで「こんなはずでは。。。」などと、
ならぬように重要な事実を伝えていきます。
順繰りに深掘りしていきます。
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経済的「成功」
などと、THE 資本主義の典型的な成功を収めた人がイメージしやすいと思います。
沢山の人に注目され、羨ましがられるような
知名度がある起業家や芸能人に多いタイプですよね。
バリバリ仕事をして出世して行った優秀な会社員にも当てはまります。
ただし、
成功はしていても自由にはなれません。
芸能人がプライベートのオフの時間でも、
週刊誌の記者や、ファンに付いて回られるように
気を緩められないというデメリットも存在します。
知名度がある、チヤホヤされる、社会的に価値が高い人とは、
常に周りの人から常に見られている。
必ずしも自由では無い。ということを忘れてはいけません。
経済的「自立」
特定の組織やコミュニティに属さなくても、
自分の必要なお金は、自分で稼ぐことが出来る。
自立している状態です。
誰か他人に支配されたり、依存することが無いので、
人に振り回される心配も、ストレスもありません。
当ブログでは経済的自立を中心に教えています。
自分にとって必要なものは、人それぞれ。
本人の内面によって違います。
なので「いくら稼げたか?」「フォロワー数は?」
などという外的要因は重要視していません。
例えば、
月に5万円あれば、ストレス無く生活していける人も
世の中には沢山、存在します。
収入が低くとも、特定の組織や人に依存することなく、
自分で稼ぎ出すことが出来れば経済的自立を果たしていることになるのです。
インターネットを経由して日本から仕事をもらい、
バンコクやラオスで月5万円以下で生活している。
そんな人も当てはまります。
経済的「自由」
経済的自由とは、
顔も名前も知られていないのに、
お金のことで悩むことは無い状態。
不動産や株、オーナー店舗を保有していて、
寝てても収入が入ってくるような仕組みを構築している
人に当てはまります。
経済的成功にスポットライトが行きがちですが、
経済的自由の方が、1発屋のように時流に流されることがありません。
ひと昔前まで、
経済的自由を得るには、親の代から不労所得を得られる資産を受け継ぐか、
仕組みを作るための専門的な教育を幼少時代から受ける。など、
他に方法は無いと考えられてきました。
しかし、インターネットの登場により、
この国で普通に育ち、普通に公立の学校教育を受けた人でも、
情報を受け取り、目指していくことが可能になりました。
不労所得を得られる仕組みは、
もともと10年〜20年以上かけて作るものですが、
テクノロジーの発達により、
わずか2〜3年で達成してしまう人もゴロゴロ存在します。
経済的自立は、誰もが目指すべき必須スキル
最終ゴールが経済的成功でも経済的自由でも、
まずは経済的自立を目指すことが重要です。
会社員をしている方ならば、
雇われている組織からの収入だけでなく、
自分で価値を提供し、収入を得る。
例えば、まずは月に5万円を目指す。
ということが重要にです。
たった5万円?と言っても、
金額の問題では無く、
という状態が、将来の不安や恐怖を無くしていくのです。
人生のほとんどを、自分が餓死しないための生活費を稼ぐために、
恐怖と不安を無くしたいがために仕事をしている状態から、
ワクワクすることに挑戦したいから仕事をするように
次元を1つ押し上げていくことが可能です。
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経済的自由を達成したい人がチェックすること
これから話をすることは、
ある程度、経済的自立を達成できた人に向けて、
経済的自由を目指していく方法を伝えていきます。
経済的成功では無く、経済的自由を目指したい人は、
ビジネスモデルが、とてつもなく重要になってきます。
ということであれば「時流」に乗っかっていないので、
とてもシンドイです。
目的が他にあるのなら良いのですが、
経済的自由を目指すのならば、あまりおススメは出来ません。
例え、松下幸之助や本田宗一郎、孫正義クラスの
名経営者が手にかけたとしても、利益を出すのは極めて難しい分野であり、
自由とはかけ離れているからです。
ビジネスモデルを選定する際にチェックする重要な要素が以下の通り
- 小資本で始められる
- 利益率の高いビジネス
- 在庫を持たない
- 定期的な収入を生み出す
- 一人で出来る
- いつでも辞められる
順番に深堀りしていきます。
小資本で始められる。
融資を受けても、成功するか確定が無いのに、
成功した前提で返済していくビジネスは難易度が高いです。
クラウドファンディングやエンジェル投資家から支援してもらう
ことも同じです。
良い面ばかりが表に目立ちがちですが、
他人のお金に支配されている。ということを忘れてはいけません。
まして「これから始めてビジネスをします」という人は、
メンタルが育っていませんので、他人の金を失う(かもしれない)恐怖に
振り回されることになります。
なので最低限、「経済的自由を目指す」ということであれば、
自分の貯金を元手に始められるビジネスが望ましいのです。
アフィリェイト、メディア運営、IT関連、デザイン関係が
人気の理由は、パソコンとスキルさえあれば、
ほぼ元手ゼロで始められるからなのです。
利益率の高いビジネス
売上の大きさが重要ではありません。
利益が大切です。
利益率3割以下のような薄利多売のビジネスは
やらない方がいい。と言えます。
わかりやすく例えるならば、
製品をつくるのに原価7000円かかる商品、サービスならば、
利益を3000円を確保しなくてはですので、
売上が1万円を切るようなビジネスをしてはいけません。
以下は、杉山の経験を話しておくと、
物理的な原価のかからぬデザイン(データ)を売っているビジネスならば、
「自分の時給が¥3000」だとしたら、
1つのチラシを作るのに10時間かかるとします。
すると納品する際、最低限3万円は頂けなければ、やっていけません。
※場所代、電気代、月々にかかる固定費、印刷代、素材代などをゼロとした場合です。
駆け出しのフリーランスほど、これで良し。
となりがちなのですが、まだ続きがあります。
これが会社としてやっていて、デザイナーを1人雇ったらどうでしょう?
1つの仕事に対して利益の100%(3万円)を渡してしまったら、
会社に利益が残りませんよね。
1つのチラシを作る際のデザイナー1人を原価にした時、
となります。
会社としてチラシ(制作費10時間)を作るならば、
お客さんから最低¥39,000を頂かなくては、やっていけません。
※わかりやすく説明するために、消費税や固定費など諸経費は排除しています。
チラシが3.9万円では価格破壊ですので、あくまで参考程度にしてください。
在庫を持たない
小売店やアパレル業界に多いのですが、
売れると思って仕入れた商品が売れず、
売れ残れば在庫となります。
在庫は、あるだけでスペースを取りますし、
劣化することだってあります。
なので、なるべくなら物質的な商品(アナログ媒体)を売るよりも、
データや手で触れることが出来ないもの(音楽、デジタル書籍など)が
勧められるのです。
転売や「せどり」も誰もが気軽に参入しやすいことで、
人気のビジネスモデルですが、
があることを忘れてはいけません。
定期的な収入を生み出す
エンジニアでも、デザイナーでも、職人でも、
作業をする自分の時間を引き換えにお金を稼ぐ。
という状態から徐々に
月額制でお金が入って来る仕組みにしていくことが
「経済的自由」には欠かせません。
例えば、
ソフトやツールなどの使用料
自動販売機システム
広告収入
オートメーション(自動化)
が典型的ですよね。
一人で出来る
ここからは、尚良しのことですが、
初心者ほど、まずは「独りで成功」を目指すと成功率が
グンと上がります。
仲間を集め、チームで夢を叶えていくことは楽しいのですが、
誰か1人でも抜けると継続が困難になるのは望ましくありません。
人間関係で経験をしていない人にとって
メンタル的にもシンドイです。
いつでも辞められる
自分が病気や事故で、ビジネスを続けられなくなった時、
継続して付いてきてくれるお客さんに商品・サービスを提供できなくなるのは、
お客さんに多大な迷惑をかけることで、お金以上に大切な信用を失いがちです。
Udemyやスクーなどのオンライン授業は、
一度、商品を作ってしまえば、後は自動化してくれるのが、
人気の理由です。
経済的自由はゴールの逆算
お金を稼ぐ方法は無限にあるように、
経済的自由を達成する方法に正解はありません。
将来、自分がどんな状態になりたいのか?
ゴールを決めることが重要です。
ゴールから逆算して、何をすべきか。
わかってくると思います。
遠回りすることも無く、
「これは無駄かもしれない」という悩みが
おのずと減っていくはずです。
おわり。