経営者になるには?

 

「経営者」になるだけなら
税務署に行って、
「開業届け」という紙を2枚出せば
誰にでもなることが出来ます。

 

ただ、これだけですと
株式会社や合同会社など法人化していないので
社長と呼ぶことが出来ませんので

 

個人事業主と呼ばれますが
何かしらの事業に携わるので
経営者の扱いになります。

 

 

 

 

もちろん
このようなことを話したいのではなく

 

優れた経営者の頭の中はどうなっているのか?
何を考えているのか?

 

サラリーマンなど、従業員との違いは

 

これから起業をして経営者を目指すなら
何を勉強したら良いのか

 

 

といった部分について
お伝えしてきます。

 

 

 

従業員と経営者の違い

 

経営者の仕事は何か?

 

ほとんどの人が誰にも教えてもらえず
イメージでしか把握していなので

 

まずは従業員と経営者の違いから
ご説明いたします。

 

 

 

 

 

従業員は読んで字のごとく
社長や上司からの指示に従い、
指示通りに業務をこなす人
たちのことを言います。

 

常に決まった仕事と役割があります。
事業が倒産しない限り、常に働き続けます。

 

 

 

経営者とは
事業の内容や舵取りをする
企画戦略を考えます。

 

おそらく、ほとんどの人が
このイメージを沸かせると思います。

 

 

 

本質は
自分が居なくても儲かる仕組みを作る
ことです。

 

 

 

もし経営者なのに従業員と同じように
忙しく働いているとしたら

 

仕組みづくりを疎かにしているのです。

 

 

経営者は
「自分が居なくても儲かる仕組みを作る」ために
きちんと利益を出せる仕事かどうか?

 

「企画」と「戦略」に対して
集中的にエネルギーを使わなければなりません。

 

 

 

 

 

自分が居なくても儲かる仕組みづくりとは
自動販売機に例えるとわかりやすいかもしれません。

 

 

経営者が道に自動販売機を置いたら
儲かると考えます。

 

これが企画の部分となります。

 

 

 

自動販売機で買い物をしてくれる
お客さんが居なければ儲かりません。

 

自動販売機を利用するお客さんのニーズ、商品、
マーケティングを行います。

 

この部分が戦略の部分になります。

 

 

 

 

 

 

後は自動販売機を補充する従業員を雇い、
従業員や自動販売機の状況を管理する
管理職(部長、課長)も雇うことが出来たのならば

 

一つ「経営者の自分が居なくても儲かる仕組み」
が完成します。

 

 

 

この仕組みが循環する限り
経営者は働かなくても
お金が入ってくるのです。

 

 

 

例外として
松下幸之助や孫正義クラスの経営者であれば
働かなくても莫大なお金が入ってくるのに関わらず
あれだけ忙しく働いているのは

 

「自分が居なくても儲かる仕組み」を作る以上に
やりたいこと、先のビジョンがあるので
あえて忙しく働いている経営者もいます。

 

 

 

 

 

ちなみに今回は自動販売機の例えで
お話ししましたが

 

事業によっては、
従業員や管理職が人間では無く、
コンピューターや機械が
やってくれるので

 

実質一人でも
「自分が居なくても儲かる仕組み」
を作ることが可能です。

経営者は孤独

 

経営者と従業員では
考え方と目的が大きく違います

 

経営者の方が
従業員よりも圧倒的に少ないので
ほとんどの人と話が噛み合いません。

 

なので、いつも独りです。
起業をしたことがある人ならば
誰もが通る道です。

 

 

 

 

比較的、安心と安定がある従業員の
もっと楽をしたい、待遇を良くしたい
という目的があるのに対して

 

 

「自分が居なくても儲かる仕組み」が
完成するまで
いつも不安定さと孤独に耐えながら
事業を存続させなければなりません。

 

 

不況や災害、トラブルに合って
経営が厳しくなり、
従業員にしわ寄せが来た時は
当然のように叩かれます。

 

 

 

経営者が従業員に対して
「今が厳しいのに、
なんでわかってくれないんだ?」
などと言う言葉は一切、通じません。

 

一人、自分と向き合い、
不安と葛藤に苛まれなることも
あるのです。

 

 

 

 

 

もちろん
「自分が居なくても儲かる仕組み」を
作り出すことに成功した経営者であれば

 

イメージ通りの裕福かつ自由を
手に入れることができるでしょう。

経営者が最も恐れていること

 

経営者が最も恐れていることは
機会的損失です。

 

 

難しい言葉を使ってしまいましたが
機会的損失とは
今やらなかったら後で後悔するかもしれない
といった後悔の念です。

 

 

 

 

 

 

普通の人は
1歩踏み出せば、成功するかもしれないけど
痛みや恐怖を伴うことは、絶対に手を出しません。

 

経営者は
「成功するかもしれない」
などと思ったら、真っ先に手を出します。

 

 

 

もちろん、痛みや恐怖について

 

「もし、失敗したらどれくらいの損害か?」
「失敗しても、まだ戦い続けられるだろうか?」
「どれくらい、恐怖に耐えられるだろうか?」

 

などと、きちんと向き合い
ダメージコントロールしています。

 

 

 

 

 

普通の人が、「失敗したら…」などと
考えたくも無いことを

 

経営者は、
「成功した時」「失敗した時」
両方を考えています。

 

ケガをしても死なない程度なら
挑戦をするのが経営者なのです。

経営者は何を勉強すれば良いのか?

 

経営者が勉強しているものは

 

経営やマーケティング…

 

 

だけではなく全部です。

 

 

 

経営、経済、会計、営業、人事、製造
政治、IT、技術、心理、メンタル、健康、etc…

 

事業に携わる分野すべてです。

 

 

 

 

いざという時は
現場の営業マンや製造員と
同じくらいの仕事が

 

当たり前のように
出来なくてはなりません。

 

 

 

会計を学ぶのも、
会計士を目指すわけでは無いですが
会計士と同じ目線で対話できなくてはなりません。

 

 

政治を学ぶのも、政治家を目指すわけでは無いですが
政治家の話が理解できるくらい
知識をつけなければなりません。

 

 

 

 

IT関連の事業ならば
プログラミングを学ぶのは、
自分でソースコードをすべて書き続ける訳では
無いですが

 

プログラマーと同じレベルで話が出来るように
ならなくてはいけません。

 

 

 

 

 

よく、苦手分野は得意な人に任せれば良いと聞きますが
得意な人に勝つ必要は無いですが

 

せめて、その人と話が出来なくてはならないのです。

 

専門用語がポンポン出てきても
会話できるくらいの知識をつけなければなりません。

 

 

 

 

だから経営者が勉強すべきものは
全部なのです。

 

 

 

でなければ、
誰かに仕事を振ることも出来ません。

 

外注先に対して相場の費用がわからず
高額な費用で契約することになります。

 

 

 

自分が下請けならば、
労力に見合わない値段で
安く買いたたかれて

 

ついてきてくれた人を
苦しめるので人が離れていくでしょう。

 

 

 

 

例え
「自分が居なくても儲かる仕組み」を
作った後でも

 

今まで誰かに任せて安心しきっていた人が
いなくなって経営が傾いてしまうような企業は

 

いざという時に自分で出来るように
勉強をしていなかった経営者に問題があります。

 

 

 

 

すべてのことを勉強し続けなければ、
経営者が成功するのは限りなく低くなるでしょう。

 

 

逆に言えば、さまざまなことに興味を持って
一生勉強し、挑戦が続けられるのなら
学歴や能力、器用さに関係無く
誰にでも成功する経営者になれるということです。

 

 

 

今回もここまでご覧くださり
ありがとうございます。

トップへ戻る