人を育てるのが上手い人、育てられない人の特徴

人を育てられない人は北風「自己コントロール能力が弱い人」です

 

人を育てられない人とは

「平社員では優秀だったのに管理職になってからは、
部下をバカにしたり厳しくあたってしまい、
多くの人材が離れていってしまった。」

 

後継者を育てることが出来ずに2代目で
会社を倒産させてしまった創業社長」

 

「幼い子どもに対していつもヒステリックに
なってしまい、虐待をしてしまう親御さん」

上げるとキリが無いくらい典型的な例がありますよね。

 

人を育てることの出来なかった人が必ず口にするのが

「すべて部下のせいだ!おれは悪くない!」

 

「どいつもこいつも、無能ばかりだからだ!」

 

「子どもが言う事を聞かないからいけないのよ!」

 

そして、気づいたら周りに人が居なくなり、
以下のようなことを口にしますよね。

「誰々が悪い。あいつのせいだ。」
「自分は悪くない。」

 

「組織が悪い。社会が悪い。世の中が悪い!」
「自分は悪くない。」

そんなことを悪びれも無く
言える姿を見たら子どもでも「この人」が
「人を育てられない理由」がわかるはずです。

 

人を育てられる人は太陽、育てられない人は北風のよう

 

北風太陽の話」は有名かと思います

(以下抜粋)

 

あるとき、北風太陽が力比べをしようとする。
そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、
という勝負をする。

 

まず、北風が力いっぱい吹いて
上着を吹き飛ばそうとする。

 

しかし寒さを嫌った旅人が
上着をしっかり押さえてしまい、
北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

 

次に、太陽が燦燦と照りつけた。
すると旅人は暑さに耐え切れず、
今度は自分から上着を脱いでしまった。

 

これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

 

人を育てるには

 

北風のように
冷たく厳しい態度で乱暴に
物事を片付けてしまおうとするのは
かえって人は頑なになります

 

太陽のようにゆっくり着実に
暖かく優しい言葉を掛けたり、
態度を示すことによって
最終的に大きな効果を得ることができます。

 

また、自分から行動してくれるという組織行動学的な視点も、
うかがえることを「おとぎ話」では教えています。

 

投稿:2018/08/14(更新日:2021/04/13)

 

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人を育てられない原因は儒教マインド

世界中でこの教訓が広まっているのに関わらず
未だに教育とは厳しく叱責したり、
しつけと称して体罰は必要だ

北風型の育て方が正しいなどと勘違い
している人が多いことが今の世の中かもしれません。

 

150年前から止まってしまった学校教育のせい。
儒教という宗教が浸透しているせい。

 

ここでは原因を詳しくは説明しませんが
興味ある方は、以下をお読みください。
北風の教育が蔓延する理由

 

 

それでも、頭の中では太陽のような
やり方が良いとわかっていても

「舐められたらオシマイだ!」

という気持ちで現実世界では、
北風のような対応を取ってしまう。

 

そこで次に説明する
マインドセットを心掛けてください。

 

パワフルなリーダーよりも、穏やかな人を目指す

 

人を教える側になるのだから
自分が一番、優れていなければならない。

 

舐められてはいけない

 

常にポジティブ、闘志満々で
エネルギッシュな人では無くてはならない

などと、多くの人が間違った思い込みをしています。

 

しかし、実際に、いつも闘志満々な人が
そばに居たら、周りの人は疲れてしまうのです。

 

いつもテンションが高い人とは
長くずっと居たいと思う人の方が少ないのです。

 

むしろ居ても居なくても一緒のような
もの静かで穏やかな人の方が
人はついていきたくなるのです。

 

居てくれるだけで安心感がある人というのは
穏やかで独自のオーラを放っているのです。

 

北風と太陽のおとぎ話で言う
太陽のような人物です。

 

このマインドセットこそが
人を育てることが上手くなる近道です。

 

カリスマ的存在の弊害

 

エネルギッシュでパワフル、
カリスマあふれる人を目指そうとすれば
必ず、その場の勢いで相手を叱責したり、
感情をぶつけたり、相手に自分の価値観を
押し付けてしまいます。

 

相手の心をボコボコにしておいて
自分が後で反省するどころか

 

自分は、相手のために「正しいことをしたのだ」

などと、間違っている自分に
気づくことも無ければ自省することも
出来ないからです。

 

 

人を育てるのが上手い人は、自己コントロール能力の達人

 

「今から穏やかになろう」

などと言って、今日からすぐに
なれるものではありません。

 

穏やかであろうしているのに、つい頭に血が昇って怒ったり、
気づかぬうちに相手に自分の価値感を押し付けようと
することがあるからです。

 

時間がかかるのです。

 

穏やかであろうしているのについ頭に血が昇って怒ったり
感情的になってしまった時は

後で自分の中で反省する習慣を続けると
必ず心はどんどん穏やかな心へと進化していきます。

 

常に心の中は、濁流のように波風が立っている状態を
お坊さんが座禅を組んで修行したり
繰り返し本を読んでいるイメージです。

 

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他人を変えるには、自分を変える。

 

「なんであの時、怒ってしまったのだろうか?」

一人、自分で考え事をしていると
自分の中に信念があることがわかります。

 

「相手が自分の信念と反する言動、行動を取ったから」

 

「コンプレックス、心の傷、言われて欲しくないことを
言われて傷つき、悲しみを感じたから。」

 

「自分が悲しみたくないから、
その悲しみを作った相手が悪いと怒ったから」

 

「自分が正しく、相手が間違っていると
一生懸命に正当化しようとしていたから。」

 

「コンプレックス、トラウマ、信念…
自分の何を刺激されてしまったのだろうか?」

などと自分自身を向き合うことになる。

 

自分のトラウマや嫌な過去と
向き合うことになるので非常に辛い作業になると思います。

 

それでも、
内なる自分の信念に気付くことが出来たのならば
次に同じようなことが起きても今度は感情的にならずに
冷静に対応できるようになります。

 

穏やかな心へと1歩、近づくことが出来ます。

 

相手の内から答えを引き出すように、自分の内から答えを引き出す

 

つまり、
人を育てる方法とは、他人を変えるよりも
自己対話のみによって、人を育てることが出来ます。

 

 

どんなに表面上を着飾ったところで
穏やかな人には絶対に勝つことは出来ません。

 

自分が強く見られたいと思い、
どんなにハッタリをかましたとしても
繰り返し苦しみながら自分自身と向き合い続けて
穏やかな心を手に入れた人を目の前にしたとき、

本能レベルで「相手の方が上だ…」
などと感じてしまうからです。

 

 

いまいち抽象的で、ピンとこない方もいらっしゃると思います。
もっと具体的に、かつ確実な思考法を以下

お伝えしておりますので、
よろしければお読みになってみてください。

 

今回もここまで有難うございました。

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