勘違いしてはならない「謙虚さがなくなる14の兆候」

勘違いしてはならない「謙虚さがなくなる14の兆候」

 

謙虚さがなくなる14の兆候
に書かれているチェック項目は、
誰も批判しようが無いほど
的を得ている内容だと思います。

 

意味が深そうな内容を
これだけ短くまとめられているから、

 

ここ最近、広く人の目に触れる機会が
あったのでしょう。

 

 

 

しかし、
核エネルギーのように、
良いものほど、悪いことに使おうとすれば
大きくネガティブな方向へ持っていくことも
できます。

 

 

 

何が言いたいのかと言いますと
短い文章で、
抽象的であればあるほど

 

人によって解釈
変わってしまう
ということです。

 

100人いれば、
100通りの解釈が
つくられてしまうのです。

 

人は、受け取った情報を
自分の都合の良いように捉える
習性があるからです。

 

 

 

 

 

言い方が悪いですが
ブラック企業の経営者
従業員から搾取するために

 

「謙虚さがなくなる14の兆候」が
書かれたポスターを片手に、
こう言うかもしれません。

 

 

(^q^)ブラック経営者

 

「さぁ!みんあ謙虚になろう!」


 

 

従業員(^^)

 

こんな旧世代パソコンの
低スペックでは、すぐに
フリーズしてしまいます!

 

これを繰り返しているから、
残業が減らないんですっ!


 

 

ブラック経営者(^q^)

 

なんだ君は!?

 

C他人の批判や会社の批判をしだす

H理論派になりだす(=屁理屈を言う)

L言い訳が多くなる
を見てみなさい!

 

 

まさに謙虚さが
なくなっている兆候ではないか!


 

 

 

従業員(^^)

 

………。

 

こんな安月給で、劣悪な環境では
みんな死んでしまいますっ!

 

もう、やめますっ(退職希望)


 

 

ブラック経営者(^q^)

 

まだ言うか!?
納期がせまっているのだぞ!

 

@時間に遅れだす
A約束を自分のほうから破りだす
E他人の話を上調子(うわちょうし)で聞きだす
Gものごとの対応が緩慢になる

 

責任を放棄するような傲慢さは、
まさの今の君ではないかっ!
いい加減にしなさいっ!


 

 

 

従業員(^^)

 

「ううっ………」


 

 

 

ブラック経営者(^q^)

 

さらに、
M「ありがとう」という言葉が少なくなる
という文言を見なさい!

 

さらに私に指摘されたのに
「ありがとうございました!」と言える
謙虚さは無いのか?

 


 

 

従業員(^^)

 

 

「ア、ア、アア、、、アリガトーゴザイマス!!!」
「アリガトーゴザイマス!!!」
「アリガトーゴザイマス!!!」
「アリガトーゴザイマス!!!」
     ・
     ・
     ・


 

 

だいぶ乱暴な例え話を出しましたが

 

このように悪用したり、
間違った解釈を
することがあるのです。

 

 

 

 

抽象的な文章ほど、
本質を見れなければ
学ぶことが出来ないのです。

 

 

 

今回は
「謙虚さがなくなる14の兆候」に
書かれている内容について

 

杉山なりの解釈
お伝えしていきます。

 

 

人間関係でトラブルを起こしやすい人

@時間に遅れだす
A約束を自分のほうから破りだす
B挨拶が雑になりだす

 

 

この心理状態は
車で事故を起こしやすい人
心理と似ています。

 

車の運転を始めた頃は
あれほど気を引き締めていたのに、
しばらく運転に慣れ始めた時に

 

「あの曲がり角では、
人が飛び出してこないだろう

 

「いつも通っている道だから、
事故にならない大丈夫だろう

 

教習所で習った「〜かもしれない運転」
ではなく
〜だろう運転」で事故を起こすのです。

 

 

 

 

 

 

人間関係においても

 

「あの人なら怒られないだろう」

 

「長い付き合いだから、大目に見てもらえるだろう」

 

「大丈夫だろう」

 

などと

 

 

相手が温厚で、やさしい人

 

もしくは

 

距離が近く、親しい関係

 

になるほど、
相手の時間を軽視しがちです。

 

 

 

 

初対面の相手や
比較的、厳しい人なら、

 

「時間を頂いているという」感覚は
あるのに、

 

無意識に人を選んで
時間を守らなければいけない人
時間をなぁなぁにしてよい人
に分別しているのです。

 

そして車の事故のように
予期せぬ時に
人間関係のトラブルが生じるのです。

 

 

 

 

 

ちなみに
「相手が温厚で、やさしい人」
ほど、

 

目の前では
怒りをあらわにしなくとも
心の中では

 

「この人と深く付き合うのは、やめよう」
と、信用を失っている可能性が
あるのです。

 

 

 

杉山の経験上、

 

「相手が温厚で、やさしい人」ほど
高い技術と人格の両方を
備えている比率が多いので

 

自分で商売している人は特に、
最も求めていた協力者を失うのです。

 

 

「上下関係でしか」物事を捉えられない未熟な人「誰もついていかない」

 

C他人の批判や会社の批判をしだす
Dすぐに怒りだす(=寛容さがなくなる)

 

 

職場でいえば、
新入社員、平社員だった頃は
何も気にならなかったのに

 

役職がついた時、
立場が下の相手を前にしたとき

 

他人の批判や会社の批判をしだす
人を見かけると思います。

 

 

 

 

部活でいえば
指導する側になった時に

 

勢いにまかせて怒りだすような
未熟な人を

 

嫌と言うほど見てきたことが
ありますよね。

 

 

 

 

もし平社員、新入生が
批判や怒りなどしたら、

 

「貴方は何様なんだ?」

 

と思われるでしょう

 

 

 

 

 

 

立場が上がろうが、
本質は変わらないのです。

 

上下関係だけでなく、
「適材適所」横の関係を見る器
無ければ、治すのが難しいでしょう。

 

 

 

 

 

人は
愚痴、批判、怒りを0にすることは
できません。

 

 

 

しかし、
後で一人の時間になったとき、

「自分の価値観という物差しで
批判をしていた」

 

「なぜ怒ってしまったのだろう?」

 

などと、思えるようになれば、
1歩1歩ずつ、人徳が磨かれるように
なります。

 

 

 

 

上手くいっている時ほど、ハマる罠

 

 

E他人の話を上調子(うわちょうし)で聞きだす
F仕事に自信が出てきて、勉強をしなくなる
Gものごとの対応が緩慢になる

 

 

倒産していった大企業や
国を挙げての失敗が
教訓になるかもしれません。

 

 

大きな夢、大義、信念が
あったのにも関わらず

 

物事が上手く行きだした時に
顕著になって現れることが多いのです。

 

 

 

 

大企業や国の運営を
任されるような人ですら
どんな人も、

 

昇り調子の時ほど
足元をすくわれやすくなるのです。

 

このテーマは座学や本で理解できるほど
簡単なものではありません。

 

 

 

 

 

誰かの言葉を借りて
解決していくならば

 

 

我心如秤(わがこころ はかりのごとし)

 

です。

 

三国志に登場する
最も有名な軍師である
諸葛孔明の言葉ですが

 

自分や他人の都合で
上下したりはしない

 

天秤のように
心は公平で
私心がないということ。

 

という意味です。

 

 

 

 

もちろん、
これを説いた諸葛孔明も
わかっていたはずです。

 

世の中に「私心」がない人などいない。
損得感情を抜きにして
公平であるというのは難しい。

 

 

だから、
せめて文字に起こして
問いかけていたのでしょう。

 

 

 

 

H理論派になりだす(=屁理屈を言う)
I打算的になりだす(=損得勘定がしみつく)

 

過去の上手くいった経験、実績に固執したり
目先の知識、数字で、すべて網羅した感覚
なってしまう人に多いようです。

 

 

冒頭でお話ししたように
どんなに本を読み、知識で頭を一杯にしても
行動が伴わなければ、上手くいきません。

 

 

 

 

人には肉体、時間の制限があり、
有限ですから、

 

肉体も時間の制限も無い
数字や知識が完璧だとしても

 

実際に行動してみると、
上手くいかないことの方が多いのです。

 

 

 

 

 

現段階の解決方法は、

 

理論的に計画を練り
実際にやり、
結果を見て
修正して、

 

また計画を練り、
実際にやり…

 

というPDCAサイクル
回すことです。

 

 

 

繰り返していると、
あれだけ完璧な理論が
いかに当てはまらないかが
理解できるかと思います。

 

 

人徳を磨くには?

 

J自分が偉く思えて、他人が馬鹿に見えてくる
K目下の人に対して、ぞんざいになる

 

 

このような人ほど
既に成功されていたり、
ある程度、実績を積まれた方が多いのでしょう。

 

 

 

 

どんなに人に評価されるだけの実績や才能を
持っていたとしても、

 

誰か他人に対して
自分より上か下か?
という価値基準でしか物事を
捉えられない人は、

 

良好な人間関係を築くうえでは
何の役にも立ちません。

 

 

 

 

自分が本当に求めている人を
引き寄せて、本当に満たされる
ことは難しいでしょう。

 

以下の記事で詳しくお伝えしていますが
傲慢で謙虚さが無くなる原因

 

 

 

 

 

お金・家族・精神・仕事・家庭・人付き合い
楽しい時間、夢・・・

 

この中で一番、何に重きを置いているのか
価値観をはっきりさせる

 

 

自分の価値観を他人にも押し付けては
いないだろうか?

 

日々、自問自答することで
気づいていく方法があります。

 

 

 

 

 

L言い訳が多くなる

 

人は誰でも
自分から謝る
自分の非を認める

 

ということを難しくしているのは
以下の理由からではないでしょうか?

 

・相手から「さらに攻撃を加えられる」
のではないか?

 

・自分の失敗、間違いを認めると
傷つけられた感覚がする。

 

・負けた気がする。

 

 

 

 

これらは、

 

常に勝ち負け
意識せざるを得なかった

 

幼少時代からの親や学校からの
教育で刷り込まれているのです。

 

 

 

 

 

勝ち負けの場面は
ビジネスやスポーツの世界では
存在しますが、

 

人間関係においてだけ、
「どちらが上で下か?」
などという
勝ち負けなんて存在しません。

 

 

 

 

例え、
自分から謝ったり、
身を引いた人に対して

 

さらに攻撃を加えてくるような
未熟な人からは、
何も学ぶことはありません。

 

 

 

相手をどうにかしようとはせず、
そっと離れていけばよいのです。

 

 

 

 

 

M「ありがとう」という言葉が少なくなる(=感謝の気持ちがなくなる)

 

何を幸せに感じるかは
「どれだけ感謝できたか」で
決まるといっても過言ではありません。

 

 

 

 

人は水や空気のような、
「当たり前にある」ものに対して
価値を感じることができません。

 

だから感謝は意識しないと
発することが出来ないです。

 

 

 

今日、1日に何回、感謝の言葉を
言えたでしょうか?

 

いつも誰かが
当たり前のようにやってくれることを
当然のように受け止めていれば、
「ありがとう」という言葉が少なくなるのです。

 

 

 

 

 

当たり前のことに対して
不都合が生じた時に、
人は不幸せに感じてしまうから

 

感謝の言葉が減るほど
幸せを感じにくくなっているのです。

 

 

 

 

「ありがとう」と言われて、
不愉快になる人はいません。

 

意識的に、感謝を伝えようと
努力することで、

 

周りの人も、自分のために
手を貸してくれるようになるのです。

 

 

 

 

 

今回もここまでお時間を頂き
読んでくださりありがとうございました。

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