「こどおじ」は悪くない「他人からどう思われるか?を維持するのはコスパが悪い件」

「こどおじ」は悪くない「他人からどう思われるか?を維持するのはコスパが悪い件」

 

他人にどう思われるか?

維持していくのは金銭的に、かつ、メンタル的に
コストパフォーマンスが悪い件について、
話をしていきます。

 

 

最近、パワーワードとなっている「こどおじ」という
ネガティブなイメージを持たれなくないがために、

無理をして見栄を張る必要は無い

ということを伝えていきます。

 

 

「子ども部屋おじさん」とは?

 

成人後、実家で暮らすおじさん(中年)のこと。

 

30代を過ぎても親元から離れることなく、
精神的・社会的に自立ができてない人という
ネガティブな意味で使用される。

 

「子ども部屋おじさん」を略して「こどおじ」と呼ぶ。

 

「実家で暮らすおじさん」の定義に当てはめると、
実家から職場に通うサラリーマン、
引きこもり、介護のために出戻った人、
関係無く多くの人が含まれることになります。

 

 

「実家暮らししている社会人は、ダサい」

 

『「一人暮らし」もしていない男性はモテない』

などと、
その人の実情、コンテキスト(文脈)を把握すること無く
レッテルを貼られがちです。

 

事実、一人暮らし用のワンルームの需要を増やしたい不動産屋と
メディアがグルになって、偏った情報が流れています。

 

多くの人が、セルフイメージを下げてしまい、
「こどおじ」というネガティブなイメージを
持たれたく無いがために、

無理をして借家を借りて「一人暮らし」した方が良いのか?

考えがちです。

 

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結論「こどおじ」を恥じる必要は無い

 

もちろん「一人暮らし」「家を借りる」ことで、

・職場までの通勤時間とコストを減らせる

 

・目標や願望実現のために必要な環境を手に入れらる。 

などと言う目的があるのならば、
それは投資となり、問題ありません。

 

 

ただ、

 

周りから悪く思われないために、
「家を借りる」ことは、とてもなことです。

 

深掘りして伝えていきます。

 

 

「一人暮らし」の維持費はいくらか?

 

実際に借りるつもりが無くとも、
いざ自分一人で生きていくとしたら
最低限、いくらかかるのか?
計算してみると良いです。

 

 

月々に入ってくるお金と、出ていくお金を計算して
並べることをキャッシュフローと言います。

 

自分ひとりが、1ケ月に生きていくのに、
いくらかかるのか?見積もりをすることで、
物件探しも現実的なものになります。

 

 

 

・家賃

 

ピンキリですが、
ワンルーム、1Kと仮定し、
35,000円〜80,000円

 

家賃を左右しているものは立地です。

 

安く抑えたいのならば、
家の間取りや設備を気にするよりも、
立地を絞るのでは無く、広範囲に広げた方が良いです。

 

 

 

 

・食費

 

1日1000円と見積もると30,000円

 

自炊する、しない関係なく、
人間の体は食べた物から出来ていますので、
食費をケチって偏った食生活をするのは、
オススメしません。

 

 

 

 

・水道光熱費(ガス+電気+水道)

 

地域によって値段が変わりますが、
全部合わせて10,000円

 

 

古い物件でよりありがちなのですが、
古いエアコンを使い、家の断熱性能が悪ければ、
夏場は、もっと電気代がかかります。

 

電気代だけで10,000円近くかかることもあります。

 

 

 

・インターネットのプロバイダ費や携帯代

 

10,000円

 

 

 

・税金関係

 

ここでは詳しく触れませんが、
キャッシュフロー算出のために、
念のために伝えておくと、

 

一人暮らし関係なく、
たとえ無職で収入が0円だとしても、
正式な手続きをしなければ、
年金、住民税、社会保険(健康保険)がかかってくるのを
忘れてはいけません。

 

 

 

キャッシュフローを考えると、家賃の予算が決まる。

 

物件探しが長引いたり、決断できない人ほど、
キャッシュフローの見積もりを把握していません。

・古いのは嫌だ。

 

・駅に近い方がいい

 

・エリアはここで無いと嫌だ!

 

・トイレとお風呂は別がいい

 

・なんかしっくり来ない

 

・コレいいな。でも家賃が高い!

優先順位を決められず、混乱するパターンです。

 

 

お金有線で、
徹底的に家賃を安くしたいのなら、
不動産に屋さんに、

駅近くで無くとも、トイレと風呂が別とか、
こだわりませんので、予算30,000円代で!

と言うと探し出してくれます。

 

 

 

初期費用(20万円程度)がかかるのも、忘れてはいけない。

 

 

・敷金+礼金

 

家賃の2倍が相場です。

 

敷金+礼金が無いところもありますが、
退去後に部屋のクリーニング代として請求が来ることも
忘れてはいけません。

 

 

 

・生活用品

 

10万円程度

 

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、布団、生活用品等、
全て揃えようとしたら、初期費用に上乗せされます。

 

中古品とかを気にしない人ならば、
ハードオフやリサイクルショップを駆使して、
3万円程度に抑えられます。

 

 

 

・引っ越し代 

 

3〜4万円程度
自分で運搬するならば、発生しませんが、
業者に荷物の運搬を頼むと発生します。

 

特に3〜4月の繁忙期は、価格が1.5倍になるところが
多いようです。

 

 

ひとり暮らしをすると、どんなに削っても月に7〜10万円以上近くかかる。

 

ひとり暮らしをすると、
どんなに削っても7〜10万円以上、
初期費用に20〜30万円程度かかります。

 

家を借りるのが、その人の目的と、
自由に使えるお金(可処分所得)によりますが、
もし「こどおじ」に思われたく無い見栄のために、
毎月の維持費を無理して払い続けるのは、
如何なものかと思うようになります。

 

 

こんなことを言うと、不動産経営者に怒られる
偏った考えかもしれませんが、

 

家賃というのは「そこにある」だけです。
付加価値を創造したり、
生産物を生み出すということもしません。

 

 

借りる人にとっては、
毎月支払い続けても、何もリターンが返ってきません。

 

毎月、家賃に回すお金を、
教育や投資に回した方がコスパが良い理由になります。

 

 

コスパが悪くても「こどおじ」から「ひとり暮らし」になるメリット

 

どのくらいのお金がかかるか?
眠くなる話かもしれません。

 

どんなに起業や投資の知識をつけても、
実際に体験してみないと、
学べないことの方が多いように、

 

実際に「ひとり暮らし」をすると、
嫌でも、お金のことを考えるようになります。

 

「こどおじ」が叩かれる理由

 

「こどおじ」がネガティブなイメージを持たれる理由は、
実家暮らしなのかどうか?は、関係がありません。

 

●大人なのに、知識、メンタル、器が
子どものままである。

 

●いざ一人になった時に、生きていけるかどうか?
それが難しい人は、自立した大人では無い。

 

ということに対し、焦点が当たっています。

 

 

「大人になる」ということは、
ただ年齢を重ねることではありません。

 

精神的自立、経済的自立をするということです。

 

近道をしたり、
短期間で出来るものでも、ありません。

 

「実家を出る」「ひとり暮らし」とは、
自立するための練習の1つに過ぎないという見方も
できます。

 

 

フリーランスほど「こどおじ」を勧める理由

 

他の記事でも書いていますが、
フリーランス1〜2年というのは、
良くも悪くも、予想を裏切られることばかりです。

 

どんな業種でも、誰かから教えてもらえる
ということは少なく、手探りの状態です。

 

 

目の前の仕事のことで、アチコチ悩むことが多いのに、
月々の家賃や、生活費のことで悩むことに
エネルギーを割くのは、非常にもったい無いです。

 

家賃のために、自分の本業とは関係の無い
アルバイトをすることになったら、
何のためにフリーランスになったのか?

 

 

仕事の環境に差し支えが無い

のであれば、家賃は
フリーランスにとって金食い虫でしかありません。

 

 

周りからどんな目で見られようが、
バカにされようが、
自分の起業・独立に、資金と時間を集中できる方が
はるかに良いはずです。

 

実際にフリーランス1年目で見栄に維持費をかけると、
続けることに支障をきたします。

 

 

集中できる環境をつくることが目的

 

勘違いしないで欲しいのが、
「環境を変える」ということを否定している訳ではありません。

 

居心地の良い実家では、絶対に怠けてしまう。

ということを防ぐことが目的ならば、
物理的な環境を変えることで、
結果につながることもあります。

 

その人のキャッシュフローの状態、
置かれている環境によって、
「どちらが良い」とは言えません。

 

 

まとめ

 

・「こどおじ」の本質は、
実家に暮らしていることが問題なのでは無く、
自立しているかどうか?

 

・駆け出しのフリーランスが、
「実家を仕事場にする」ということは
効率のためでもある。

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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