仕事をしたくないなら価値を高めよう「資本主義から価値主義へ」

仕事したく無いなら無理して働く必要が無い話

資本主義と価値主義の対比

「仕事をしたくない。」

 

「稼ぐ気力が無い。お金なんて嫌いだ!」

そう思い込んだらば無理してお金を稼ぐことに、こだわらなくて良いです。

 

結論から言うと今の時代は、
どこもかしこも「お金と仕事」の変わり目であり、
世の中が「資本主義から価値主義」にシフトしています

 

「生活のため。お金のため」と言いつつ我慢して働いていた人向けに
重要な話を伝えていきます。

 

 

 

仕事は「お金だけ無く」価値のために働くこともある。

 

多くの人が、

「会社行きたく無い」

 

「働きたく無い」

と言いつつも、問題解決の行動を取っていない理由は、

「生活のために、仕方なくやってるんだよ!」

 

「お金が必要なのよ!」

などと、目先のお金を集めるために生きていると思います。

 

そんな人ほど、目先にお金を集めることは一旦やめて、
自分の価値を高めることに時間とエネルギーを注いだ方が良い
ということをお勧めします。

 

お金(資本主義)よりも価値主義にシフトする。
という考えた方です。

 

 

価値主義とは何か?
価値主義を理解するために、ざっくりとお金の知識を知っていなくてはなりません。

 

お金とは道具です

「お金」を皆の共通価値にして、
モノやサービスの移動をスムーズに橋渡しする役目を持っています。
物々交換よりも、はるかに効率が良い訳です。

 

 

 

 


※漫画「インベスターZ」より。

 

だから世の中は便利な「お金」を中心として
資本主義がまかり通っています。
物事や価値を測る道具として捉えることが多いです。

 

 

お金では測れない価値が存在する。

資本主義の具現化

 

だからと言って、

「お金(資本主義)」が完全完璧か?万能か?

と言われたら、そうではありません

 

価値主義の具現化

 

お金は直接、手で触れるようなモノや物質に対して
物差しを測ることが出来ますが、
目には見えないモノ、直接触れることが不可能なサービスは、
測ることが出来ません。

 

例えば、

人の感情、興奮・好意・義房・共感・信用

感覚的なものです。

 

 

特に現代は、パソコンやスマホでしか見れない
データや情報に大きな価値があります。

 

もちろん、データや情報にも、なんとかして値札を貼ろうとはしていますが、
完璧ではありません。

 

 

例えるならば、youtuberがわかりやすいと思います。

 

Youtuberは、目先のお金よりも失うことよりも、
ファンと信用を失うことが怖い。です。

チャンネル登録者数、フォロワー数、PV(アクセス)数

などが典型的ですよね。

 

これらは「お金」で測ることが出来ませんし、
購入することが不可能です。
全然理解していない

 

 

もし、今からyoutuberを始めて、

「私を好きになってくれた人にお金を払う!」

などと言って、ファンになった人が、

「本当に心の底から、その人に対して共感したり、好きになれるかどうか?」

感情の世界なので、お金でつなぎ止めることが出来ません

 

お金だけもらっている外面だけの人と、
心の底から熱狂し、好きになっている人との差では、
ファンの質が全然違います。

 

これがテクノロジーが発達する前の20?30年前には、
考えつかなかった「新しい価値」になります。
お金や資本主義では、到底カバーしきれるものでありません。

 

 

お金で測ることが出来ない資産は存在する。

 

もう1つ、例えをします。

 

今や時価総額が、
日本のトヨタ(22兆円)よりも高い
Facebook社(55兆円)は、もともと、
単なるサイトとデーターでしかありません。

 

車など、手で触れるもの、物質的なものを作っているのは、
圧倒的にトヨタです。
なので、車やそれを作るための工場や材料など、
財務諸表を見れば確認できます。

 

 

フェイスブックは「全世界20億人のユーザー」を抱え、
広告費を中心に儲けられています。
しかし、財務諸表を見ただけrでは、
この「全世界20億人のユーザーの興味・関心」は、
いくらの値打ちがあるのか「お金」で測ることが出来ません。

 

お金や資本主義の価値観で物事を捉えていたら、
もともと大学生向けの出会い系サイト(the facebook)が
時価総額55兆円に成長するなんて理解出来ないと思います。

 

 

お金のデメリット。

珈琲の付加価値
価値主義の説明が長くなりましたが、
「お金」という道具の特徴について、詳しく説明します。

 

お金はモノやサービスに「共通の価値」をつけて
自由に行き来させるための手段でしたが、
現代は特に「お金のデメリット」の方が大きくなってしまいました。

 

お金のデメリットとは、
人や商品、サービスを均一化する一方で、
ストーリーや文脈(コンテキスト)など付加価値をわかりにくくしてしまう
ということです。

 

お金のデメリット

 

どんなに手間をかけ、製法にこだわったコーヒーだとしても、
「500円」という値札が貼られたのならば、
手間や製法に部分は、お金によって見えなくされてしまいます

 

お金の本質を知らず、センスが無い人ほど、
雑巾を絞っただけの水が1杯「500円」と、
職人が丹精込めて作ったコーヒー1杯「500円」が、
同じもの。見分けがつかないのです。

 

 

手段が目的化してしまった。資本主義のデメリット

 

もともと、お金はモノを移動するための道具なのに、
何かものを作って、売って、また購入しての繰り返しよりも、
お金でお金を増やそうとする行為の方が「効率が良い」と考えられました。

 

証券の証券化など、実体経済の消費とは関係の無いところで、
「お金」という名の数値だけがぐるぐる一人歩きをし続けている状態です。

 

全員が「お金を増やすこと」のみに焦点を絞るようになります。
現に、世の中に出回っているお金の9割が
証券や信用創造など、お金でお金を生み出したモノばかりです。

 

規模がデカくなりすぎて、いまいちピンと来ないと思いますが、
実際にモノやサービスと交換されているお金が、
1割も無いということです。

 

「お金が無いと何も出来ない」という信念のもとで
「手段であるお金」を増やすことばかりに注力してしまったのが資本主義のデメリットです。

 

 

仕事がつまらないなら、お金よりも「価値」を優先させる。

 

もちろん「お金なんて必要無いんだ!」などと言いたい訳ではありません。

 

お金のために我慢する時間を徐々に減らしていき、
自分の価値を高めることに時間とエネルギーを向ける
方が、とてもコスパが良いのです。

 

 

 

価値について、サクッとまとめると以下の3パターンになります。

 

経済的な実用性、利用価値

 

具体的には
プログラミングスキル、絵を描くスキル、窓のサッシを真っ直ぐにつける職人技、
その業界のことならセミナーが出来るくらい知っている知識など、
特定の人にしか出来ない専門的な能力のことをいます。

 

・愛情・共感・興奮・好意・信頼など精神に効用をもたらすこと。

 

なぜか「居心地が良いな。」「癒されるな」と感じさせたり、
真・善・美・愛など、人間を前向きでポジティブににさせる効果をもたらすことです。
芸術家や音楽家、詩人、思想家などが当てはまると思います。

 

・社会的な価値

 

社会全体の持続性を高めるような活動が当てはまります。
NPO・慈善活動・発展途上国に井戸や学校を作るなどがそうですよね。

 

これらの価値は、お金では正しく捉えることが出来ません。
最近になってようやく目で捉えられるようになったのが、
チャンネル登録者数、フォロワー数、PV(アクセス)数ということです。

 

お金集めよりも内面を磨き価値を高めることにシフトしていきましょう。
ということを言いたいのです。

 

 

ライスワークからライフワークへの準備をする。

 

お金に直結しないことを始めるのは、
とても抵抗があると思います。

 

なので、

自分一人が生きていくには、お金がいくら必要か?

 

おおよそ見当すると、
贅沢したり都心に住まなければ、
月におおよそ10万円あれば暮らせるのでは無いでしょうか?

 

必要最低限のお金を稼いだら、他は自分の価値を高めていく。
という意識を持つことが出来れば、
気持ちがラクになり、何事にも挑戦できやすくなると思います。

 

同時に、大きなお金が必要になれば、
マネタイズ(自分の信用をお金に還元すること)出来る準備も必要です。

 

 

自分の価値を高めることが出来るとコスパが良い理由は、
「その人にしか出来ない仕事」の比率が増えるということです。

 

周りと差別化することは、自分の時給を高めることにもなります。

 

月に必要なお金(10万円)を稼ぐために、
時給1000円の仕事を100時間、差し出すところを、
貴方にしか出来ない仕事を作り、時給2500円にすれば40時間で済みます。

 

価値を高める方が、
目先のお金を取りに行くよりもコスパが良い理由です。

 

 

ブラック企業ならば、すぐに辞めましょう。

 

もし、正当な賃金が支払われていない。
もしくは不当な扱いを受けているならば今すぐ辞めましょう。

 

無理をすればするほど、周りや社会全体にとっても迷惑がかかるからです。
言いすぎかもしれませんが、ぶっちゃけ反社会勢力やテロ並に損害が大きいです。

 

サラッと触れておきますがブラック企業が無くならないのも
あれこれ愚痴を言いつつ、そこで働き続けているからです。

 

ブラック企業の原因は半分、従業員のせい

 

本来、誰もブラック企業で働く人が居なければ、
経営は回ら無いので、経営者は「これではいかん!」と思って
仕組みを変えたり、給料を増やそうとするのです。

 

本来であれば、どんどん世の中が自動化になったり
効率の良い世の中にシフトしていきます。
資本主義の良いところです。

 

しかし、従業員が我慢すればするほど、
経営者は「まわっている。機能している」と勘違いしてしまうので、
イノベーションが遅れます。

 

 

 

「会社が潰れてしまう?」

そもそも経営をブラックにしなければ採算が取れない事業は、
もはやビジネスではありません。

 

反社会的なことをしなければ、
やっていく手段が無い暴力団や半グレと何が違うのでしょうか?

 

そんな会社は潰れてしまった方が良いのです。

 

きちんと仕組みを作って回している新興企業に
活躍してもらった方が良いわけです

 

効率化や経営を疎かにしている企業が淘汰され、
真っ当に給料を支払おうとする新しい企業を世に出していくのが
資本主義のメリットだったのに、
なぜ、わざわざ新芽を潰してしまうのでしょうか。

 

自分が常識だと思っていることは、他の人にとっての非常識です。
疑うことから受け取る情報、引き寄せる体験は変わっていきます。

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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