「相談のコツ」相談に乗るのが下手な人ほどマウントを取りたがる件

「相談のコツ」相談に乗るのが下手な人ほどマウントを取りたがる件

 

相談に乗るのが上手な人とは?

 

結論から言いますと、

相談に乗ることは(自分にとっての)正解を押し付けることでは無く、
相手の内側から(相手にとっての)正解を引き出すことが目的。

ということを理解しています。

 

相談に乗るのが下手な人ほどマウントを取りたがる

 

逆に、相談に乗るのが下手な人
あるいは相談の仕方が下手な人ほど、

答えを教えたがりなマウントを取りたがる人のもとへ
相談している。

ということです。

 

詳しく深堀して解説していきます。

 

 

相談に乗るのが上手な人と下手な人の違い。

 

相談に乗るのが上手な人ほど、

「自分の答えは、相手にとっての答えとは限らない」

ということを、よく理解しているので、
自分のことをワキに置いて、相手の話を聞くことに集中します。

 

後半で詳しく説明しますが、
たいていの場合「答え」は相手の内面に存在していることが多いからです。

 

話を聞くことで、
まるでごちゃごちゃと複雑に絡まった思考の糸を
解いていく作業をしているのです。

 

誰だって、絡まっている糸に対して、
新たに糸を追加するようことはしないはずです。

 

相談に乗るのが下手な人ほど、
相手の話を聞いたり、絡まっている糸を見ようとするどころか、
自分にとっての答えを押し付けようとするのです。

 

 

マウントを取る人には相談してはならない。

 

だから、
どんなに実績と結果を出していようが話を聞けない人に
相談しても解決しないことが多いのです。

 

「人の話を聞けない」そんな未熟な人に対して
真摯に相談した結果、むしろ支配されることが多いので注意が必要です。

 

どんなに説得力があり、
魅力的に見えたとしても関係ありません。

 

もし、この記事を読んでいる人が
「人を指導するポジション」に居るのならば、
以下のことに注意しなければなりません。

 

誰もが「人を支配したい」という欲求が存在する。

 

自分が誰かから頼られることで自己重要感が満たされるからです。

 

例え、全世界の人から全員に嫌われても、
不要だと言われても、

「自分の価値は、変わらない。
無条件で、自分には価値が有る。」

これが当たり前のように思えなければ、
支配欲求が消えることはありません。

 

 

「自分の知識をひけらかしたり、
他人に価値観を押し付けたくなっている」

そんな時こそ、自分は「無知の知」を失っている(忘れている)。
自分の未熟さに気づき、反省を繰り返すのです。

 

 

誰かに相談する前に「外に答えは落ちていないことを理解する」

 

相談とは自分の内面を解きほぐすことが目的です。

「正しい答えが、どこにあるのか知りたい!」

 

「間違わないようにしたい!」

などと、どんなに多くの人に相談したとしても、
答えは自分の内面からしか見つけることが出来ません。

 

すでに結果を出している人が「正しい答え」を知っていそうな気もしますが、
それは「その人が試行錯誤して辿り着いた答え」であって
「自分にとっての答え」ではありません。

 

 

どんなに本を読もうが、情報収集したとしても同じことです。

 

人は実際に体験してみなければ、
目の前の出来事が価値のあるものなのか?どうか?
理解することが出来ないからです。

 

 

例えるならば、生後間もない赤ちゃんが
コピー用紙と1万円札を渡しても、違いを理解することが
出来ないようなものです。

 

お店で買い物をする経験や、実物で数字に触れてみなければ、
1万円札が「どうやら価値の高いものだ」と思えないからです。

 

 

同じく、我々も、
目の前に人生を変えるような「答え」が書かれた本を
読んだとしても、それを理解することが出来ません。

 

さまざまな見識を得るために、
本を読んだり、実体験をして初めて理解出来るようになります。

 

幼い子供が大人になって1万円札を大事に扱うように、
今まで気付くことの無かった言葉や一文が、
重くて衝撃的なもののように感じられるのです。

 

 

相談する意味。メリット

 

もちろん「相談すること」そのものが
悪いことだとは言っているのではありません。

 

協同想起」と言って、
誰か他人に共感を得ることでリラックスしたり、
心が落ち着くという効果を得られます。

 

 

自分独りで溜め込んでしまうよりもカウンセリングが目的だ。

と自覚しているのならば相談は、どんどんすべきです。

 

後で相手の時間を自分のために使ってくれたことに
感謝を忘れてはなりません。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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