お金を使うことで増える人、減る人違い「使えば良いは嘘」

お金を使うことで増える人、減る人「使えば良いは嘘」

 

「お金は使えば使うほど、増える」

某有名人や起業家の「言葉」を
履き違えてはなりません。

 

言葉というのは、
シンプルであればあるほど
人の心を動かしやすいのですが、

 

同時に間違いを起こしやすい
両刃の劍でもあります。

 

 

シンプルな言葉ほど、
言葉を、そのまま鵜呑みにするのでは無く、
その人の発した言葉のコンテキスト(文脈)を辿り、

「何を伝えたかったのか?」

を考えなくてはなりません。

 

 

「お金は使えば使うほど、増える」
という言葉の本質は、

お金を使う対象が「良い投資」の時に、
後から自分の元にリターンが返ってくる

ということを言いたかったのだと
考えます。

 

 

お金を使えば使うほど・・・
という言葉を真に受けて、
投資では無く、消費をすれば
もれなくお金は消え去っていきます。

 

投資と、消費の違いについて
深掘りしていきます。

 

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使うと増える人のお金の使い方

 

前提として、
貯金は、人をお金持ちにはしません。

 

銀行に預けていても、
増えることもしなければ、
減ることもありません。

 

お金持ちの人のお金の使い方は、
投資に回します。

 

 

「投資をする」と聞くと
FX、株、不動産を買うことをイメージしがちですが、
それだけではありません。

 

本やセミナー、コミュニティ、習い事など、
自分の体、脳に投資をするということも
立派な投資になります。

 

これを自己投資といいます。

 

 

自己投資は最もコスパが良い

 

自己投資は、自分にどれだけのスキル、知識が身についたのか、
数値で測れないことも沢山あり、わかりづらいですが、

 

自分に対して、
一番リターンが返ってきやすいものになります。

 

 

なぜなら、
一度自分の脳や身に染み込んだものは、
失ったり、奪われるということがなくなります。

 

なぜユダヤ人にお金持ちが多いのか?

 

世界で最もお金持ちが多い民族であるユダヤ人は、
教育に対して最も、お金をかけるようにしています。

 

かつて、どんなに富や地位を所有していても、
時の支配者が変われば、身ぐるみを剥がされる経験を
何度もしてきました。

 

その経験から、
目に見えるモノや財産を持つことよりも、
命がある限り、奪われない知識を持つこと
最も価値があると考えました。

 

全てを失ったとしても、
この身一つあれば、いつでも再起がかけられる
ことを、一番の安心と考えているのです。

 

ユダヤ教の教えにも、
モノを持つことよりも、
知識を持つことを重んじる
ということが数千年にわたって語り継がれています。

 

 

結果的に、暴力が減ってきた現代では、
腕力の強さよりも、
知識・技術の多い人の方が価値が高いとされ、

 

幼少時代から、それを知っていたユダヤ人が
現代のポジションについている理由です。

 

 

投資と、消費の違い

 

お金を使うときに

「これは投資なのか?消費なのか?」

いちいち考えている人の方が少ないと思います。

 

あとで自分に必ずリターンが返ってくるものを「投資
その場限りで価値が無くなってしまうものを「消費
と聞いても、いまいちピンと来ないと思います。

 

それもそのはずで、
後でリターンが返ってくるものが、
「お金」でない限り目に見えないものだからです。

 

また、
人はご飯、電気、ガス、水道にお金を払って得ることが
出来なければ、生きていくことが出来ません。

 

使えば、その場限りで無くなってしまう「消費」だから
と言って、全くなくすことも出来ません。

 

 

だから「消費」をゼロにする
ということは、出来ませんし、
多少の欲を満たさなければ、人生が楽しくありませんよね。

 

 

ここで言いたいことは、

めんどくさくても、お金を使う際に、
「これは投資なのか?消費なのか?」
少しでも考えてみると、
消費を減らしたぶん、投資に回せるお金を増やせる。

 

必然的に、お金持ちが、お金を使う時と同じ
お金の使い方ができるようになる。

ということになります。

 

モノを買うことは投資?消費?

 

パソコンやソフト、機械を購入することで、
時間効率が早くなり、結果的に時間の可処分所得が
増えるならば、投資に入ります。

 

満員電車でパンパンの中で、何もできない状況になる
のであれば、どこか近くの物件を借りることも
設備投資に入ります。

 

いわば時間をお金で買う状態です。

 

ただ、一度身につけて仕舞えば、
誰にも奪われないというような
自己投資よりかはコスパが落ちます。

 

なぜなら、あとで必ず自分に返ってくるか
どうかは、わからないからです。

 

効率が良くなると思って、
買った新しいパソコンや物件に対して
望む結果を得られなかった。

 

という可能性も、大なり小なり存在するからです。

 

投資と消費の明確な線引きは、わからない

 

逆に、居酒屋で飲んだり、食べたり、
欲や見栄を満たそうということでブランドを買うもの。

 

買った瞬間に、価値がなくなってしまう。
わかりやすい典型的な消費の例に考えられます。

 

ただ、飲食を通して、
これからの人生で最も大事な人脈を築いたり、
ブランド品を身につけることで感性が磨かれたりなどと、

 

人、時と場合によっては「投資」になりうることも
あります。

 

だから、
明確に投資と消費の明確な線引きを
することは出来ません。

 

 

しかし、
「あとで、自分に返ってくるお金の使い方」で、
最も確率の高いのが「自己投資」ということを
ここではお伝えしたいのです。

 

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何が自己投資なのか、わからない。

 

よく自己啓発セミナーにお金を使うなんて、
宗教じみている。胡散臭い。

と思う方も居ると思います。

 

それもそのはずで、
「これは自己投資です!」
を謳い文句にしている商材屋や、コミュニティも
沢山、存在します。

 

一口に本やセミナーと言っても、
ピンキリです。

 

もちろん、質の高い情報やスキルを
教えている人も沢山居ます。

 

騙されることが多い理由

 

良い自己投資は何か?

最初から良い、悪いを見事に見つけられる人は
いません。

 

何が良いか?悪いか?

という判断なんて、相対的なものだからです。

 

悪いものがわからなければ、
何が良いのかを見つけることなんて
困難だからです。

 

ある程度、最初は、

自分が投資だと思っていたものが、
実は、消費だった。質が悪いかった。

というのもしょっちゅうです。

 

こればかりは、場数でしか判断することが出来ません。

 

「経験談」投資をする時の判断方法

 

これを書いている杉山の経験を話して置くと、

 

20〜30万円の商材が、
フタを開けてみると、
そこらの本で3000円で手に入る本の情報だった。

 

10倍以上の価値があるとは、到底思えない。

などと、
落ち込む経験を何度もしたことがあります。

 

しかし、

その大金を支払ってみなければ、
無駄かどうかすらわからなかった

という考えに至ります。

 

 

 

一番やっていけないのは、

 

落ち込みたくないがために、

これは、良いものなのだ!投資なのだ!

などと思考停止になり、
ズルズルと泥沼にはまってしまうことです。
※サンクコスト効果の心理と言います。

 

非常にめんどくさく、辛いことですが、
投資をした後は必ず、

この投資で、自分にどれだけのリターンを得られたのか?

チェックすることが傷口を広げない方法です。

 

 

 

そして、

1円たりとも損をしたく無い

という気持ちはわかりますが、

 

フタを開けてみる、
気になったら挑戦してみる
自己投資を全くしなくなる

ということも避けなければなりません。

 

 

投資すべきか悩んだ時

 

原則として、

 

悩んでいるということは、
自分の感覚が「気になっている」と
お知らせしているので、
基本的に投資した方が良いです。

 

いますぐ生活していけなくなるほどの、
お金を失わなければ良いだけです。

 

手元に余剰金、余裕資金があるのなら、
投資は続けた方が良いのです。

 

気になった本、
気になった有料コミュニティ
気になったセミナーに参加してみなければ、

良いか?悪いか?というものがわかるかどうか
わかりません。

 

ハナから「良くない」ものに対して、
「気になる」という感情は、出てこないのです。

 

 

ここで、この大金を支払ったら、生活が出来なくなる
と思うのなら、勇気を持って「見送る」ということも
立派な決断の1つですよ。

 

相手も商売ですから、
投資してもらいたい案件に対し、
お客さんの決断を急がせるのは当然です。

 

プロの販売員の言葉以上に
自分の内面の声を聞くことに集中する方が
良い投資をする上質な判断材料になります。

 

良い投資は集中させる

 

これも経験談ですが、
あれもこれも、投資して、
お金、時間、1日に使えるエネルギーが分散してしまいがちです。

 

新しいことをあちこち手を出していると、
1つのことに向けられる意識が、
どうしても薄くなります。

 

コスパの良い投資をするのであれば、
1つに集中させることです。

 

 

例えば、

コレというものを決めたら、
期間を決めて、3ケ月は他のものはやらない。

といった方法になります。

 

 

例え、投資したことに対して望んでいた結果が
得られないのであっても、

何が良くないのか?
投資する時は、何を期待していたのか?

考える時間と、エネルギーが充分に確保することが
できると思います。

 

 

まとめ「投資が怖いのは、慣れてないから」

 

これは、投資か、消費なのか。

わからない、考えてしまうのは、非常にめんどくさいので、
時に恐怖に感じることもあります。

 

かつ、

これは無駄だった。

などと考えてしまえば、
良い気分になる人も、もちろんいませんし、
落ち込んでしまうこともあります。

 

 

誰もが投資判断を何度も乗り越えて、
経験がつき、「本物と偽物」の目利きができるように
なります。

 

次第に、
偽物を掴んでしまった損害よりも
本物を掴んだリターンの方が、大きく上回る
ということが起きます。

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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