頑張らない努力「肩の力を抜いた方が成功しやすい理由」

頑張らない努力「肩の力を抜いた方が成功しやすい理由」

 

頑張らない努力
と聞くと、

「怠けること」「何もしないこと」
「手を抜くこと」「仕事をナメてかかること」

などとネガティブなイメージ
抱くかもしれません。

 

 

ここで言いたいことは、

頭に血が昇った状態
コミュニケーションの問題を
解決しようとしても
上手くいきません。

 

恐怖と憂鬱の中
ガチガチに身心を固くしていても
良い仕事が出来ません。

 

不安と焦燥感に駆られて下した決断は、
他人に搾取されるだけです。

 

むしろ、

 

肩の力を抜き
柔らかい頭(右脳を活性化させた状態)で
物事に取り組んだ方が
たいていは上手くいく

ということをお伝えしたい訳です。

 

 

決して、物事を
甘く見ている訳ではありません。

 

気合、根性、努力は無駄
という記事でも、お伝えしている通り、

 

「頑張る」ということが
逆に視野を狭くし、
「やる気」を削ぐ可能性があるのです。

 

 

今回は、
肩の力を抜いたほうが成功する理由と、
頑張らない技術について
お伝えしていきます。

 

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結果を出すためには、
PDCA(仮説→実践→検証→改善)
繰り返さなければなりません。

 

それを「頑張っている」という自分に
酔いしれ、
検証することも、改善することも無い。

 

いわば、
「頑張っている」状態とは、
思考停止になっている状態なのです。

 

 

 

もちろん、
とりあえず「やってみる。」
実際に手を動かすことは重要です。

 

評論家になって何もしないよりは、
まだ頑張っている方がマシなのかも
しれません。

 

 

ただ、
改善したり新たな仮説も立てられない
「頑張る」だけでは、
「結果」が出しにくいのです。

 

 

次第に、

「頑張っているのに、結果が出ない」
「努力しても報われない」

ということが頻繁に起こるのです。

 

 

 

そもそも「頑張る」「努力」とは、
誠実であること」「最善を尽くす
ということです。

 

同じことを思考停止状態でやり続け、
結果を出そうとしないことは、
「誠実である」とは言いません。

 

労力やコストをかけずに、
結果を出そうとすることは
誰もが当然に感じますよね。

 

 

それがいつしか、
人件費を搾取するために、
意味を捻じ曲げられて使われてきました。

 

未だに
「頑張る」のことを
「無理をする」という意味で、
はき違えられている人が多いです。

 

「頑張らない」ということは、

「怠けている」「世の中を甘く見ている」

というレッテルを貼られがちです。

 

身体や精神をぶっ壊してでも、
理不尽に耐えることを美徳とした
昭和のドラマやコンテンツから
来ているのかもしれません。

 

結果、ガンや精神病を患う
働き盛りの人材を多く輩出して
しまったのかもしれません。

 

騙されて「はき違え」てはなりません。

 

 

 

人の脳波には、
大きく分けてα波、β波
というものがあります。

 

α波(8Hz〜13Hz)の脳は
リラックスした状態に見られます。

 

 

面白いアイデアがひらめいたり
ユニークな発想をするのに
長けている状態ともいます。

 

 

 

 

 

B波(14〜38Hz)の脳は
心配ごとをしたり
パニックになっている時
強い緊張感がある状態に
見られます。

 

 

現代人の不安、恐怖に駆られて
人に振り回されたり、
支配されやすい人ほど
物事を複雑に考えていて、
いっぱいいっぱいになっています。

 

 

 

 

だから考え事をする時は、
なるべくα波の脳で居たほうが、
物事がうまく行くだけでなく、
幸せを感じやすいのです。

 

頑張らない努力をする。
肩の力を抜いた方が
成功しやすい理由になります。

 

 

 

 

 

そして、この話には続きがあります。
シータ波(4Hz〜8Hz)の存在です。

 

 

ぼんやりとした感じですが
α波よりも最も優れた洞察と
インスピレーションに長けていて
記憶と学習に適している状態だと
言われています。

 

 

ここまでくると、
科学者や芸術家、職人レベルの仕事に
なりますよね。

 

杉山自身も、
デザインやモノ作りをしている仕事柄、
良いモノをつくるために、

 

出来ることなら、いつも、
この境地に行きたいと思ってます。

 

 

 

シータ波(4Hz〜8Hz)は、
ヨガの達人や瞑想を習慣にしている人の
脳の状態と言われています。

 

胡散臭い…

 

と思われますが、
宗教でもスピリチュアルでもありません。
科学です。

 

 

科学論文でも「瞑想」の効果が
証明されたり、
テクノロジーの最先端であるグーグルの
社員全員に対して「瞑想の時間」が
取り入れらています。

 

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iphoneやApple社を作った
スティーブ・ジョブス
革新的なアイデアを出すために、

 

東洋思想に目を付けて、
ヨガを習慣にしていました。

 

 

典型的なワーカーホリック(仕事中毒者)で、
頑張り屋、努力家だったからこそ、

 

身心をガチガチにしていても、
成果を出せないと感じ、
「頑張らない」ことの大切さに
気づいていたのかもしれません。

 

 

もっと
本質的なことを言うと、
「頑張らない」ということは、
マーケティングの最先端です。

 

マーケティングとは、

いかに少ない労力とコストで
大きな収益を上げるか?

を考えるものです。

 

 

 

 

このマーケティングで成功した例
イタリアのファッションブランドです。

 

ブランドに詳しくなくとも
グッチ、ドルガバ、ヴェルサーチなど、
名前を聞いたことがあると思います。

 

 

ブランドが出している商品は、
もちろん、
それなりの質と技術が施されてる
のかもしれません。

 

ただ、それ以上に
商品に対して、

「これは高い価値がある。」

というブランディングが上手いのです。

 

 

 

日本の企業では、

「いかに良いものを安く、早く、大量に」

というのが得意なのに対し、

 

 

イタリアの職人たちは、

「いかに価値を高められるか?」

という見せ方に強いです。

 

もちろん、
典型的な日本人の価値観だと、
「ボッタくり」「詐欺」と
捉える人も居そうですが、

 

イタリアのファッションブランドは、
「誰ふりかまわず」お客さんを集めて
いないので、クレームをつけられること無く、

 

喜んで商品を購入するお客さんしか
来れないように住み分けも
施されているので成り立っている訳です。

 

 

ちなみに、
イタリア人=働かない、怠け者
などというイメージを持たれてる方が
多いとは思います。

 

 

かつて1万年前にローマ帝国を築いたり、
ダヴィンチ、ミケランジェロ、ピカソなど
数多くの偉人を輩出しているのを
忘れてはいけません。

 

イタリアの帰国子女いわく、
日本人よりもはるか昔に
帝国や文明を築き、

 

現在は、さらに先の未来、
別の視点で物事を考え、
生きているのだそうです。

 

 

 

 

「頑張る」ことが
本来「誠実である」ことで
良いことのはずなのに、

 

脅迫観念に脅されて

「頑張らさせられている」

という人が多いように感じます。

 

 

頭に血が昇った状態では
物事が上手くいきません。

 

だから、いっそのこと
頑張らない努力」をする。
ということが
頭を柔らかくし、
結果的に物事が上手くいくのです。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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