ドリームキラーの撃退方法を「これでもか」と解説
2018/7/3投稿。2020/8/18更新
全員がホリエモンみたいに、否定されたら「うるせー!バーカ!」と
言い返し、周り全員を敵にしてでも、自分を保っていられるくらい
強いメンタルを持っているならば、この記事は不要かと思います。
しかし、これを読んでいるという方は、何か決断したのに関わらず、
居心地の悪い体験をし、疑問が浮かび、居てもたってもいられないから、
この記事にたどり着いたのだと思います。
「私は将来〇○になって〇○するぞー!」
「〇○さんにアタックするぞー!」
「新しいチャレンジをするぞー!起業するぞー!」
と言った瞬間、周りから白い目で見られたり
親しい身内や友人から
「やめておきなよ」
「おまえには無理だよ」
夢を語る人に対して必ず水をかけてきます。
「怪しい。何かの宗教をやっているのか?」
「MLMやネットワークセミナーを、やっているんではないか?」
などと、あからさまに距離を置かれたり
バカにしてきたりします。
自分の決断を全力で止めてきたり、
バカにしてくる人たちをドリームキラーと言います。
この必ずと言って良いほど
周りからの冷めた目をするのは
一体なんだろう?
そんな疑問と、
いざそんな体験に陥った時の対処方法を
心理学の分野でご説明していきます。
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なぜ人は夢を語りたくなるのか
求めていない人に、不安のあまり、
相手にとって興味の無い夢を語った自分にも、
否定される原因を作ってしまった。
人が新しい可能性を感じ
チャレンジをする決心をすると
必ず不安が襲いかかります
「自分の決断は正しかったのだと」
「認めてほしい」
「背中を押してほしい」
という心理が働きます。
だから
周りの人に自分が目指した目標、夢を
語りたくなります。
今まで居心地の良かったコミュニティや、
今まで親しい友人など、面倒見がよかった人に、
背中を押して欲しいとまでは言わず
ただ意見を聞こうとしただけなのに全否定されてしまった
信頼を寄せていた人であればあるほど
思っていた返答とは違い傷ついてしまった
そんな経験をする(した)かと思います。
ドリームキラーの潜在意識「ドリームキラーは夢を聞きたくない」件
今まで同族、同じレベルか下の
存在だと思っていた人が
自分よりどこか遠い存在自分よりも上のレベルに
行ってしまうのではないか?!
「もし本当に成功などしてしまったら…」
「夢を志している人と比べて私は
何も変われない駄目なやつではないか?」
夢を語られた相手は
自分のセルフイメージ(自己重要感)が
下げられてしまうような状態なのです。
だから夢を語られた相手は、
「自分は遅れを取っているのではないか?」
などと無意識に不安や焦りに陥り
全力で貴方の夢を阻止しようとしてくるのです。
「貴方が夢を決断する前のレベルに戻って欲しい」
「自分と同じレベルそれ以下の存在であって欲しい」
と思って足を引っ張ってくるのです。
もっと言うと、
「私は、やりたいことを我慢して踏ん切りをつけたのに、
なんでお前だけ好きなことをしてズルい!」
「あの時、夢を諦めて折り合いをつけた、自分がバカじゃないか」
お前が目指している夢は、私にとっては過去のものなんだ!
鬱になる!あっち行ってくれ。お願いだ!やめてくれ!
という心理なのです。
ここまで聞くと、
自分が先にドリームキラー(親しかった友人、家族、パートナー)を否定し、
存在価値すらも傷つけていた。
ということに気づくと思います。
もちろん、
自分が相手よりも優れているなどと、
マウントを取るつもりは無いし
という意気込みだったのに。。。
まさか、自分の夢を語れば語るほど、
今まで同じ環境に居た人を傷つけてしまう。
それくらいなら、
言わない方が良い。ということになります。
ドリームキラーと検索して、トップに出てくるような記事ほど、
としか書かれていなかったので、いまいち腑に落ちない人の方が多かったかと思います。
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ドリームキラーの対処法「周りに罪は無い」件
外側の人間がどうであるかよりも、
自分の内面をどうするか?になります。
具体的に箇条書きにすると以下の通り。
- 居心地が悪いのなら、あえて孤独を選ぶ。
- 認知科学において、「ドリームキラー」の存在を意識する時点で、目の前のことにフォーカス出来ていないことが、ほとんど。
- 決断する前の古い自分自身が邪魔をしている。
具体的に深堀りします。
居心地が悪いのなら、あえて孤独を選ぶ
おそらく、Naverまとめサイトにあるような、
ありきたりな対処法ではありますが、
同じ目標、同じような夢を既に達成した人にしか
同じ気持ち、今感じている孤独な体験を知りません。
アドバイスをしたがりな人ほど、
その人達は目指そうとする夢を叶えたことがありません。
体験したことがないので
彼らのアドバイスは全くと言っていいほど参考になりません。
「孤独を感じても孤独を感じた時こそ
自分が変わりつつある証拠
と言える人が周りに何人いますでしょうか?
杉山自身も会社を辞めて起業する際は
とても周りから、上司、友人、誰一人からも
一切応援されることはありませんでした。
むしろ、いつか、どこかで
もし、失敗した際は
という気持ちを周りから
ヒシヒシと伝わって耐え忍んだ
経験をしました。
なにか新しいことを始めた時、
孤独は当たり前です。
孤独、不安こそが変わりつつある証拠
だと言い聞かせて乗りきることが出来ました。
心理学を用いて、もっと詳しく解説したことは
以下の記事でも紹介しております。
認知科学において、「ドリームキラー」の存在を意識する時点で、目の前のことにフォーカス出来ていない
本来、 やるべきことが目の前にあるのに、
過去の人間関係を思い出しては、何か負の感情が沸いてしまう。
この問題は、認知科学の知識が役に立つと思います。
物事は意識を向けた方向に対し、
大きく膨張する傾向がああります。
本来、1のことでしかなかったことが
人によっては10あるような感覚です。
人よりも心配事が多い人ほど、
起きて欲しくない現実ばかり妄想しては
恐怖、不安を自分で増長している感覚です。
例えば、
車を運転していて、前の車とは、きちんと車間距離を
空けていたのに、急に、前の車から目が血走ったオッサンが出てきて、
「煽ったダロウ!コノヤロウ!」などと因縁をふっかけてくる。
そんな動画を見たことがあると思います。
「いやいや。煽ってませんし、貴方に興味はありませんよ。
早く車に戻ってください。」
などと、優しく諭しても、相手は「ウルセェ!」の一点張り。
他の記事で詳しく解説していることですが、
この症状を「プチ統合失調症」と呼んでいます。
認知科学の観点から言えば、
ほんのさりげない出来事が、本人の脳内では大きく増長し、
「自分が攻撃されている!」と錯覚してしまう状態なのです。
これをドリームキラーの対処法に置き換えると、
「誰も、アナタに興味が無い。」
「嫌味を言っている訳でも、邪魔をしている訳でも無い。」
「煽り運転を受けたように錯覚し、
被害者意識を持っているオッサンのように、
自分の脳が勝手に増長して、物事を大きくしている。
これを知識として知っただけでも、
どこか胸の内がスッとしたのでは無いでしょうか?
※脳科学の分野からも、詳しく知りたい方は、以下の記事にお進みください。
Lineの既読スルーの心理
さらに余談の余談ではありますが、
Line既読をスルーされたり、時にはブロックされたら、
「相手に何か失礼なことをしてしまったのか?」
「私は、また変なことをしてしまったのか?」
などなど、答えの無い疑問に深ぼってしまい、悩んでしまう。
そんな人にも認知科学でいうところの、問題を大きく捉えてしまう。
ということが当てはまります。
大勢居る村の人間に1人でも嫌われたら、生きていけない。
などと洗脳されている依存体質の日本人に多い問題かと思います。
いざLineスルーした相手に会ってみたら
「あぁ。立て込んでて返事するの忘れてた。わりぃわりぃ。」
「疲れていて、気分が乗らず、何もかもが、めんどくさくて返事する気すら無かった」
などということが、ほとんどだったと思います。
例え、二度と連絡が取れないようにブロックされたとしても、
原因が自分にあるのでは無かったりします。
「誰とも連絡を取りたくない。」
「過去の一切をリセットしたい」
相手が別の問題で悩んでいるケースが多いです。
それでも尚、
ネガティブな過去が脳に粘着物質がはりついたように離れない。
そんな人ほど、
頭の中の散らばった思考をクリアにする瞑想。という習慣がすすめられています。
瞑想の本質は、自分の身体に意識を向けることです。
その詳しい解説方法は、以下に記事まとめました。
ドリームキラー撃退「正体は自分自身だった
ここまでお読みになってくれた人で、勘の良い方は、
そろそろお気づきかと思います。
「ドリームキラー」が自分の邪魔をしているのでは無く、
実は上手くいっていない自分の不甲斐なさで
苦しい思いをしたく無いために、何かのせいにしたい。
何か、原因や、それっぽい理屈を創り出し、
自分を肯定し続けたい。
そこで、「ドリームキラー」という概念が生まれた。
すべての人が当てはまるとは思いませんが、
そんな人も居ます。
これには「精神的自立」という、
時間と場数を踏んで達成しないと解決しません。
今から説明することは、
どこか自己啓発書にあるような臭い表現ではありますが、
以下、シェアします。
悩み、不安を感じる時は?
目標、夢を決意した時は
成功する確率がある時、悩みが生まれます。
「100mを8秒台で走る」
「喧嘩でマイク・タイソンに勝ちたい!」
「100万人の兵を束ねる大将軍になりたい!」
「いきなり100億円の借金をしてみる!」
などと、絶対に達成することのできない
目標、夢ならば悩むことはありません。
「叶いそうかな?無理そうで、辞めておいた方が良いかな?」
というギリギリのことで、人は悩みます。
つまり、「悩み、不安」が出る原因は
今まで居心地の良い環境から
抜けてしまうと新しい環境には
猛獣が居たり、もっと暗い未来が
待っているかもしれない…
動物に元々備わっている本能(爬虫類脳)が
身を守ろうとする本能が湧き出ます。
もちろん、
未来や先のことなど誰にも予測することは出来ません。
この日本において一歩踏み出せば確実に
死ぬことはありえません。
もし踏み出していながら不安に苦しみ
悩み続けるというなら
未だ古い自分の価値観を捨て去っていない
からです。
杉山の体験で起業に例えるならば
「いざとなったら会社に戻ろう」
「誰かに助けてもらおうとか」
リスク分散のつもりで逃げ道を
常に考えているから悩み続けるのです。
今まで安心しきっていた環境居心地の良い空間の思い出。。。
今まで付き合っていた関係や
人脈に頼るなど甘い考えを捨て去らない限り悩みは付きまといます。
この部分の項目はフリーランス(企業)1年目に書いたものですが、
現在、4年目になっても、考えは変わりませんでした。
4年前にあった人間関係、コミュニティはすべて無くなってしまいましたが、
(※自分から切った訳では無いが、自然と消滅というカタチになった)
代わりに4年前には想像もしなかった人間関係、コミュニティが新しく生まれ、
楽しく暮らしております。
今回も、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。