緊張をなくす方法は、禁止の排除と身体の管理です。
緊張して本来の結果が出ない。全てが空回り。
なんとも言えない動悸が起こり、コンディションが悪くなってしまう。
普段のなにげ無い緊張から、人前に出る前の緊張など、
と思い、この記事に辿り着いた方も多いと思います。
本題に入る前に、大前提を話ししておくと、
緊張には良い緊張と、悪い緊張があります。
良い緊張とは?
良い緊張には自分にパワーをもたらしてくれる。ワクワクと情熱に近いものです。
例えるならば、
- 明日のイベントや遠足が楽しみで夜も眠れない
- 好きな人や、すごい人と居る時の、なんとも言えない情動
- 「楽しくて新しい挑戦をしている時」「絶対に勝つる」と確信した時の尋常じゃない集中力。
※何かスポーツを長くやっている人なら、そんな瞬間を何度も経験していると思うので
一番わかりやすい感覚だと思います。
悪い緊張とは?
悪い緊張とは、やる気やエネルギー、集中力すらガンガン削られている感覚。
ポケモンやドラクエで例えるならば毒を食らって体力がガンガンすり減る感覚。です。
・「嫌だなぁ。やりたく無いなぁ。行きたく無いなぁ。
でも、やらなきゃ・・・あぁ。シンドイ」
取り組もうとするだけで、もはやウェッと吐き気がしてしまい、謎の動機と緊張感が湧き出るタイプ。
社会不安症候群やパニック障害に近い感覚かもしれません。
・「〇〇しちゃダメだ。〇〇をしないようにしなきゃ!」などと
常に減点思考で失敗を極度に恐れているパターン。
その嫌な緊張を克服しようと、鏡に向かって
「俺はできるできるできるできるできる!ウワァアアアア!!!」みたいに、
盛大に自分を鼓舞してアドレナリンとドーパミンをドクドク出しておきながら、盛大に空回り。
人間関係で大事故を起こし、トラウマになるケースです。
「緊張」には、良い緊張と悪い緊張が存在する。
これを知っておくだけで、緊張そのものが悪い訳では無さそうだ。
ということが理解できると思います。
良い緊張には、自分にパワーと情熱を与えます。
多くの人が「悪い緊張」の対処法に困っているのだと思います。
ここでは、このネガティブな「悪い緊張」に対して、
どうアプローチしていくかを考えていきます。
なお、
という方は、コンディションを整えることよりも、
ざっくりテクニック的な答えを求めていると思いますので、
以下の記事が参考になると思います。
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緊張の原因は、自分に課した「してはならない」から来ている。
悪い緊張を防ぐコンディションの整え方は、以下のとおりです。
- 「失敗したらダメだ。」と言う思考を、脳内の49%以下にしていく。
- 自分に身体、コンディションに敏感になる。
順に解説していきます。
「〇〇したらダメだ!」という思考の排除
という禁止の意識は、最も人の意識と集中を奪います。
「これを失敗したら、死ぬ。。。」などという、
極限にまで気持ちを追い詰められて、緊張しない人など居ません。
けれども、お医者さんやパイロット、レスキュー隊、現場の職人など、
ほんの一瞬の失敗が人命を左右する仕事に携わる人が、
常にガタガタ恐怖に震えて緊張している訳じゃありませんよね。
冒頭で説明したように「悪い緊張」よりも「良い緊張」の方が
勝っている状態です。
人は、怒りながら喜ぶことが出来ないように、
2つの感情を同時に捉えることが出来ません。
同じように、ポジティブなことを感じながら
ネガティブなことを感じることが出来ません。
などと、いちいち頭の中をネガティブで埋め尽くしてしまう人ほど、
減点思考が強いのです。
本来、目の前のことに意識を持っていかなければならないのに、
ネガティブな思考を処理することに意識を奪われがちになるのです。
よく「ネガティブ思考」になってしまった人が、
本来できることまで出来なくなってしまった。
恐ろしく不器用になり、周りの情報を適切に処理できなくなる。
という症状は、意識がネガティブな情報を処理することに奪われていることが原因と考えられています。
もちろん、ネガティブ思考は「問題と向き合う」という意識でもあるので、
すべて悪いと言っている訳ではありません。
自分の能力を落とすことにネガティブ思考の力を使うのでは無く、
適切に使うことが大事なのです。
しかし、頭では理解していても、人は無意識にネガティブになり、
気づかぬうちに「悪い緊張」に入っていることが多いです。
次に説明する自分のコンディションに敏感になることが重要になってきます。
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緊張を克服するには、身体に敏感になる。
以下、紹介する「誘導瞑想」は、
スピリチュアル的で抵抗がある人も居るかもしれません。
これを書いている杉山自身も「胡散臭ぇな。おい」と思ってました。
本質は「自分の意識と肉体のコンディションを自分で管理できるようになる」
ということを知ってから、すんなり行うことが出来ました。
もちろん、人によって相性があり「合う・合わない」があると思いますので、
自己責任で行ってください。
10分程度で出来る「誘導瞑想」
30分ゆったりと行う「誘導瞑想」
個人的な感想になりますが、実践が終わる頃には、
昼寝をして覚めた時のような脳がクリアになる感じです。
自分の気持ちの浮き沈みの状態を自覚できるということは、
どこで手を抜くか?どこに力を集中させられるか?考えられ、
容量が良くなることだと思ってます。
瞑想を習慣にすることは、
いちいちメンタルの浮き沈みに振り回されないと言うことです。
緊張しないメンタル管理術
プロやきう選手のイチローは、
食事に徹底したルーティーンを取り入れていました。
- 朝昼兼用のブランチにいつもカレー。
- シーズンオフ中は週6で、神戸の同じ焼肉屋さんに通い、同じ種類の肉を自分で焼いて食べていた。
毎日、同じものを食べていると、
「あれ?今日はなんかいつもの感覚と違うぞ」と、
味覚や食欲から身体の微細な変化に気付くことが出来る。
というものです。
自分の肉体次第で成績が変わってしまうので、
アスリートにとって重要なことかもしれません。
全ての人が、イチローと同じことはしなくても、
自分の肉体に敏感になることの重要性に気づいてもらえると思います。
緊張と不安は、肉体の変化に気を使う。
どんなに凄い人でも、病気になったり、肉体そのものが損傷すれば、
本来の力を発揮することが出来ません。
旧日本軍のように「気合い、根性!キツくても頑張る」と言う考えは、
常に行き当たりばったりであると言うことです。
病気になって戦闘不能になることが多くて当たり前です。
- コンディションに敏感になり、改善することが大事。
- 淡々とすることが大事
悪い緊張を緩和していく方法のまとめになります。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。