人前だと震える原因は、観察する力で解消していく。

緊張しない方法

 

人前だと震えてしまう。

 

どんなに心理学やコミュトレをしても、
人を前にすると頭が真っ白になってしまい、上手く喋ることができない。

 

その根本原因とは意識の向け方」にあると考えられています。

 

上手く喋ろうとすればするほど空回りするのは、
意識が「自分の悪いところ見せたくない」という思考に
奪われているからです。

 

本気で困っている人にとってはムッとされるようですが自意識過剰」すぎるんです。

 

人前で震えてしまう

例えるならば「小さな子供」が大したことをしていないのに、
ヒステリックに怒鳴り散らしている「だいの大人」が居たとします。

 

それを見ていた貴方は「大人」に対して、
「それは言い過ぎだよ。もっと優しい言い方をしたら?」
などと気遣うつもりで指摘したとします。

 

しかし、その「大人」は、聞く耳を持ち、
悔い改めて「小さな子供」に対して謝ったり、フォローするどころか、

「自分は、すぐに怒ってしまうダメな人間なんだ。」

 

「自分は攻撃された。」

などと自分のことばかりに意識が向き
指摘された内容や「小さな子供」に対して意識が向けられることは無いのです。

 

例え話が下手で申し訳ありませんが、「人前だと震えてしまう人」も同じく
「自分がどう思われているか?」に意識が偏りすぎているのです。

 

「人前だと震えてしまう」解決方法は、意識のコントロールにあります。
「相手を観察する」ことを優先に意識を持っていく。ということです。

 

もちろん、「そんなんで解決できたら苦労しないよ!」
と思う方が大半だと思いますので、丁寧に深掘りして行きます。

 

 

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コミュニケーションに関連する本を読んだり、イメージトレーニングをしても、
いざ実践で人に接すると頭が真っ白になってアップアップになってしまう例が以下の通り。

 

 

 



頭の中では、以下のようなことばかり考えていませんでしょうか?

(ええと、何をしたらいいんだっけ?)

 

(あぁ…自分の姿勢が変なのかな?…)(直さなきゃ…)

 

(あれ?言葉が出てこないぞ・・・。)

 

(ああっ!緊張して言葉がすぐに出てこない!どうしよう?どうしよう?ああああっ!)

 

必死に頑張る人に限って空回りしてしまう。ありがちなパターンですよね。
※過去の私、杉山です。。。orz

 

「もっとこうしなきゃ!」という意識が強すぎて、
相手(聞き手)に向けるべき意識が奪われてしまう。

 

相手への気遣いや雰囲気づくりなどガン無視して
自分のことばかりに意識が向いてしまっている状態です。

 

本来、過去に出来ていたことさえも出来なくなってしまっているのが原因です。

 

逆の立場になってみて考えてみてください。

自分が気軽に話をしたいことがあるのに、
相手が「カッコイイところを見せたい!褒めてもらいたい」という気持ちで、
興味の無い武勇伝や自慢話を永遠と聞かされる上司や学年主任の先生に対して、
もっとお近づきになりたいと思うでしょうか?

 

商品やサービスに例えたら、もっとわかりやすいと思います。

 

自分が金を払ってるのに、自分がストレスを感じたり、
気を使わなければいけない商品・サービスをまた利用したいと思いませんよね。

 

上手く喋ろうとすればするほど、意識が奪われて、
余計に上手く喋れなくなる。泥沼に陥るパターンなのです。

 

 

人前だと震えてしまうのは自意識過剰だからです

 

自分の悪い部分を隠そうとして

人前に出る=「〇〇してはいけない!」

 

人前に出る=「○○をしなければならない!」

と言う暗示がかかってしまっているのです。

 

どんなに上手く喋れる方法や緊張しな方法を勉強して、
そのまま実行しようとすると、自分で自分の首を絞めるように
意識が奪われてしまうのです。

 

 

なので、人前でも緊張せずにフラットな状態で居られるには、
「相手を観察する」と言う意識に少しずつ努力してみてください。

 

例えば、大勢の聴衆に見られたり、スピーチをする人でも、
コンビニに行く感覚で、緊張しない人。が居ます。

 

そんな人ほど、
相手が法王様だろうが、1000年に1度の絶世の美女だろうが、
どんな人に会っても、全く態度をかえることはありません。

 

そんな肝が座ったような人の心理とは、
どんな状況にも、子供に接する気持ちで対応する
態度で居る。ということです。

 

やはり意味がわからん。
と思われますので、詳しく解説していきます。

 

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人前の不安を防ぐ対策はメタ認知

相手を子どもだと思うことが、緊張をやわらげる

 

例えば、1歳くらいの幼児に対して

「ええと…何を話したらよいのだろう…。緊張するな・・・。」

などと考えずに子どもの動きを観察し
モノにぶつかってケガをしないように気遣いができると思います。

 

相手が気になっている異性や偉い立場にいる人の場合だと

「相手の方が自分より強い。えらい。有利だ。」

と思うから身構えてしまうのです。

 

自意識過剰で震えてしまう人ほど、
自分の中の価値観、物差しを相手に照らし合わせて、

 

自分と相手では、どちらが精神的に優位かどうか
を考えているのです。

 

相手に対してバイアスをかければ震えて当たり前

 

自分より相手の方が上だと思えば、

「自分は、何て思われているだろうか?」

などと自分のことに意識と集中が向いてしまいます。

 

相手のことに意識を向ける余裕が無くなり
本来の力が出せないのです。

 

小さな子供や、自分のカーチャンに対して
「相手は私より格上だ!私の方が強いんだぞ!」
などと考える大人なんて、居ないと思います。

 

 

ちなみに、この思考法は
ひろゆき氏の以下の著書からヒントを得ました。

 

自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術

 

要約すると

「相手を犬だと思え。相手から嫌な思いをしても、犬に噛まれたと思ってるから、気にしない。」

 

「噛んできた犬に対して、いちいち腹を立てたり、恨んでいる方がおかしい」

 

「だから、相手の地雷を踏んで怒らせてしまっても、凹むことは無い。」

さすがに「人を犬だと思え!」という考え方は、やりすぎな感じがしますが、
言わんとしていることは理解できると思います。

 

もちろん、相手が大人でも、子どもでも、コミュニケーションの本質は同じです。

 

コミュニケーションの本質は、相手と自分の重なり合うところのマネジメントである
なので、
声が震えているかどうか?は、全く問題無いのです。

 

「人前で話す」という本質を知ることが出来れば、
高度な会話術で頭の中を一杯にする必要は無いのです。

 

 

人前に出ても、相手(聞きて、聴衆)に対して以下のようなことを考えられれば、
気づいたら震えは無くなっているかもしれません。

「何が出来るか?」

 

「自分は相手には興味ないけど、相手には気分が良くなってもらおう」

 

「この人と何を共感することが出来るか?」

余裕が無ければ、これらの思考は生まれません。

 

もし、誰かから自分の話し方について指摘されたとしても、
それを直そうとすることで意識を奪われてしまうので、
直そうとしなくても良いのです。

 

けれど、自分の話し方をより良くしていきたいという方は、
以下の訓練方法をお勧めします。

 

・自分の声の録音し、改善していく。

 

詳細は以下の書籍を参考に。
緊張して話せるのは才能である

 

筆者の経験をもとに緻密なテクニックを記載しているので、
お勧めです。

 

 

・上手く喋れなければコピーライティング(文章力)を身につける。

 

話し方なのに、文章?と疑問に思われますが、
自分の思考を文章に落とし込む習慣を身につける
思考が整理・統合されて、スルスル言葉に出るものです。(杉山の体験談)

 

コピーライティング(文章力)は、
パブリックスピーキング(話す力)を押し上げてくれます。

 

今回もここまでお読みくださりありがとうございました。

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