集団の会話の中にいると
「知らない内容で話が続いている時」
「いっこうに話題の中に入れないとき」
「興味の無い話をされたとき」
そんな場面が必ずあると思います。
その場が盛り上がっているほど
自分から話をすることが出来ず
黙って笑っているフリしかできない。
孤立感を感じることもありますよね。
例えば
周りの皆はゲーム「モンスターハンター」
の話題になったとします。
自分はそのゲームをプレイしたことがないので
当然、言っていることがわかりません。
「クエストのラージャン2頭同時を狩るには
この武器を使うと良い」
「このアイテムを課金すると良い」
などと話題が出ていたら
自分にはさっぱりわかりません。
周りの笑いに合わせて
自分もつられて
内容がさっぱりわからないけど
とりあえず笑っておく。
「早く、この話題終わらないかな…」
と心の中で思っているので
この場に、なんで俺いるのかな?と
苦痛な時間になるでしょう。
完全に自分の喋るタイミングは皆無。
…
…
「なんとしてでも自分も話題に入るぞ!」
意気込んで、知らないのに無理やり
その話題に首を突っ込んでしまうと
せっかく盛り上がっている話題の
空気ををぶち壊してしまう。
周りから
「うっとおしいな!邪魔だよ!」と
思われ好感度を下げてしまった
経験があるのではないでしょうか?
このような例はコミュ障に限らず
多々あると思います。
集団の会話の中で
自分が興味の無い話題でも
楽しく話に混ざれるテクニック
をお伝えいたします。
「感情」に対して話をする
話題の「内容」に対して
話に混ざろうとするのでは無く
話題の中で感じる
「感情」に対して話をするのです。
わかりにくい言い方なので
先ほどの自分が全く知らない
ゲームで盛り上がっている話題に例えます。
ゲームをしている人は
ゲームの専門的な知識よりも
・アイテムに課金をするときの迷い、葛藤
・ゲームを何回も挑戦するのに
何度も辛い思いをしたという苦難、心情
・最難関のステージをクリアし、ボスを倒した!
やったぁ!という達成感、喜び
という「感情」を日々感じています。
相手の感情に対して
「課金をする時の気持ちはどれくらいの辛さなのだろう?」
「長い時間ゲームを頑張れるのは、なぜだろう?」
「やっとの思いでクリアする達成感はどんなだろう?」
ゲームで得られる「感情」に対して
疑問を投げかけてみたり
共感してあげれば良いのです。
どんなにゲームの専門的な知識や
内容を知らなくても
「嬉しい」「辛い」「悲しい」
「ムカついた」「スッキリした」
という
「感情」はお互いに共有することができる
のです。
「共感」が話題を面白くする
もう一つ例を挙げてご説明します。
相手が「ビリヤード」の話題で
ウキウキで声高らかに
話している人がいたとします。
自分はビリヤードを振れたこともないし
興味すらない場合に
どうしたら、話題に混ざれるのだろうか?
そんな時も
「ビリヤード」そのものでなく
「ビリヤード」で得られる
感情に対して話をすれば良いのです。
・「上手く行かなくてええぃ!クソっ!」
となった悔しさ
・ショットが綺麗に決まった時の爽快感、気持ち良さ
・玉を狙う時の集中力、緊張感はどれほどのものなのか?
ビリヤードをプレイしているときは
さまざまな感情が沸き起こります。
杉山(^q^)
「へぇ〜。ビリヤードお好きなんですね。
私はやったことないのですけど、
最初1発目のショットだけは楽しそうですね。」
ビリヤード好き(^^)
「そうだんだよ。
上手くブレイクショットが決まったときは
とても気持ちいいんだよ!」
杉山(^q^)
「ストレス解消に良さそうですねー。」
ビリヤード好き(^^)
「1つ1つボールを狙った場所に狙って
打ってうまく決まった時の爽快感は
何物にも代えられないねー」
自分が興味のない
相手の「趣味」について当てはめるなら、
「趣味」そのものではなく
「趣味」で得られる感情について
話をすれば良いのです。
「感情」の共有は
1対1の会話、集団の会話でも
応用が利きます。
「人の話を聞く」は「共有」する
人は事実をありのままに伝えたいのではなく
沸き起こった感情を伝えたい
ことのほうが多いのです。
どんな論理的に言葉を並べていたとしても
本質は1人でも多くの人と「感情」を共有したい
のです。
よくコミュニケーション上達の方法は
「人の話をよく聞きましょう」
「話を聞く側に回りましょう」
と他の書籍やブログで書かれていますが
それだけでは上手くいきません。
相手の話を聞き
相手の感情を理解する
が本質です。
「この人は、私のことをわかってくれている」
ということが
信頼や好意につながるのです。