なぜ自慢話をする人は嫌われるのか?

 

自慢話をすると
煙たがられたり、ウザがられたりする。

 

 

だから、自分がどんなに
すごい偉業を成し遂げたとしても
自分からは話してはいけません。

 

などと心掛けているかもしれません。

 

 

ただ…

 

自慢話をすると、
なぜ相手の居心地が悪くなるのか

 

この理由をお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

誰もが
自分の過去に成し遂げた偉業、
知っている知識、経験、アドバイスを
話したいという欲求があります。

 

 

これらは

 

「自分はすごい人間なのだ」

 

「この社会で、価値のある人材なのだ」

 

「私は強く誰かに必要とされていたい」

 

という

 

「自分のことを理解して欲しいがための
行動なのです。

 

自己承認欲求とも言います。

 

 

 

 

 

常に誰かに対して、
重箱の隅をつつくように指摘したがる
先生やカルト教団の信者など、
典型的な例ですね。

 

 

「人を育てる」「間違いを犯させはしない」
という目的よりも

 

自分が価値ある人間だと思われたい

 

という自己承認欲求を叶えたいための
行動なのです。

 

 

 

 

 

本人は、「口では相手のためを思って・・・」
と言いつつも、

 

無意識に自分の欲求を叶えるために
しているのです。

 

 

 

 

 

 

 

例えば、自分が相手に

 

 

「何か手伝うことはありませんか?」

 

「お役に立てることはありませんか?」

 

「これを貴方にプレゼントします」


 

と言い、

 

 

 

「君に出来ることはないよ!」

 

「結構です!」

 

「いらねぇ!」


 

 

と相手から拒否されて、
何か感情が湧くとしたら

 

 

それは間違いなく、
相手のためを思ってやったことでは無く、
自分が気持ちよくなりたいがために
したことなのです。

 

 

 

本当に相手に良いと思うものを与えたならば
相手に拒否されたり、蹴り返されても
何の感情も湧くこともありません。

 

 

 

 

 

自慢話もまた、
相手が興味が無いことを
無理やり自分の価値観で
押し付けている行為なのです。

 

自慢話は全て、
相手のためでは無く
自分のためなのですから当然です。

 

 

 

 

 

 

例え、自分が成し遂げた内容が
どんなにすごいか、優れているかは
関係がありません。

 

 

例え

 

「数十億円の大金を稼いだ!」

 

「多くの人命を救った!」

 

「世界を革命した!」

 

 

というハイレベルな内容だとしても
相手には関係がありません。

 

 

 

 

むしろ、

 

自分のすごさをアピールすればするほど
相手は居心地が悪くなります。

 

 

 

 

例えば

 

普段、自分と同じような環境に生まれ
同じように育ち、
今まで自分と同じようなレベルで
見ていた人が

 

 

ある日、当然、
大金持ちで有名人になり
幸せそうに見えたとしたら

 

 

自分のことのように
100%素直に喜ぶことができますでしょうか?

 

 

 

心のどこかで

自分は相手よりも劣っている
自分は相手よりも遅れている
自分は相手よりも駄目な奴なのでは?

 

 

などという気持ちが湧く人の方が多いのでは
ないでしょうか?

 

人は他人のことよりも
自分のことの方が大事だからです。

 

 

 

 

自慢話をすると
自分は(相手よりも)凄いんだ!」
と言っていることと同じで

 

 

相手からしたら、
私は(貴方より)凄くないんだ・・・

 

などと自己承認欲求が
下げられるだけなのです。

 

 

 

これが自慢話をすると
相手にとって居心地が悪くなる
原因の一つです。

 

 

 

本当にすごい人ほど、
謙虚なのは、このことを知っているからです。

 

「自慢をしても相手を
下げてしまうだけだから…」

 

 

 

 

 

自慢話をしたくて
どうしようもない人ほど
自分が精神的に満たされていません

 

 

人はどんなに努力をして、結果を出そうとも

 

 

周りから見られるのは
100のうち、10だけです。
そのくらい人は他人に興味、関心がありません。

 

 

だから人は、
100のことをしたら、10だけでなく
100のことすべてを語りたくなります。

 

 

 

もちろん、誰か他人に評価されることは
「やる気」の原動力になります。

 

 

ただ、先ほども伝えたように
100やったら100を伝えようとすると
相手は煙たがられます。

 

 

 

 

 

 

だから最終的には
自分の評価、価値は自分で決める

 

 

自分の価値は
誰かの評価に左右されるのでも無く
自分で決める。

 

 

自己承認欲求は自分自身で
満たせるようになる。

 

 

 

 

もちろん簡単なことでは無く、
孤独のような感情もつきまといます。
理想のようにも見えます。

 

 

 

しかし、

 

自慢していいほどの結果を出しながらも
謙虚で腰が低い姿は
真に魅力的な姿だと言えます。

 

 

 

 

 

 

誰でも自分のこと、
過去の武勇伝、
成し遂げたことを話したいと言う
欲求があります。

 

 

誰かに共感してもらい、
自分のことをわかって欲しい
少しでも理解してもらいたい

 

 

という感情は
自己承認欲求です

 

誰でも備わっています。

 

自己承認欲求は食欲や性欲よりも
はるかに大きな欲求です。

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、

 

自分から話すことが無いのなら
相手が話をしたいことは何か?

 

 

 

という考えで
相手の胸の内から1つでも引き出して
あげると、
自然と相手から話をしだすようになります。

 

 

 

もちろん、
そこまでの関係でも無いのに

 

 

相手のプライベート、
家族のこと、秘密、悩み、
コンプレックス、コアな思想を
尋ねてしまうと

 

 

相手のトラウマ、
聞いて欲しくなかったことに触れてしまい、

 

 

 

「なんでそんなこと聞くんだ!?」

 

 

 

などと、地雷を踏んでしまうことになります。

 

 

 

 

 

 

 

だから相手に話しかけて良い話は

 

 

政治、宗教、哲学、ビジネス、教育など
相手がNOと言われてしまう可能性のある
コアな内容のものでは無く、

 

天気、季節、道楽、故郷、
旅行、同性に共通する話題、
幼少時代の思い出など

 

 

一見、聞いたり、共感したところで
意味さえ無いような話題から
関係が始まります。

 

 

 

 

そこから、どこまでコアな話が
できる関係になりたいかは、
自分で決めれば良いのです。

 

 

 

 

 

もし、話をしていて
上手くいかないことがあったのなら
会話の内容以外に原因がある可能性が
あります。

 

 

・相手とあまりにもテンションが違った

 

・「子供だから?」「?だから」
といった理由で相手に何かレッテルを
貼られていた

 

・そもそも自分が相手に、興味・関心が無く
相手の話を聞いていない。

 

などといった理由があります。

 

 

 

 

 

 

どんなに会話術や心理学の本のことを
実践しても上手くいかない。
そもそも、会話そのものが楽しく無い

 

という原因はここにあるのです。

 

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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