ネガティブな体験をした自分を好きになる方法

 

嫌な出来事があり
「私は、なんてダメな奴なんだ」
そう自分で自分のことを嫌いになってしまう。

 

ネガティブな体験を引きづってしまい
目の前のことに集中することが出来ない。

ネガティブな体験の克服方法
誰もが探し求めていると思います。

 

 

よくありがちな、
ネガティブ体験に対して、

無理やりポジティブになれ!

などと言うことは逆効果です。

 

悲しみ、怒り、落ち込んだ、などの
ネガティブな感情が沸いているのに、
ポジティブな感情を持とうとするのは、
望ましくありません。

 

ネガティブな思考は、
危険から自分を守ろうとしているのに
無視しようとするのは、逆効果だからです。

 

なので、ネガティブな体験との
向き合い方は、

・すべての出来事には、
 「良い、悪い」は無く、
 中立であることを理解する。

 

・ネガティブな体験をした自分に
 質問を投げかける。

ということが適切です。

 

意味を詳しく解説していきます。

 

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大きな話になりますが、
まず前提をお伝えしておきます。

 

我々が生きている、
この宇宙や自然は中立です。

 

正確に「365日24時間」という時を
刻むことが出来るのは
この世の中がすべてプラスとマイナスが
等しく釣り合っているからです。

 

 

当たり前のよう我々人間が
酸素を吸って二酸化炭素を吐いても、
地球から酸素が無くならないのも

 

草花が二酸化炭素を吸って酸素を吐いて
お互いのプラス、マイナスの調和を保っているからです。

 

 

 

 

 

世の中の「良い・悪い」は、
すべて人間が作り出した偏りでしか
ありません。

 

中立であるはずの出来事に、
「良い・悪い」を判断しているのは
自分自身です。

 

ネガティブな体験も、
自分自身の常識、価値観に当てはめて

「これは悪い体験だ」

などとバイアス(偏り)をかけて
判断しているのです。

 

 

 

100のポジティブを得ている人は
必ずどこかで100のネガティブ
感じているということです。

 

ネガティブな体験を10程度であれば、
得られるポジティブな体験も10程度なのです。

 

 

失敗、挫折、不安、悲しみを体験した人ほど、
必ず同じだけ、
成功、進化、希望、喜び
どこかで得ているのです。

 

 

 

冒頭でお伝えしたように、
我々が生きている、この世の中は、
プラスマイナス両方が釣り合うに出来ています。

 

マイナスの方が大きいままだったり、
常に右肩上がりでプラスに行き続けることなんて
ありえないからです。

 

 


例えば、

お金持ち、もしくは有名人の家に
生まれたかった。

そう考える時、
憧れている人物像のプラスの面しか
見れていません。

 

お金持ちや有名人の家に生まれた息子(娘)にしかわからない
世間の目、普通で無いということの隔絶、不自由な面、
いったいどんな悩みを抱えているのか、
知りよしもないですよね。

 

プラスの面だけを見て「羨ましい」と感じるのは、
マイナスの面を見れていないからです。

 

 

 

我々がこうして雨風しのげる家に
当たり前のように住むことが出来、
ネットを使ったり、きれいな水を飲むことが
簡単にできている生活は、

 

いまだネットも社会インフラも未発達な
発展途上国の10億人の人々から見れば、
なんとも夢のような生活に見えると思います。

 

 

発展途上国の人々が我々の生活を
羨ましがるように、

 

物質的に豊かなはずである我々が
お金持ちの家庭を羨ましがっているのと
構図が変わりません

 

 

 

嫌な記憶「フラッシュバック」を消す思考
という記事では、
どうしたら過去のネガティブな体験を
忘れることにフォーカスしています。

 

 

過去のネガティブな体験は、
それを自分が「良い、悪い」と
決めているだけです。

 

過去を引きずりやすい人ほど、

「過去の体験」=「悪いこと」

などと、一方的に決めつけているのです

 

 

 

人の脳は「悪い体験」を忘れないように
する習性があります。

 

「悪い体験」を忘れないことで、
危険を回避したり、避けようとして
生き残ろうとする

 

生物としては至極、当たり前のことです。

 

例えば、

・青色の毒キノコを食べた仲間が死んでしまって
 とても悲しく体験をした。

 

 だから、毒キノコを食べてしまわないように
 青色の毒キノコを覚え続ける。

 

 

 

・ヘビに噛まれて高熱を発症し、
 とても辛い体験をした。

 

 だから、二度とヘビに噛まれないように
 ヘビを避けようとする

 

同じように、
過去の体験を悪い!悪い!
と強く思い込むほど、
深く忘れられない記憶になるのです。

 

ひどくなると、
過去の体験が何度もフラッシュバックしてしまう
ということが起きてくるのです。

 

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いざ嫌な体験をしたら、どうすれば良いのか?

 

・傷つくことを言われた、
・多額の借金を押し付けられた、
・別れを突き付けられた、

などと、
その場で嫌に感じたことを、
すぐにいつもの精神状態に戻すことは
誰にも出来ません。

 

 

 

だから仏教では
日にち薬」を使う
という言葉が存在します。

 

まずは、時間の経過と共に
自分の頭に血が昇った状態を癒し、
フラットな精神状態に戻すことから
始まります。

 

 

次にやることが、

この出来事から学べるものは何か?

プラスの質問を投げかけることです。

 

ここで注意しなければならないのが、
「自分はダメなやつなのではないか?」
などと、
マイナスな質問を投げかけてはいけません

 

 

 

 

 

考え事をする際
人の脳はプラスの質問を投げかけると、
プラスの答えが返ってきます。

 

逆に、マイナスの質問をすると、
マイナスの答えが返ってくるからです。

「自分はダメなやつなのではないか?」

などと、マイナスの質問を投げかけても、

・自分はコミュ障だから…
・自分は、○○が出来ないから…

などと、自分に欠けている部分
探し出してしまうのです。

 

 

 

考え事をしてしまった時に、
自分にプラスの質問を
投げかけることによって、

 

ネガティブな体験から、
ポジティブな学びを自然と得ることが
出来るのです。

 

傷つくことを言われたから、
自分の身を守るために、
心理学や脳科学を知ることが出来た。

 

多額の借金を押し付けられたから、
お金の大切さ、学びを得ることが出来た。

 

別れを突き付けられたから、
よりよい人と出会いへのきっかけが生まれた。

 

マイナス100の出来事には、
必ずプラス100の出来事があるように、

 

ネガティブな体験から得られた
ポジティブな要素を見つけることが出来るのです。

 

 

 

 

誰でもネガティブな体験、記憶
無かったことのように消してしまいたい
と思いがちです。

 

かつての杉山も、

「どうしたら記憶を消せるか?」

ということを研究していましたが、

 

そもそも「ネガティブな記憶」があるから、
勉強し、こうして記事を書ける。
ということに気づきました。

 

 

ネガティブな体験でしか
学べなかったことは何か?

そう問いを立てて気づいていく方が、
「記憶を消す方法」よりも、
自分にとって大きなメリットをもたらして
くれるのです。

 

そんな「ネガティブな体験」をした
自分だから、
知りえないことが出来た時、
そんな自分を好きになる。

 

ということが腑に落ちた瞬間です。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございます。

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