右脳と左脳の違い「病気になりやすい人ほど左脳を使いすぎている」

右脳と左脳の違い「病気になりやすい人ほど左脳を使いすぎている」

 

現代の人々、社会全体が「左脳」に偏っているので、
必然的に身体的、精神的な病気に
なってしまう人が多いです。

 

 

そもそも、左脳とは?右脳とは?
その役割と違いを知らなければ、
今回の話を理解することは出来ませんので、

 

前半は、脳の構造の紹介

 

後半は、左脳に偏ると、なぜ病気になるのか

を説明していきます。

 

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右脳と左脳の違い

 

人の「脳みそ」には右脳左脳があるのを
知っていると思います。

 

右脳と左脳は綺麗に分かれており、
両方が役割を持ってバランスよく働いています。

 

 

右脳の役割とは?

・感覚をつかさどる
・気づいた入り、認知する役割
・インプット
・モノを認識する
・船で言えば、レーダーや魚群探知機のようなもの。

 

右脳を電気図で表すと、
並列回路のような構造をしているそうです。

 

 

左脳の役割とは?

・論理を結びつける
・書き出す、話をする。
・アウトプット
・モノを解釈する
・右脳(レーダーや魚群探知機)で探知したデータが
 クジラなのか?岩なのか?別の船なのか?解析する。

 

左脳を電気図で表すと、
直列回路のような構造をしているそうです。

 

 

 

人がりんごを見る時、
右脳が、赤く丸いも物体に気づき
左脳が、過去の記憶やデータから「これはリンゴだ!」
という判断をすることが出来るのです。

 

 

 

より右脳、左脳の働きを知るために、
実際に脳卒中を患い、
片方の脳が働かなくなってしまった事例を
取り上げてみたいと思います。

 

 

脳卒中とは?

脳の血管に血が溜まり、破裂してしまうこと。

 

 

一命は取り留めても、後遺症を患うことが多い。
これから説明することは、
実際に片方の脳のみで生活を送る人の傾向を
紹介していきます。

 

 

右脳が壊れたら?(左脳のみで生活した場合)

 

 

・モノを認知したり、気づくということ出来ない。
 目では見えているはずなのに、モノを捉えることができません。

 

・右脳の機能が弱い人ほど、
 相手の表情、文脈(コンテキスト)を
 読み取ることが出来ないので、
 気遣いをすることができません。

 

 ロボットみたいな人や、
 アスペルガー気質ということになります。

 

 

左脳が壊れたら?(右脳のみで生活した場合)

 

 

・モノを見ているけど「それが何なのか?」わからない。

 

・人の話している言葉を、
 音として聞こえているけれど意味がわからない。
 ※日本語しか知らない人が、
 初めて英語を聞いている感覚に近いのかもしれません。

 

・話をするけれど「キーワード」が出てこない。
 支離滅裂になってしまう。

 

・自分が見た世界と現実を紐づけることが出来ない
 統合失調症やニルヴァーナと似た症状になります。

 

実際に左脳を失って生活したハーバード大学の博士が、
こと細かく体験を残しているので、以下の記事は
非常に面白いと思います。

 

 

なぜ左脳に偏ると「病気」になりやすいのか?

 

 

右脳は、
感覚的に気づく役割

 

左脳
論理的に判断する役割

と言うことが腑に落ちたと思います。

 

 

左脳に偏っている人ほど、
自分の体の不調や違和感に鈍感だと言うことになります。

 

 

これをやろう!
こうでなくてはならない!

と言うことが強すぎて、
いつも以上に体調が優れなくても、
知らずのうちに身体を酷使してしまいがち
になるからです。

 

 

身心がボロボロでも、
頭の中で論理的に考えたことを、
お構いなしに活動を続けるので、

 

大きな痛みと、重病を抱えてから、
やっと異常に気づくというメカニズムなのです。

 

真面目な人ほど「左脳」優位になる社会システム

 

 

特に、現代社会、学校教育は、

・時間や規則を守る

 

・計画を立て、筋書き通りにやる。

 

・数字や指標で判断する。

 

・論理的に考える。

という左脳的な考えが強く教え込まれています。

 

左脳よりな人であればあるほど、
優秀とさえする風潮もあります。

 

 

もちろん、このシステムのおかけで
社会が便利になり、科学が発展しているのは事実ですが、
偏りすぎは、必ずどこかで調和(バランス)を取ろうとして、
別のことが起こります。

 

 

左脳優位で、右脳が使えなければ、

・人の気遣いができ無くなる

 

・その場の状況に臨機応変に対応できなくなる

 

・身心の異常に気づかなくなる。

ということが頻繁に起こります。

 

 

事実、優秀で真面目そうな人ほど、
右脳が出した感覚を無視するので、

 

人間関係でトラブルを起こしたり、
鬱や精神病を抱えるということが起きがちです。

 

 

浪費しない脳の使い方

 

 

左脳」寄りな人が病気を起こしやすいからと言って、
右脳」寄りな生活のみをすれば良いとい言っている訳ではありません。

 

・食べたい時に、好きなだけ食べる。

 

・自分の欲求を周りのことを御構い無しに
 好きなだけ満たす。

 

・後先考えず、計画も立てずに気の向くままにやる。

 

・やるべきことは、めんどくさい時はやらない
 気が向いた時にやる。

などと「右脳」が出した感覚のまま、
生活すれば、人は必ず堕落します。

 

左脳」が出した論理の力が無ければ、
人は、動物のようになってしまいます。

 

本当は、食べたいのだけれど、
これ以上食べたら、健康を害す。

 

かったるいけれど、
目の前のタスクを、今こなす

 

相手の態度に対して怒りを感じたけれど、
そのままの感情を出したら、人間関係が壊れるから
オブラートに包んで対処する。

などと、
左脳(論理)の力で自分を律する
ということが、良い脳の使い方になります。

 

 

逆に、なんでもかんでも感情を抑えて、
いつも我慢をする。

などと、
せっかく右脳(感覚)がお知らせしてくれるのに、
すべて左脳(論理)で押さえつける人ほど、
病気になってしまうのです。

 

 

感覚(右脳)の役割を理解する

 

現代社会を生きていると、
理論が優れているように感じ
感覚を無視してしまいがちです。

 

 

人間関係や物事に対して、

論理的には、こうだから、コレが絶対に正しい!

と思い、
トラブルや衝突、上手くいかないとことが
あるのであれば、それは、

 

方程式や論理のようなものが存在しても、
人間には当てはまらないからです。

 

 

言われてみれば、
どこかで感覚(右脳)がお知らせ
してくれていたのにも関わらず、
論理(左脳)偏っていたのかもしれません。

 

いっそのこと、言葉や論理では言い合わらせない
右脳(感覚)の部分にも視野を向けてみることを
勧めるべく、今回のお話をいたしました。

 

参考資料:
左脳が病をつくる

 

ここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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