ストレスを感じる人と感じない人の差

 

 

先に結論を申し上げておきますと、

 

ストレスを感じる人と感じない人の差は、
人が受ける不安、悩み、モヤモヤ、不快感
どこまでネガティブに捉えるかどうか
です。

 

 

こんな答えで
「はい。そうですか」
などと解決できたら苦労はしませんよね。

 

きちんと理由をお伝えします。

 

 

 

 

 

もちろん、ストレスと聞いて、
ポジティブなイメージを持つ人の方が
少ないと思います。

 

誰もが、一切のストレスが無い
人間関係、環境を望んでいるでしょう。

 

 

 

ただストレスにも
良いストレスと悪いストレス
あるのです。

 

 

時に、本人の進化、成長のために
与えるストレス。

 

健康面で良い影響を
与えているストレス

 

 

までも悪いものとみなしている人が多いので

 

 

まずは
良いストレスと悪いストレスの
違いについてお伝えしていきます。

 

 

 

 

悪いストレスと良いストレスの違い

 

 

悪いストレスとは
人格を傷つけられるもの
です。

 

 

 

良いストレスとは
人格を傷つけられるもの以外
です。

 

意外に思うかもしれません。

 

 

 

 

メンツを傷つけたり、
侮辱してくるような相手、環境の場合に
受けるストレスは
誰もが納得がいくでしょう。

 

 

 

逆に、

 

将来の不安、お金の悩み、
人間関係の迷い、モヤモヤは
一概に悪いストレスとは
言えないのです。

 

 

 

 

 

将来の不安があるから
本気で自分の人生について向き合うことができ、
時には時間を大切にしようとするのです。

 

 

お金で悩むことがあるから
本気で普段の生活を見直し
時には自立につなげようとするのです。

 

 

人間関係で迷うことがあるから
本気で付き合う人を考えて選び
時には本当に出会って良かった人に
巡り合うことができるのです。

 

 

ありとあらゆる不安、悩み、モヤモヤは、
人を進化、成長させるためのきっかけ
をつくっているのです。

 

不安に感じている時、
モヤモヤしている時は
それを避けようとするのでは無く
むしろ感じていて良いのです。

 

 

 

 

 

筋肉に例えると
わかりやすと思います。

 

 

日々、意識的に歩いたり、
トレーニングしていくのは
筋肉を鍛えたい箇所に対して
積極的に負荷(ストレス)を与え
強化していくのです。

 

 

もし、筋肉に対して負荷(ストレス)は良く無い。
などと考え、

 

一切、筋肉の負荷(ストレス)がかからない
無重力の空間にいたら
筋肉は退化し、人は数週間で歩けなくなります。

 

内臓を動かす筋肉も衰え、血流は滞り
死に至ります。

 

 

 

 

 

 

人の心もまた、
ストレスが一切なければ、
考えたりすることもなくなるので、
人の進化は止まり、

 

筋肉と同じように
使わなければ衰え、退化していきます。

 

 

だからストレス=全て悪いもの

 

とするのでは無く、
時として、積極的にストレスを受けにいく
こともあるのです。

 

 

 

ストレスとの向き合い方

 

 

良いストレスは
それが不安、迷い、悩み、モヤモヤだとしても
それは進化している証拠です。

 

今まで頑なに信じていた価値観、考えが変わり、
新しい環境、人間関係、行動に変わるのです。

 

 

 

 

もし、一切ストレスの無い人がいたとしたら
その人の周りの環境、人間関係、行動は
10年前と比べて一切、変わっていません。

 

 

時代がどんなに移り変わっても
その人は変わることが無いので
時代についていけない。

 

 

いつまでたっても

 

「昔は良かった」

 

などという言葉が出てきてしまうのです。

 

 

 

ストレス解消の本質

 

 

メディアで謳われている
ストレス解消」や「ストレス発散」は

 

悪く言えば、
人がそれぞれ抱えている問題を考えないように
後回しにしている一時しのぎです

 

 

もちろん「後回し」、「一時しのぎ」、「今は休む」
ということは悪いことではありません。

 

ストレス解消をしながら
頭に昇った血を沈めて、心を穏やかにしたほうが
冷静になり、物事が上手くいくことがあるからです。

 

 

 

 

 

ただ、
一度、感じたストレスは解決するまで、
後になって同じ問題が来るのです。

 

 

 

ストレスを得て、進化と解決の糸口を
見つけることが出来きず、
後回しにし続けていたら、

 

 

 

いつまでも将来の不安を抱えている人は
いつまでも不安なのです。

 

何十年もお金の悩みに尽きなければ
何十年もお金に悩むことになるのです。

 

人間関係に迷っていれば、
理解し合うことの無い
迷い続けるだけの関係のままなのです。

 

 

 

 

 

だから、
モヤモヤ、不安、悩んでいる時こそ、
進化している証なのです。

 

落ち込んでいる時、挫折が多い人ほど
他の人よりも何か行動したり、チャレンジを
しているということです。

 

何も行動しなければ
傷つくことも、悩むこともありません。
そして、
何も学ぶことも、進化することもありません。

 

 

 

悪いストレスは徹底的に離れなければならない

 

冒頭でお話ししたように悪いストレスは
自分の人格を傷つけてくる人、環境です

 

そんな人、環境からは徹底的に離れて
悪いストレスを排除しなければなりません。

 

 

 

「だからお前は○○なんだ」
などと

 

人格を下げてくるような相手、環境からは
何も学ぶこともありません。

 

 

 

 

むしろ、そんな悪いストレスを受ければ受けるほど

 

 

「私は駄目な奴なんだ」

 

「何をやっても無駄だ。」

 

「何もやる気も、考えも起らない」

 

 

となってしまい、
むしろネガティブな方向に向かいます。

 

人格を下げられる悪いストレスの場合は、
徹底的に逃げて良いのです。

 

 

 

 

 

 

 

外の世界を知らず、閉鎖的な組織に多いのですが
不祥事で最近ニュースになっていた相撲や
スポーツ協会の指導者が典型的な例ですよね。

 

 

人格を下げてくれる相手が
どんなに実績と名誉、肩書きが優れていたとしても
一切、関係ありません。

 

人の人格を下げるような人に、
誰か他人を進化、成長させることは出来ません。

 

 

 

そんな人のエゴのために
限られた時間を使ってはいけません。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

トップへ戻る