アファメーションの効果がない原因

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「アファメーションしても 全く願うことが現実にならない」

 

「今までアファメーションしても効果はなかった」

 

「アファメーションをしたら、むしろ状況が悪化したゾ!」

そんな考えをよぎったら、
もれなくアファメーションの本質をはき違えていることが9割。

 

アファメーションによって、叶わない現実ばかりに意識が向き、
不安が増したことが1割。
が原因です。

 

アファメーションとは何か?検索して出て来るのが、

・「私はできる」「私はもっと良くなる」等、
ポジティブな言葉で自分自身を幸せへと導く方法のこと。

解釈しだいで、まるで「お願いごとをすると、それが実現する。」かの
ように捉えてしまいがちですが、あまり本質的ではありません。

 

アファメーションの本質は、
自己対話のマネージメント」です。

 

 

アファメーションをしても効果の出ない人の特徴

 

アファメーションの効果が無い人は、
たいてい、不足しているものに目をつけて、

「金がもっと欲しい!」

 

「良い彼氏(彼女」を引き寄せたいっ!」

など、
得たい願望を追い求め続けている自分」を
意図的に作りだしてしまっているのです。

 

願望が叶わない自分を願い、存在しているので、
ある意味、願いが叶っているとも言えます。

 

今回、
脳科学と認知心理学に基づいた解説をもとに、
正しいアファメーションのやり方について伝授していきます。

 

 

アファメーションの目的とは?

 

得たい目標にたどり着くには、誰もが行動が必要になります。
お布団にもぐっていて、辿り着くことは、まずありませんね。

 

その行動する際、自分の中に、「どうせ無理だ。無駄なことかもしれない。叶わなかったら、どうしよう」
などという不安、恐怖があれば、誰もが行動が鈍くなり、やる気は失せて当たり前です。

 

よく家庭教師をしている知人の例え話を例にあげると。。。。

 

Comparison

「私はできる。(できない方が私らしくない)」
「もっと良くなる。(良くならない方がおかしい)」

そう心の中で思っているA君

 

「私は、どうせ駄目だろう(できたら奇跡だ。珍しい)」
「もっと悪くなるかもしれない(良くなったら、たまたまその時だけだろう)」

そう心の中で思っているB君

 

ネガティブな感情を抑えて、疑いの気持ちで取り組むB君は、
脳に大量の疲労を抱えているため、脳科学的にも成功しにくい体質になります。

 

 

A君とB君、同じ作業をしていても、
「自分で自分のことを、どう思っているか?」心の在り方次第で、
大きく変わってくるのです。

 

※余談でありますが、この心の在り方のことを
自己重要感、セルフイメージ、マインドセット、波動、などなど、
各業界(自己啓発、脳科学、心理学、コーチング、スピリチュアル)で呼び方
が置き換えられることがありますが、言葉が違うだけで伝えたいことは一緒です。

 

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アファメーションは楽観思考論者の考えでは無い。

 

思考(顕在意識)では、
どんなに「私はできる!できる!」と、
ビックマウス(楽観者)を演じていても、

 

無意識(潜在意識)で、
「ムリかも。出来ないかも」という状態であれば、
理想の現実を引き寄せることは出来ません。

 

この理由をわかりやすく説明するために、
認知心理学の視点から説明していきます。

 

人の脳をビジュアル化すると、
以下のような画像の塊を、いつも処理しています。

 

Congnition Science

 

いちいち、思考(顕在意識)で処理していたら疲れてしまい
パンクしてしまうので、
無意識(潜在意識)が、自動的に処理をしてくれています。

 

この状態で、

「猫の画像を探し出してください」

 

「紫色の画像を探し出してください」

などと言われたら、たいていの人は時間がかかると思います。

 

 

しかし、以下のようにしたら、どうでしょう。

 

 

「猫を探し出してください」

 

Cat

 

 

 

「紫色の画像を探し出してください」

 

purple

 

 

 

「は?舐めてんの?」

 

と思うくらい、簡単に見つけることが出来ると思います。

 

 

 

なにが言いたいのかというと、
「アファメーションで無意識(潜在意識)
『既に願望を叶えた当たり前の自』
を認知させる行為」とは、

 

大量の情報の中から、
願望実現に必要な情報のみを
ピックアップする状態です、

 

脳内が無意識に行っているのです。

 

他の情報(画像)は見えているけれど、限りなく優先度が小さい。

 

必要最低限のエネルギーだけで、自分が必要な情報(画像)を、
見つけるために、脳が手助けしてくれる。

 

なので、無意識の「私はできる!(できない方がオカシイ)」という状態は、
そんな自分になるために、それに必要な(現実)を見つけ出そうとします。

 

 

逆に、「どうせ。。。駄目だろう(できたら奇跡だ。珍しい)」
という無意識は、
できない自分が当然であるかのような情報(現実)を、
脳が探し出そうとする訳です。

 

 

ここまで聞くと、
「アファメーション=いかにもカルト教団がやっている儀式なような感じがして気持ちが悪い。」
というイメージが薄れていくかと思います。

 

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アファメーションとは、「自己対話のマネージメント」です。

 

つまり、
アファメーションが上手くいく人と、そうでない人の違いは、

 

自分で自分のことを

無意識レベルで信じることが出来ているか。否か?

です。

 

アファメーションを通して
自分を限りなく「できて当たり前の人間なんだ。出来ない方がオカシイ」
を限りなく確かなものにしていく行為なのです。

 

大事なことなので、もう一度、まとめますと、

 

アファメーションとは、
無意識にある自己肯定感を向上させる行為と再確認です。

 

 

アファメーションで効果を感じられる人がやっていること

 

どんなに自己肯定感を高めたとしても、
行動すれば、それだけ挑戦するということですから、
失敗が増えて当たり前になりますよね。

 

そんな時、
「やはり、私には無理だった。。。」という評価を自分にくだせば、
アファメーションの効果は発揮できない。と感じられる現象が起きます。

 

失敗しても、自己評価を下げないようにすることが重要になります。

 

「私らしくない。」

そう心の中で唱えるだけで良いのです。

 

大事なことなので、繰り返しますが、
辛さゆえに、自分に対するネガティブな評価を下してしまったとしても、

「私らしくない。」

そう唱えるだけで良いです。

 

アファメーションの効果を加速させるには?

Efficacy

 

一言で言うと、自分の自己肯定感を下げる要因を排除していくことです。

 

本気で自分で自分のことを信じられるようになると、
周りの人間から、「あの人、オカシイ」と言われることが多くなります。

 

周りの人が、自分に悪い評価を下してくるのなら、
のまれないようにするために、徹底的に逃げる。

 

たいていが、親や先生、友人にありがちです。
身近な人ほど、自分の自己肯定感を維持する際に
妨げる要因となることが多いです。

 

 

あまりにも身近な人間関係で、すぐに関係を絶つことが難しい場合、
対策方法が1つあります。

 

それが、
自分が目指しているゴール(目標)を、一切言わない
ということになります。

 

孤独かもしれませんが、
これを徹底することによって、自分を下げるようなことを言う人は
居なくなり、自己肯定感が守られることになります。

 

 

唯一、自分の目指しているゴール(目標)を言ってよい人は、
この自己肯定感のメカニズムを知っているプロのコーチのみになります。

 

だから、お金を払ってでもコーチチングの先生を雇うのは、
専門知識を教わるだけでなく、孤独を解消して成功確率を大幅に上げる効果も
期待できるのです。

 

 

アファメーションが批判される理由

願いが叶わない人

 

繰り返しお伝えするように、
過去の自分(経験、記憶、実績が作り出す自分の思い込み)では
成しえないゴール(目標)を叶えるためには、
それにふさわしい自分の思い込みをすることになります。

 

なので、
自分が慣れ親しんだ環境、人間関係から離れることが多くなったり、
居心地の悪く、なんともしれない不安・恐怖に出くわすことがあります。

 

 

アファメーションによる効果よりも、
むしろ悪くなってしまったかのように捉えてしまう人も、
もちろん居ます。

 

これがアファメーションが批判される理由となります。

 

 

今まで出来たことが、できないくらい不安になる。

その理由は、過去の自分であれば、ある程度、未来を予測することが出来たところ、
新しい自己肯定感を得たことで、脳が先の読めない未来に対し、
エネルギーを使っている状態といえます。

 

もし、アファメーションをして不安になってしまったのなら、
正解といえます。

 

 

なんとなくピンと来ないのなら、
不安を母親に置き換えると、わかりやすいです。

いままでスクスクと育てていた子供が
大人になり、自立し、やがて家を出て遠くへ行ってしまう。

 

母親にとっては、喜ばしいことであるはずなのに、なぜかモヤモヤしてしまう。

「我が子を、外の世界の危険な目に合わせたくない」

 

「自分の子どもが、いつまでも変わらず近くに居て欲しい」

 

「単純に、さびしい」

という無意識が、
大人になっていく我が子を、喜ぶことが出来ない要因のようなものです。

 

いわば、不安が、自分を守ってくれている。状態ともいえます。

 

 

なので、不安を感じたらいけないのでは無く、
不安を感じたら、正解。と理屈では理解できますよね。

 

 

アファメーションは自分のために行うもの

 

もう一つ、

 

アファメーションの効果とは、
自分が本当に止められても達成したいこと。が大前提。であれば
乗り越えることが出来ます。

 

しかし、他人の作ったゴール(目標)であると、
それは単なる苦痛でしか無く、効果得ることがありません。

 

なぜなら、他人が作りだしたゴール(目標)では、
無意識(潜在意識)に、思いが刻まれることは無いからです。

 

信念を押し付ける人

 

さらに、アファメーションの効果が科学的にも有効だからこそ、
はき違えている人によって、他人にも押し付けようとしてしまうことがあります。

 

いかなる方法も、
他人を変えるためでは無く、自分自身を変えるためにあります。

 

 

他人から、無理難題を押し付けられて、
それが出来るかのように、思いこまされる手法は、怪しんだ方が良いですし、
逃げ出して大丈夫なものになります。

 

 

大事なことのなので、もう一度いいますが、
他人のゴール(目標)は、自分のゴール(目標)では無い。

 

アファメーションは、
他人をどうにかするものでは無く、
自分のゴール(目標)を叶えるための自己管理ツールです。

 

 

今回もここまでお読みくださり、有難うございました。

 

 

※参考にさせて頂いた資料

 

今回、説明した自己肯定感のことを
エフィカシー(ゴールを達成するための自己能力の自己評価)という切り口で説明されています。

 

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