「頑張らなきゃ生きれない」脅迫観念から解放される方法
不安に煽られて行動した選択は
搾取されるようなことが
多いのではないでしょうか。
という期間は、
必要な時も必ずあります。
しかし、
「頑張らなきゃ、生きられない」
などと、
過度に強迫観念をモチベーションに
するのは、長い目で見ると望ましく
ありません。
自分で勉強したり、
何かスキルをつけたり、
自分で商売をするというのは、
10年、20年、30年と
長期的なものになります。
それを、
不安や恐怖をモチベーションにしていては、
続けるのは辛いことです。
そもそも
自分に対して「〜なければならない!」
などと、
モヤモヤしたり「脅迫観念」を感じて
しまうのは、なぜなのか?
自分を取り巻く
「脅迫観念」を解消するために
原因、解消法について
お伝えしていきます。
脅迫観念はセルフイメージの低さ
「〜しなきゃ、自分には価値がない」
「なにもしない、自分には意味が無い」
「だから、頑張らなきゃ」
という心理が働く人ほど、
「今の自分の価値は低い」
と考えています。
これを
セルフイメージが低い
と言ったりします。
もっと過度になると、
「今の自分では、
まともに生きられない」
などと本気で考え、
頑張りはするけれど、
やる気が持続しないので
長期的に結果が出せず、
挫折しやすくなる。
さらに、失敗した自分を責める
という負のスパイラルに陥ってしまう
のです。
他の記事でも繰り返し説明していますが、
自分の価値(セルフイメージ)が低い人ほど
「長期的に取り組む」「続ける」という
ことが出来ず、
結果を出すまで継続できない
ということが起こるのです。
周りの人が「挫折、失敗」などと
捉えないような小さなミスでさえも
セルフイメージが低い人にとって
「大きな」ことのように捉えて
傷つきやすくなっているのです。
脅迫観念は誰に植え付けられたのか?
脅迫観念は、
いわば「幼少時代の心の傷」が原因です。
幼少時代の心の傷を
大人になって忘れ、身覚えが無くても、
脳は長期記憶として覚えています。
心理専門用語を使うと
幼少時代の心の傷のことを
インナーチャイルド
大人になっても幼少時代の記憶が
影響していることを
アダルトチルドレン
と言います。
児童虐待、DV、ネグレクト、
傷つくことを言われた、
厳しい家庭環境を経験した方ほど
大人になって家庭を持ち、
過去の記憶が忘れているのに関わらず、
自分が親からされた同じことを、
自分の子どもに対してやってしまう
ということが起きます。
これを世代間連鎖と言い、
何世紀にもわたって、負の行いが
受け継がれてしまうのです。
つまり、
「〜しなければならない」
「何もしない自分には価値が無い」
という脅迫観念は、
親から受け継がれたものが多いのです。
インナーチャイルド(心の傷)を癒す方法
「アダルトチルドレン」
「インナーチャイルド」
などと検索すると、
カウンセラーが行う専門的な療法を
行っている方が大勢います。
もちろん、この場でも
インナーチャイルド(心の傷)を癒す
教えられる限りの知識を御紹介していきます。
大きく3段階。
@自分は、どんな心の傷を抱えているのか
思い起こす
A思い出した過去の自分を
転んで擦りむいた子どもを癒すように
受け入れる。
B自分を傷つけた相手に対して
「相手は未熟だったのだ」
「相手もまた、心の傷を抱えているのだ」
と分析していく。
という
自分ひとりで出来る、
自己分析に近いものになります。
次の章で詳しく解説していきます。
もちろん、
過去の嫌な記憶を思い出したり、
憎悪の対象である相手を許す
なんてことをしたくない人がほとんど
だと思います。
しかし、
心の傷を放置すれば、
知らずのうちに、
必ず自分も誰かを傷つけるような
人間になってしまうのです。
これから詳しくお伝えする
自己分析は、
自分が傷つきにくいメンタルを作る
育てていくことにも役立ちます。
アダルトチルドレンの自己カウンセリングのやり方
@自分は、どんな心の傷を抱えているのか
思い起こす
過去にあった嫌な体験、されたこと、
トラウマ、フラッシュバックなど、
怒り、悲しみを感じたことを1つ1つ
分析しAにつなげていきます。
A思い出した過去の自分を
転んで擦りむいた子どもを癒すように
受け入れる。
過去の自分に対して、
否定をするのでは無く、
いったん受け入れる必要があります。
怒っていたり、泣いている子ども
に対して、
だいの大人が感情的になることは
ありません。
それと同じように、
過去の辛い体験をしている自分に、
大人になった自分が、なぐさめるのです。
専門のカウンセラーは、
今の自分が、子どもの自分を
そっと抱きしめてあげる
ということも進めています。
本質は、
怒り、悲しみを感じている子どもに対して
親身になり、受け入れてあげる
ということが重要なのです。
B自分を傷つけた相手に対して
「相手は未熟だったのだ」
「相手もまた、心の傷を抱えているのだ」
と分析していく。
自分が傷ついたり、
怒り、悲しみを感じた際には、
必ず相手が存在します。
もちろん、
自分を苦しめた相手を許すことなど
出来ない。
そう思う人の方が多いと思います。
ただ、
自分に対して何かを言ったり、
傷つける行動を言った相手も
世代間連鎖のように、
誰かに苦しめられ、そのうっぷんを
自分にぶつけてきたということです。
自分に「してきた行為」そのものでは無く、
「相手の苦しんでいる部分、心の傷」に対して
視点を向けるのです。
自分を苦しめるような言葉を言う人ほど
言った相手の心に
必ず傷や闇があるのです。
だから、
相手の心の傷が問題なのであって、
わざわざ自分に心が傷つく必要が無い
ということなのです。
大事なことなので
強調して言いますが、
たとえ、
自分を傷つけた相手が、
自分のためを思って言ったとしても、
言った本人が未熟なのです。
成熟している人ほど
ということを知っているのです。
自分の心をコントロールできない
未熟な人ほど、
誰か他人に対して、変化を求めたり、
何かを言うようになるのです。
まとめ
「過去の環境が悪かったから…」
「悪い親に育てられたから…」
などと、
過去の記憶のせいで
これからの自分の人生を
終わらせてはなりません。
また、
人は過去のトラウマ、憎悪を解消
しようとして、
今の環境を変えようとします。
社会的に優れた地位を築き、
「どうだ!自分の価値が高いのだ!」
「自分は、優れているのだ!」
ということをしがちです。
もちろん自分を高め、
地位を築くことは良いことです。
しかし、
自分の得たものを片手に、
無意識に誰か他人を傷つけることを
してはいけません。
他人に迷惑をかけるくらいなら、
自分の過去の記憶、傷ついた心を癒す方が
人格は磨かれていくのです。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。