オンラインサロンの作り方から学ぶ「人間関係の構築法」

オンラインサロンの作り方から学ぶ「人間関係の構築法」

 

オンラインでもオフラインでも相手は生身の人間です。

 

オンラインサロンの作り方を知ることで、
これからの時代に合った人間関係の構築が簡単になる。
という話をしていきます。

 

これを書いている杉山は過去に同好会やコミュニティの立ち上げ、
芸能関連のイベント企画、運営を高校時代から経験し、
ネット上でも実際にオンラインサロンをいくつも入会し、使い倒してきました。

 

その際、失敗や「やっていけない教訓」など学んだことを語ってきます。

 

コミュニティの在り方を解説していきます。

 

 

どうしたら「オンラインサロンを上手く運営できるか?」
そう疑問に思って、このページにたどり着いた人は、
ある程度の自信と意識の高さがあると思います。

 

コミュニティを宗教化することを防いだり
「誰も来ねえよ・・・」などという寂しい思いをせずに済むのか?

 

それは以下の通り

  • 自分が思っている以上に、人は目に見えるデータや実績しか見れないので、あらかじめ自分でコンテンツを揃えておく必要がある。
  • 他人に対してマウントを取りたい気持ちがあるのなら、さっさと卒業する。同様に、メンバーの中にもそんな人が居るならば注意しなければならない。

以上を順に、解説していきます。

 

 

 

自分のプラットホームを持った方が良い理由

 

ここで言う「自分のプラットホーム」とは
自分が主催するコミュニティのことです。

 

ビギナー向けの前提について触れておきます。

 

いきなり、みんながみんな大きな企画をしたり
積極的に仲間を集めろ!と言っている訳ではありません。

 

今時、フェイスブック、ツイッター、youtube、ブログ、インスタグラム、ラインなど
誰しもが何かしらの媒体を使っていますよね。

 

そこでは自分のメディアを持ち自由に発信することが出来ます。

 

すなわち大小はあれど全員がオンラインサロンのような状態である。
ということです。

オンラインサロン=会員制、お金を払って入ってもらう。

というイメージが強いですが、本質は情報発信のやりとりに何ら変わりがありません。

 

 

そして1人1人が情報発信を勧める理由は、
時代が20世紀型のマス社会から21世紀型のマルチコミュニティに、
どんどん切り替わっているからです。

 

20世紀型のコミュニティは閉鎖的

 

図のように、どこか閉鎖的だった社会では、
誰からも嫌われない努力が必然でした。

 

学校の教室や会社の職場など、
例え合わない人同士でも、何とかして上手くやっていかなければならない。
ということが強く求められていました。

 

だから、マスの三角形の中で生きることが出来なければ、
社会不適合者、ダメな人の烙印を押されて生きづらさを感じる。
ということが起きて当然ですよね。

 

21世紀は自分でコミュニティを選択するという生き方である

 

しかし、これからの現代は1つのコミュニティに所属することなく
マルチで掛け持ちすることが、テクノロジーの発達で容易になりました。

 

良く言えば合わない人と無理して理解し合おうとする必要が無い
悪く言えば人との関係が広く浅くなりつつある
ということです。

 

そこで、自分から積極的に情報発信を習慣にしていれば、
見ず知らずの相手からでも、
スマホを取り出してSNSで自分のやってきたこと、価値観などを
理解してもらうのが容易になります。

 

いわば、そんなに話をしなくとも「信用されやすい」のです。

 

これを今はやりの言葉を使うと「ポートフォリオワーカー」と言うらしいです。

 

もちろん、最初は嘘をついてまで自分を良く見せようとしたり、
わざわざ自分のことを無差別にさらけ出したく無い。
という気持ちが働き手こずることが多いので、
慣れと習慣化が必要になるので、今のうちに準備を進めておいた方が良いのです。

 

 

フォロワー数をある程度、集める。

 

いきなりオンラインサロンを作ることはしなくとも、
ある程度のフォロワーや読者数を増やすことに専念すれば良いのです。

 

Youtubeで例えるならば、チャンネル登録者数が1000人も居ると
定期的に見てくれるファンがちらほら居ます。
他の媒体(ツイッターやインスタ、フェイスブック等)などで
情報発信の場所を移しても、ついてきて必ず目を通す人が居ます。

 

このような人からは信用を得ているので、
いざ何かを始めようとした時に力を貸してくれることが多いのです。

 

ここで初めてオンラインサロンという手段が役に立ちます。

 

オンラインサロンやクラウドファンディングを立ち上げても
「誰も来ないよ」などと嘆く人ほど、先に実績を作ったり信用を得る。
という下準備をしていないだけなのです。

 

手段を目的にしてはいけません。

 

上手く行っているオンラインサロンから学ぶ怪しい宗教化を防ぐ方法

 

いざ自分から呼びかけて、
コミュニティを作るのに抵抗を感じる人は実際に上手く行っている
オンラインサロンや会員制のコミュニティに入って観察すると、
学べることが多いと思います。

 

これを書いている杉山もまた、
オンラインサロン一覧と検索して出てくるような有料コミュニティや、
明らかに宗教化してしまったダメなパターンまで、いくつも見てきました。

 

オンラインサロンと一口に言っても、方針や目指していることも様々です。

 

カテゴリーを分けて図にまとめてみたのですが、
雰囲気が固くなるほど宗教化しやすいイメージです。

 

オンラインサロンの型

 

 

かつ、新しい人が既に入りにくくなっているコミュニティほど、
既にメンバー同士の馴れ合いが強すぎて入会のハードルが高くなっている状況です。

 

 

上手く行っているコミュニティほど、
最初は実績と信用づくりのために入会のハードルは高くとも、
柔らか〜い雰囲気を維持しつつ、徐々に新しいメンバーが入ることが出来るように、
入会のハードルを低くする器を広げている。

 

オンラインサロンの器の広げ方

 

創設メンバーなど、誰よりも熱狂的でやる気がある人が、
きちんと活動出来るような場所も守られている。状況です。

 

月額1000円で気軽に入れる毎日更新のフェイスブックコミュニティと、
オフラインで美術館作成の活動をするキングコング西野こと
西野亮廣氏のオンラインサロンが典型的ですよね。

 

 

マウントを取る人に注意する。

 

一番注意しなければならないのが、
古参もしくは何かしらの能力が高い人ほど、
新しく入ってきた人や、ミーハーな人に対して
「お前はわかってない」などと強く指摘したり
マウントを取ろうとします。

 

古参の人がマウントをする心理は、
人が増え始めて、自分の影響力や自己重要感が薄れてしまうのを
防ぐために無意識で行っていることなのです。

 

そう言った人を放置すれば、
その場の雰囲気が悪くなって閉鎖的になったり、
新しい人が入って来ずらくなり衰退していくという現象が
必ず起こります。

 

 

古参の人はコミュニティを支えてくれていたり、
言っていること自体も間違ってはいないからこそ、
愛着があり、大切にしたいという情が強いです。

 

ですが、
人を辞めさせる勇気が無ければ、組織を作ってはならない。「サークルクラッシャーの対処法」でも伝えているように
主催者が率先して言ってもわかってくれなければ辞めてもらう。
ということ徹底しなければコミュニティ運営は難しいでしょう。

 

 

オンラインサロンの運営方法「小ネタ集」

 

ここからは、ある程度、軌道に乗せるためのテクニック的な方法を記載しておきます。
お時間がある時に読んでくださると、後に役立つかもです。

 

 

一度来てくれたお客さんのリピートを上げる方法。

 

ライブや公演など、イベントを主催するということは、
いったん人が集まるということになります。

 

よくありがちなのが、イベントが終了次第、
せっかく集めた人がバラバラに帰ってしまいますよね。

 

このような当たり前に起こる現象に対して
一手間くわえたいところです。

 

 

だから集まった人同士で横のつながりを持たせる工夫をするのです。

 

具体的には、

・イベントの二次会先を、主催者が指定する。
すると二次会で集まった人同士での交流があり、
次のイベントにも、共通の目的を持った人(友人、仲間)がお互いに誘い合って
参加率があがってくる。

 

・ネット場のオンラインのイベントならば
イベント会場とはまた別に、要望や改善点を気軽に言い合える場所を作る。
それ用のライングループ、フェイスブックコミュニティ、ディスコードなどがそうですよね。

 

リアルの交流ほどではありませんが、SNS上でも横のつながりを作ることは可能です。

 

 

収益化の考え方

 

必ずしもメンバーやお客さん全員から均等に頂く必要が無い
と言うことです。

 

これだけ聞くと単なる不公平に聞こえるかもしれませんが、
大きなお金を払ってくれる人専用の機会と、
無償もしくは低価格でも携われる機会を設けると言うことです。

 

 

例えば、

ソシャゲは、ユーザー全体の3%しかお金を払っていませんが、
きちんと利益を出しているので運営が続けられます。

 

さらに突き詰めると、お金を払っている人の中の上位たった10%が、
売上の半分を占めている。

つまり、ごく一部の大金を支払う人のおかげで全体を支えてくれている。
ということです。

 

心理学の分野でもパレードの法則と言われている現象ですが、
頭の片隅に入れておくと良い知識かもしれません。

 

 

今回もここまでお読みくださりありがとうございました。

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