平常心を保つ方法「感情のコントロールはメタ認知にあり」

平常心を保つ方法「感情のコントロールはメタ認知にあり」

平常心の保ち方

平常心を保てないがために、本来の力を出せず不器用になり、
物事が思うようにいかない。。。

 

いつもならば、出来ることですら、
焦燥感や不安に駆られて上手くいかない。。。

 

どうしたら、平常心を保つことが出来るのか?

 

これを書いている私(杉山)は
もともと4年ほど自営業をしていくなかで、
数々の平常心乱れるトラブルに巻き込まれ、
その度に仕事のコンディションが傾くという経験をしました。

 

これでは良く無いと思い、コーチング、心理学の有料講座と、
2年の歳月をつぎ込んで、自己投資をしてきた知識をシェアしていきます。

 

具体的な平常心を保つ方法は、大まかに2通りに分かれます。

  • 長期的には「準備力」
  • 短期的には「メタ認知力」

箇条書きにしても、さっぱりわからんと思われますので、
丁寧に解説していきます。

 

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平常心を保つ「準備力」「物事の9割は事前の準備で解決可能な話。

 

結論として、平常心を失う原因のほとんどが、
事前の準備(備える、絞る、習慣化)で対処可能なことばかりです。

 

平常心が乱れる多くは、そもそも体調が優れなかったり
緊急の事態が起こることに原因があります。

 

また、過去のショッキングなトラウマや記憶などが沸き起こってしまう
ことも「執着を手放していく」「価値観の次のステージを変える」
という対処で、平常心を失うことを際限なく減らしていくこともできます。

 

これらを、本記事では「準備力」と呼んでます。
準備力を高める具体的な方法は以下の通り。

  • 体調を整えるための準備力
  • 緊急のことを減らしていく
  • 過去の執着を手放す「自分からステージを変える」
  • 適度な習慣(ルーチン化)

 

具体的に解説していきます。

 

体調を整えるための準備力

 

人は忙しくなっていたり、集中しすぎると、
身体のことに対して感覚が向かなくなりがちです。

 

平常心とメンタルのコンディションは、
身体のコンディションと比例すると言っても過言ではありません。

 

 

近頃、トラブルや失敗の連続、取り乱すことが多いと感じたのなら、
外側の世界に原因を見つけ出そうとするよりも、内側(自分の身体)に
視点を向けて見ることです

 

知らずのうちに堅くなって、痛みを感じている部分があったり、
普段の食事、習慣が雑になっていたことに気づくきっかけにつながります。

 

身体の感覚に目を向ける方法は、瞑想です。

 

瞑想と聞いて胡散臭く感じる方も多いですが、
意識が常に外側の無駄な情報や刺激に振り回されているところを、
意図的に自分の内面から発せられる微細な感覚に目を向ける効果があるのです。

 

 

緊急のことを減らしていく

 

想定外の緊急のことに振り回されて平常心を失うケース。

 

例えジェイソン・ステイサム級のメンタルの持ち主でも、
何度も緊急なことが起きたら、疲れて平常心を失うのは当たり前です。。

 

 

人の悩みは「お金、人間関係、健康」にまつわることが多いです。

 

いつも問題解決を後回しにしていた人が、
じわじわやってくるツケによって苦しめられがちです。

お金の管理が出来て、意識を向けている人ほど、
よほどのことが無い限り「急に大金を支払わないといけない状況になる」ことは
頻繁にやってくることは無いですよね。

 

 

人間関係のトラブルやしがらみを頻繁に抱える人も同じく、
問題から向き合い「脱出するor闘う」という行動を怠り、
どこか諦めている人にありがちです。

「きっと、なぁなぁに先延ばしにすれば、解決していくだろう」と考えていても、
問題はエスカレートしていくだけで、何も変わることはありません。

 

他の記事でも説明していることですが、人間関係を終わらせるのも努力のうちです。

 

これらの問題を緊急のことにするのでは無く、
事前の準備(日々の行動)によって減らしていくことは可能です。

 

 

過去の執着を手放す「自分からステージを変える」

 

平常心を失う原因の要素でもある過去の執着というのも原因にあります。

 

PTSDや極度のトラウマの場合はもちろん、専門家の処置が必要になりますが、
過去の記憶が、呼び起されて平常心を失うケース。

 

この対処法は、
「過去の自分」と「今の自分」を全く別人だと。
深い記憶の潜在意識レベルで認知していく必要があります。

過去は一切関係ない。」

 

過去を指標にするのでは無く、未来から流れて来るボールを今、
受け取ることに集中する

 

他人が【過去の自分を取り上げても】、
今の自分は自分が作っている

そんなマインドセットが必要になります。

 

 

「過去の自分」を、他人と認識できたのならば、
過去の記憶すらも他人のもので、フラッシュバックしたとしても、
まるで他人の人生相談を聞いているような感覚で、
自分には全くダメージがありません。

 

 

余談ですが、

「関係がこじれることをした覚えが無いのに、急に着信をブロックされたり、連絡を絶つ人」

 

「大量にモノを捨て去ってしまう人」

の心理とは、過去の自分を思い出さないように、
過去の自分とは関係するような人やモノを、
徹底的に避けようとしているからです。

 

賛否両論はありますが、物理的に「過去の自分」から遠ざける。という手法です。

 

適度な習慣(ルーチン化)

 

多くの人が、毎日を同じことの繰り返しを好むのは、
平常心を見出されることが限りなく小さいからです。

 

誰でも初めて経験することには、単に慣れてないので疲れます。

 

この特性を理解することで、

平常心が乱れるとき、いつもとは何が違うのか?

考えてみると、物事をメタ的に見ることが出来ます。

 

メタの意味は、次の項目で説明します。

 

※長い間、同じことをしているのに、平常心が乱れる場合、
やはり身体そのものに原因があります。
パニック障害や自律神経失調症等、専門家であるお医者様の
処置が必要な場合があります。

 

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平常心を保つ方法「想定不能な事態は「メタ認知」で対処」

メタ認知

 

もちろん、この記事にたどり着いた人ほど、

「これからやること成すことをすべて準備できたら、苦労しないよ。」

 

「即効性のある対処法を教えてくれ!」

と思います。

 

準備の時間すら与えられず、想定外の緊急事態には、
「メタ認知」で対応する方法をご紹介していきます。

 

集中のあまり、視野を狭くするのも良くない件。

 

メタ認知とは、起きている現状に対し、自分の主観では無く、
もう一人の自分が、空から自分のことを見下ろして観察する思考法です。

 

視野が狭くなりすぎると死ぬ件

 

慌てていたり、何か感情が高ぶっている時こそ、
視野が狭くなりがちです。

 

視野が狭ければ、他に取ることの出来た選択支も認知できません

 

例え、身体が悲鳴を叫んでいたとしても、気づくことが出来ないくらい
集中しすぎるから、かえって膨大な時間とエネルギーを浪費してしまうのです。

 

つまり、メタ認知とは、視野を広げ、世界を大きく観察する行為です。

 

 

パニックになりやすい人ほど、
仕事のミスが多い人は集中の仕方を間違っている
を読んでいただければ、すんなり解決の糸口がつかめるでしょう。

 

試しに、今やってみよう

 

感情が大きく反応している時や、
頭に血が昇っているときは、たいていは身体が
おおざっぱな動きをしています。

 

たとえば、
目の前にあるモノを一回持ち上げ、置いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノを持ち上げる時、置く時、音がしましたか?

 

 

少なくとも今、この文章を読んでいて平常心で
いられる人は、大きな音をしなかったと思います。

 

 

頭に血が昇っているときは、
モノを持ち上げる時と、置く時に大きな音を出します。

 

モノを置くという動作よりも、
意識や集中が別の事に向いているからです

 

わかりやすく説明するために、
極端な例を出しましたが、

 

 

自分の身体や動作に対して「メタ認知」(意識を集中すること)で、
自分が感情が大きく反応している時や、
頭に血が昇っていることに気が付きます。

 

その時こそ、身体の動作をゆったりと、
音を鳴らさずに、動かしてみてください。

 

 

 

それは、良い意味で集中力を使います。

 

その集中力が、バラバラに分散していた意識を
一つに集中させる効果があるのです。

 

 

「瞑想」の意味も、身体を動かさない態勢を維持しようと
ひとつに集中する効果があるのと同じことなのです。

 

 

繰り返される思考を引きはがす

 

メタ認知は、

繰り返される「嫌な記憶のフラッシュバック」に対しても
「今の自分」と「過去の自分」を別物に分ける。

という効果にも発揮できます。

 

さらに、抑うつにありがちな

出口の無い「ネガティブな考えが頭の中をぐるぐると駆け巡って不安になるケース」や
あえて「思考を止める。考えるのを辞める」

という手法にも使えます。

 

カウンセラーや人に話を聞いてもらうと、
不安が和らぐ理由は、相手に「もう一人の自分」を投影して観察している行為なのです。

 

 

メタ認知を繰り返し、繰り返し習慣にすることが出来れば、
物事を広く捉えられるので、

・固定観念が無い。→何かに執着して、感情が沸くことが無い)

 

・せかせかしない。→平常心が乱れる要因である集中のしすぎを防ぐ。

という穏やかな日常が手に入ります。

 

いざテンパった時、負の感情が沸いた時に、
メタ認知(自分のことを、もう一人の自分が観察する行為)を試してみてください。

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。

 

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