愛とは?「損徳の恋愛から卒業するために」

 

我々は生まれた時から
他人と競争を強いられる
社会の中で生きています。

 

だから、
無意識に他人が得をしたら、
自分が損をしているように感じてしまうのは
当たり前です。

 

本心、本音から相手の徳を
喜ぶことが出来ないのです。

 

 

だから、

「この人と居るから
自分にメリットがある。」

 

「付き合っていたら
自分が得をしそう」

 

「自分の期待に応えてくれる
人が大好き」

これらの感情はすべて
本当の愛にはなりえません。

 

 

これらは、
「愛」では無く「恋」と言います。

 

相手を愛しているのではなく、
恋愛をしている状態です。

 

 

メディアやドラマ作品で伝えている
「愛」とは、
本物の「愛」では無く「恋愛」である。

 

ということを

 

性と恋愛と結婚「メディアが作り出した恋愛の押しつけに苦しめられないために」
では、お伝えしてきました。

 

 

愛とは何か?
もう少し詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

愛とは「言葉や行動」で
定義するものではありません。

 

愛とは内側から感じている
感情がすべてです

 

 

本当に心の奥底から
相手が幸せになってもらいという
感情があるのならば

 

どんな行動をしなくとも
どんな言葉を発しなくとも
「愛がある」ということになります。

 

 

 

逆に、相手に対して
心の奥底から「相手に幸せになって欲しい」
という感情が無ければ

 

どんな優しい言葉を投げかけても、
どんな勇ましい行動を取ったとしても
それは愛のある言葉や行動ではありません。

 

なんとかしてあげたいという人が居れば、
それは相手に対して投げかける言葉や行動
では無いということです。

 

問題は、
自分にとって、
「相手をどれだけ大切に思っているか?」
という感情が混みあがっているかどうかです。

 

 

 

相手を変えるために、
小手先のテクニックを伝えたり、
どれだけ正しそうな本の内容を伝えても
どれだけ高額セミナーや偉人の話を
その通り伝えても

 

感情の部分が無ければ
相手には響かないのです。

 

そして、
愛ある行動にはならないということです。

 

 

 

お金儲けをする人は
お金や利益を追い求めていて、
愛が無い人だと思いがちです。

 

しかし、事業者や経営者の中で
自分が携わる仕事で

 

・1人でも多くの雇用を生み出したい。
・税金を納めて社会に役に立ちたい。
・世の中の問題解決をしたい。

 

などと本当に心の奥底から考えている人は、
やっていることが「お金儲け」だとしても
愛のある行動をしている
ということになるのです。

 

 

逆に、無償のボランティアや
社会奉仕活動だったとしても、

 

自分が自己犠牲感でやっているのならば
愛のある行動でも無く、
周りからしたら迷惑なことでしかないのです。

 

 

 

 

何か特定の言葉、行動をしたら
「愛」である。
などと固定観念に縛られがちですが、

 

大事なのは本人が心の奥底から
強い気持ちを持っているかどうかです。

 

気持ちの無い言葉や行動には、
愛があるとは言えません。

 

 

 

逆に
気持ちさえあれば、

 

相手を褒めようが、
怒鳴って叱ってしまおうが、
お金儲けをしていようが、

 

愛ある言葉、行動になるのです。

 

 

 

目に見える行動、言葉だけが
愛ではありません。

 

 

人間関係を良くするために
この言葉を使えば、上手くいく
というようなものではありません。

 

 

例え、相手の前から
自分から消えてあげる

 

ということも
愛ある行動だということです。

 

 

例えば、
自分が居心地が悪いのに
無理して相手と付き合おうとすれば、
必ず説教をしたくなります。

 

自分が良かれと思っていても
相手に説教をし始めたら、
それは愛のある関係では無い
ということです。

 

 

なぜなら、
「今の相手を否定している」から
です。

 

 

 

「今の相手」と自分が居心地が悪いならば
自分から見えないところまで
離れてあげる方が、
愛のある行動になるのです。

 

 

 

 

人は、何の行動もせず、
何の成果もあげず、
何の肩書も持っていなくとも

 

本心、本音、ありのままの自分を
認めて欲しいという欲求があります。

 

 

それにも関わらず、
誰かから「こうした方がいいよ」
「これをしなさい」

 

と言われるのは、
それを言った相手とは、
愛のある関係では無い
ということです。

 

 

何か説教をし出した相手は、
自分が有利な立場で、
価値ある存在のように振舞いたいがための
自己愛でしかありません。

 

 

 

会っても
助言、アドバイスと称して何か言ってしまえば、
「今の自分が駄目なのではないか?」

 

などと、
疑問や違和感を
感じさせて不幸にさせてしまう
くらいならば、

 

相手の前から消えてあげる
という方が、よほど愛のある行動に
なるのです。

 

 

 

「愛」を求めているのならば、
相手に期待しないことです。

 

自分を満たしてくれるから、
「愛」を感じる訳ではありません。

 

相手に期待して得た感情は、
「愛」では無く「恋」です。

 

 

人に期待すれば、必ず裏切られます。

 

なぜなら完全完璧な人間は
どこにも存在しないからです。

 

他人は、
自分を満たしてくれるために
生まれてきた訳ではありません。

 

 

 

 

「この人では無かった」

 

などと、
あれだけ夢中になっていた相手に
冷めてしまい、縁が切れてしまう。

 

 

付き合う相手を入れ替えるように
人間関係を変えていたとしても、
本当に奥底から感じる
幸せを得ることは出来ないうえに、

 

自分が損得を求めていたら、
相手も損得を求めているような
考えを持っている人
引き寄せてしまうので、

 

いっこうに自分が本当に求めていることが
手に入りにくい状態が続きます。

 

当然、人や世の中が
世知辛いと感じやすくなってしまうのです。

 

 

 

我々人間は、生まれた時から
社会における競争を意識してきたので
普段、人と付き合うことさえも損得を
意識してしまいがちですが、

 

競争や比べるということは、
人間が作ったルールでしかありません。

 

 

道端に生えている草や木、花は、
誰かとくらべて成長しようと
している訳ではありません。

 

宇宙、自然、真理は
相互依存です。

 

相互依存とは、
お互いがお互いの関係に基づいて
補い、支え合うことです。

 

そして、
互いに進化、繁栄していくことが
答えです。

 

 

人の作ったルールは
わざと物事を複雑にして、
限られた人数のみが入れる世界を作り、
優劣をつくるようにしています。

 

だから、
ある一定の少数の人にしか
その限られた世界に入ることが
出来ません。

 

無意識に、他の人を押しのけて、
限られた狭い世界に入ろうと
してしまいがちです。

 

 

だから狭い世界に入ろうと、
追い求めているうちは、
本当の幸福や、安心を感じずらく
なっているのです。

 

いつまでも
自分の求めているものは
手に入りません。

 

 

 

どうすれば、
「愛」を見つけることが出来るのか?

 

相手の無意識から出る言動、そぶり、行動から
見つけることが出来ます。

 

 

世の中の99%の人が
愛では無く、物事を損得で
見ています。

 

損得で物事を見ている時は、
不平、不満、愚痴、批判、指摘が
多い人です。

 

常に自分の頭の中で
「損か?得か?」
「自分が有利か?不利か?」

 

でしか見れていないから、
無意識に誰かを下げる言葉や
指摘をしたがるのです。

 

 

 

 

 

逆に、
愛を感じられる人ほど
感謝が多い人です。

 

 

愛を感じられる人ほど
「徳だからする」
「損だからやらない」

 

では無く、

 

偽善でも無く本当に心から

 

「愛だからやる」
「友情だからやる」
「自分が良いと思っているからやる」

 

という感情を抱いて
やっているのです。

 

 

そんな人ほど、
尽くし、与えた相手に、
何もかえってこなくても

 

元から期待をしていないので

 

「裏切られた」
「騙された」
「恩知らず」
「あれだけ尽くしたのに・・・」

 

などと言う言葉は出てこないのです。

 

 

 

 

 

もちろん、一生、
「人との関係が損得で終わる人」
も多いです。

 

しかし、1000人の人脈よりも
1人でも愛ある関係を築けた方が
自分の人生が変わってきます。

 

 

愛ある関係とは、
互いに欠点を隠して
良いところを見せあう関係でも無いから
居心地が良いのです。

 

相手が何もしなくとも、
ただ居てくれるだけで心地が良いと
感じることにつながるのです。

 

例え、相手に欠点があったとしても
それが気にならないくらい
互いに補えるから、相互依存の真理に
行きつくのです、

 

 

感謝するというのは、
見た目やオテイサイを良く思われるためでは無く、

 

感謝が多い人ほど
欠点よりも「相手の良いところ」を
見つけるのが上手く、

 

愚痴や批判など、
余計なことを言わないので、
居心地が良く、人が集まってきます。

 

 

 

集まってきた人も、
「損得」を求めてでは無く、
心から愛を持って接しているので、

 

不思議な力で自然と
自分が押し上げられるように
繁栄していくのです。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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