イジメられやすい人の心理状態(学習性無力感の脱却方法)

イジメられやすい人の心理状態(学習性無力感の脱却方法)

どこに行っても、イジメられる。

 

なぜか、嫌がらせのターゲットにされてしまう。

 

理不尽な目に合い続けてしまう。

 

私の何が駄目だと言うのか?

 

そんな疑問、悩みを抱えた人に向けて
イジメられやすい人の心理」を知ると
解決の糸口が必ず見えてきます。

 

虐めの被害に合った時の対処、
嫌がらせのターゲットにならない
方法について解説していきます。

 

 

 

結論から申しますと
イジメられやすい人ほど

「自分はイジメられても
 仕方ない人間なのだ」

と思い込んでいるのです。

 

いつも嫌がらせのターゲットにされたり
理不尽な扱いを受けやすい人ほど

自分は価値の無いダメな人間だから
 嫌な目に合うのは致し方ないことだ。」

などと本気で思っています。

 

 

 

自分は「どんなことをされても」当然である。

 

なぜなら、
自分の価値は周りの人と比べて
劣っているから。

などと、
悪い方向に自分のことを特別だと
思い込んでいるのです。

 

これの心理を
学習性無力感と言います。

 

 

学習性無力感とは?

長期にわたってストレスを避けられない
環境に置かれた人や動物は、
その状況から逃れようとする努力すら
行わなくなるという現象。

 

この学習性無力感は、
まるでアリ地獄のようなものです。

 

どんなことをして
「仕方がないことだ」「耐えなければ」
という心理状態なので、
さらに理不尽な仕打ちがエスカレート
していくのです。

 

 

よく職場で
実際に自殺する、
過労死に至るまでやめられない。
というのが典型的ですよね。

 

周りから見れば、
「死ぬくらいなら、辞めれば良かったのに」
と言えるような状況でも、

 

本人からすれば、
極めて重い学習性無力感に陥って
これが「当たり前」だと思っている状態なのです。

 

そうして、どんな酷い仕打ちも
許してしまう
そんな泥沼へハマっていくのです。

 

 

 

ありとあらゆる生物が
理不尽な目に合った時、
取る行動とは、

 

闘争 か 逃走」です。

 

大人であれば闘争をするために
暴力を使うと事件になりますので、
逃げられない時、
正当防衛、緊急避難が認められる場合以外は
使うのは望ましくありません。

 

だから、その場のネガティブな場所から
どんな手を使っても徹底的に
離れることです。

 

状況によっては「無視」でも
良いです。

 

 

どんなにヘトヘトになっていても
すべてを投げ出しても良いから、
そこから逃げる、相手から離れる
ための努力だけはしなくてはなりません。

 

相手と同じ空気を吸えば
自分の防御力が削られていく!
と思っても過言ではありません。

 

 

 

そして
「逃げる」「無視」は恥でも
悪いことでもありません。

 

 

よく言われるのが、

「逃げるのは良くない。恥ずかしい」
「話し合えばわかってくれるはず。」
「悪い気がするから」

などと思っている人も多いですよね。

 

 

話がそれるようですが、
1つずつ解説していきます。

 

逃げるのは、恥では無い

 

いつの時代でも、
優れた武将や指揮官ほど、
プライドや見栄を捨てて、
逃げるのが上手いのです。

 

長い目で見ると最終的に敗北し、
国家を亡ぼす武将や指揮官ほど
頭に血が昇ってがむしゃらに
前へ進もうとする人なのです。

 

時に後退することの大切さは、
歴史が証明しています。

 

対等の立場な時のみ「話し合えばわかる」は成立する

 

話し合いとは、
対等な立場にある時のみ
効果をもたらします。

 

自分と相手で

どちらが上か?下か?
どちらが強いか?弱いか?

 

そんなパワーバランスが生じ、
対等でない関係では、
話し合っても、通じない
ということが起こるのです。

 

 

また歴史の話になりますが、
ある国が他国へ侵略をするとき、
「勝てる」と思うから
戦争を仕掛けるのです。

 

相手の言っていることが
正しいか?間違っているか?
なんて、どうでも良いのです。

 

侵略者が考えているのは、
勝てるか?勝てないか?
を最も重要視してます。

 

「逃げたり無視するのは相手に悪いから」は傲慢

 

虐められやすい人ほど優しい人
相手のことを思いやれる人

などと思われがちですが、
本当に優しい人は
まずは自分を大切に出来た人
です。

 

 

自分を傷つける相手を
かばおうとするのは、
心の奥底で相手のことをバカにし、
差別しています。

「相手よりも自分の方が人徳者である。
 だから、私の方が社会的に価値が高い」

などと自己承認欲求を満たそうとしている
心理の裏返しだとも言えるのです。

 

本当の人徳者ほど、
相手と自分を対等に思うように
努めています。

 

自分を犠牲にして相手を気遣う
という考えには至らないのです。

 

 

 

もともと、
どんな環境に置かれても、
「虐められない人になるには?」

 

どうしたら
「虐められやすい人」から
抜け出すことが出来るのか?

 

それが
自分のセルフイメージ(自尊心)を
取り戻していくことが
最も早い解決方法です。

 

 

 

虐められやすい人」と
虐められない人」を比べると
わかります。

 

虐められやすい人ほど
その集団の中で最もセルフイメージが
低いのです。

 

 

 

虐められにくい人ほど
自分のことを大切にしています。

 

虐められやすい人ほど、
自分がこれから入る組織が
違和感を感じ、
「オカシイ」と感じたら、すぐに逃げます。

 

身を置くコミュニティが
ブラック企業やカルト宗教だとしたら
迎え入れてくれた温情や礼儀を後回しにして、
「自分を一番大切に思っている」ので
すぐに辞めてしまいます。

 

 

虐められやすい人ほど、
「オカシイ」と感じたとしても、

「すぐに辞めるなんて根性なしだ!」
「厳しいのは仕方ないことだ!
 甘えてはならない」
「周りの期待に添わないといけない!」

などという考えで、
耐えようとしてしまうのです。

 

 

 

 

根性がある。偉い!
などと褒められそうですが、

 

そんな人材ほど、
経営者や支配者から見れば、
搾取のしやすい都合の良い人材でしか
ありません。

 

積極的にそんな人を褒めるのは、
当たり前です。

 

 

しかし、

 

自分に自信を持ったり、

すぐにセルフイメージなんて上げられないよ!

そう思う人が多いと思います。

 

 

セルフイメージの上げ方、
自尊心の取り戻し方は、
日々、研究し他のブログでも
御紹介しておりますので、
よろしければお読みになってみてください。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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