やめよう事大主義「メンツを人前で潰す人」と付き合ってはならない。
・大勢の人の前で、相手を罵倒し、大恥をかかせる。
・通常ならば、サラッと流せる小さなミスを
「大きなミス」のように取り上げ、世間の評価を下げる人
・恥ずかしい姿を見せたくない部下や子どもの前で、罵る。
これらを「メンツを潰す」と言います。
ちなみに、
メンツを人前で潰せるだけの人とは、
ある程度の地位、ポジション、何か人並み以上に優れたスキル、
価値あるものを持っているからだと思います。
「この人は性格が悪いけれど、
従っておけば、自分に利益がありそう」
などと利己的に考え、
付いていくことは、おススメしない。
ということを伝えていきます。
皆の前でメンツを傷つける人の心理
なりふり構わずメンツをつぶす人と付き合えば、
災いは、必ず自分にも降りかかってくることになるからです。
傍観者であった立場が次に、
必ず、自分が「メンツをつぶされる側」に
周る日が来るからです。
メンツを潰したい心理とは?
相手のメンツを顧みることなく、
誰か他人の恥をかかせられる人の心理とは、
という自己承認欲求を求めていることから
来ているのです。
メンツを潰している人から、離れなければならない理由
だから、いつも罵倒している相手が居なくなったら、
今度は、誰か一番立場の不利な相手を探し出し、
また別の他人を蔑もうとするのです。
表向きは、
「自分は、正しいことをしている。」
「相手に、正しさを教えている」
ということにしておいて、
が一番に来ているのです。
相手のメンツを潰すことなく、指導できる人とは?
ある経験談を話します。
ある「管理職」の方が、新人の部下と、
取引先と、見積もりの打ち合わせをしに行った時のこと。
新人の部下は、取引先に対して、
「コチラが上なんだぞ!」という、
傲慢な態度を取ったそうです。
よく有利な立場が取る、
ありがちなパターンだと思います。
新人の部下は、
仕事が出来、優秀な人が陥りがちな、
「愛嬌、人徳、人に対するメンツを考える」
ということが無能なタイプです。
そして、
管理職の方が、新人部下を連れて、
誰も居ない給湯室に向かいました。
そこで、新人部下に対し
・相手に嫌われて、良い仕事が出来る訳が無い。
・取引先から「飲みに行きませんか?」と、
誘われるような関係を作らなきゃダメだよ。
と、指導したのです。
そして、何事も無かったかのように、
また取引に戻り、打ち合わせの場を暗くすることなく、
再開したのでした。
ここでは、何が言いたいかと言うと、
みんなが居る前で、叱るのではなく、
管理職と新人部下の2人だけの所に連れて行く配慮をし、
きちんとシメルところは、しめられる。
「メンツや、場の空気を保つ、優秀な管理職」
だと言うことです。
この管理職の方は、流石ながら、
1年ほどで、300人ほどの従業員を抱える社長に
出世していきました。
他人のメンツを傷つけたり、差別する人からは、人間関係を築かない方が良い
誰か他人を傷つけるような人とは、
どんなに優れた地位やスキルを持っていたとしても、
基本的に、人間関係を築く必要はありません。
もちろん、
コミュニティや人間関係を自由に選べない人にとっては、
理想のように聞こえるかもしれません。
しかし、事大主義である以上は、
人に振り回されやすくなります。
事大主義とは?(国語辞典より)
自分の信念をもたず、
支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度
人間関係をあまりにも利己的に考え、
その場の有利な立場に従う人生は、
他人に振り回されやすい人生になるということです。
世の中に出回っている本やブログには、
「相手に、こう言われたら、こうやって切り返せ!」
「相手に、何を言われても、マインドフルネスで、
負の感情で、反応しないようにしましょう」
などと言う小手先のテクニックが伝えられていると
思います。
けれど、
根本的な問題の解決には、
・誰にも生命線が握られずことなく、
いざとなったら、離れることが出来る。
・自由にコミュニティを選べる。
という状態を1歩1歩ずつ作っていくことが必要です。
何も、
「大金を稼ぐ!」
「独立起業でカッコ良く!」
などと、世間に見せびらかすための数字を
良くしていくことだけが、経済的自立の目的ではありません。
「人に振り回されない生き方をしたい」という人の方のために、
「経営者が学んでいる心理学」では学びを伝えています。
よろしければ、お読みになってみてください。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。