人生にかける大半をしめる時間が
仕事の方が多いと思います。
仕事をする場の職場において
職場の人間関係は
とても重要になってきます。
仕事内容がどのようなものでも
日々の業務を我慢するよりも
ストレスが最もかかるのは
人間関係です。
人間関係がある限り
目の前のやっている仕事が変わっても
取り巻く状況は変わりません。
既に、
「自分に対して、いつも強く当たってくる人がいる」
「皆から無視をされる」
「めんどくさい人、理解できない人がいる」
など、辛い思いをされている方が
いらっしゃって、これを読んでいるのかと
思います。
どうすれば解決できるのか?
根本的な考え方と、取り巻く状況に
ついてお伝えいたします。
人間関係は変えられない
他でもお伝えしています通り
人はいかなる手を持っても
変えることは出来ません。
相手を変えようとしても
価値観を押し付けるだけで、
何も解決することはありません。
変えられるのは自分自身だけです。
自分の
・考え方
・環境
・行動
のみ変えることが出来ます。
自分が考え方を変えて、
自分の取り巻く環境を変えるために
行動しなくてはなければ
何も解決しません。
ある人は異動、転職、独立などが
頭に浮かぶでしょう。
またある人にとっては
非常に厳しく、理想論を語っている
ように捉えられます。
小手先のテクニックで相手を
コントロールしたり、
自分を表面的に見せただけでも
かえって上手くいかないのです。
相手をコントロールしようとすれば
北風と太陽のおとぎ話のように
いくら北風のような強い力を使っても
旅人はコートを脱がないように
頑なになります。
素では無い自分を表面的につくろうから
疲れて辛いのです。
必ずボロが出てさらに苦しくなります。
テクニックで人間関係が上手くいかない理由
「ダメな人だな…」
「ブラックな会社だ…」
これを見ている人が
とても頭が良く、自分の立ち位置を上手く
取っていたとしても
人はネガティブなことを考えると
必ず悪いところにしか目が
いかなくなります。
一度、嫌いになった相手には
嫌なところ、ネガティブなところにしか
目がいきません。
人間の脳の構造上そうなっているのです。
必然的に相手に対して避けるようになります。
「ぶっ潰してやる!」
などというネガティブな
感情を増幅させるだけになります。
会社や職場とは
利益を出し、理念を追及する場です。
「誰のために仕事が出来るか?」
「何で社会に貢献できるのか?」
「どんな商品、サービスで喜ばせることが出来るのか?」
本来ならば、エネルギーをそこに
集中させなければなりません。
みすみす、ネガティブなことを処理するために
非生産的なことにエネルギーを浪費してしまうのです。
好きな人ならば、
相手がミスをしていてもフォローをして
まるでミスが無かったかのように
対応するでしょう。
逆に嫌いな相手ならば、
相手がミスをしたら
「チャンス!」と言わんばかりに
徹底的に相手のミスを指摘して
責任を追求しますよね。
思い出してみてください。
「貴方は誰のために仕事をしているのでしょうか?」
…
…
…
「自分のため、もしくはお客さんのためですよね」
誰かのミスを追求して勝ち誇っている人に
好きになって、ついていきたいと
思うでしょうか?
誰かのネガティブなことを皆に
言っている人に対して
信用ができますでしょうか?
お客さんが求めているには
「どこの誰の責任か」でしょうか?
自分のため、お客さんのためならば、
ネガティブなことを叩きあっている暇と
エネルギーの余裕は無いのです。
商品、サービスを良くするために
上手くいかなかったことを改善しようと
することが目的なのに
本質がズレていますよね
ネガティブな職場に居ても
得られるものは何も無いのです。
何度も言うように、
自分以外の他人を変えることは
いかなる手を使ってもできません
現代の取り巻く状況
20世紀は、
「上官の命令で人を動かす」
組織が効率が良く運用されていました。
わかりやすく言う十
目の前に地位、権力、お金といった
ニンジンをぶらさげてお尻を叩く馬のように
アメとムチ方式です。
世界大戦が終結した後も
会社組織で運用され続けて
1980年代まで上手くいきました。
1980年代までは、
仕事に答えがあったからです。
モノを作れば作るほど売れます
なので、決まった通りに同じように生産し、
働かせれば上手くいかせることが
簡単でした。
ただ、現代はモノが大量にあふれているので
モノを作っても売れません。
21世紀のこれからは
「未来がわからない。」
「やってみなければわからない。」
の時代です。
だから
「創造的な活動をする」
「アイデアを出して新しい商品、サービスを生む」
といったクリエィティブな仕事が求められるのです。
マニュアル通りにこなせる人は
どんどん機械やコンピューターに
置き換わっているのが
何よりの証拠です。
20世紀で上手くいった
「上官の命令で人を動かす」
のようにお尻を叩けば
萎縮してアイデアやクリエィティブは
生まれません。
目の前に人参(権力、地位、お金)を
ぶらさげるとかえって
創造的な活動を狭めてしまいます。
現代の若い人ほど
「お金は自分が食べる必要最低限あれば良い」
という理由は、理にかなっているのです。
無気力になっているわけでは無く
目の前に人参(権力、地位、お金)よりも
創造的な活動を求めているのです。
「今の時代は何を求めているのだろう?」
「どうすればお客様は今よりも
もっと喜んでくれるのだろう?」
「どうすれば世の中に素晴らしい
商品、サービスを提供できるのだろう?」
ということを常日ごろから考えているのです。
今は時代の転換期とも言えます。
1990年以降の家庭用パソコンから始まり
2000年以降は
インターネット、携帯スマートフォン、SNS
2010年以降は
iot、VR、AI、人工知能、5G、Uber、仮想通貨、
デジタルネイチャー、シンギュラリティ…
などなど、
80年代には思いもしなかった
次々と新しい技術が生まれているのが
その証明です。
20世紀型の上官の命令で
人を動かすような
「アメとムチで動く時代」は
終わるのです。
それでも80年代までに
うまくいったことがある時代の人ほど
同じ対応策に固執するのです。
なので
80年代までに上手く行った人と、
現代に合わせて対応させようとする人が
混じり合っているため非常に難しいのが
現状です。
ただし
昔の時代のやり方では上手くいかないと
気ずき始めた人が
他人に価値観を押し付けようとするのは
違います。
私、杉山自身も過去に犯してしまった
ミスなので、触れておきましたが
「価値観を押し付ける」
ということは、
80年代の人がやっていたことと、
なんら変わりません。
「相手の価値観を理解する」
ことを忘れてはいけません。
どんなに時代が進化しても
誰もが
「理解されたい」「共感されたい」
という不変の心理は
変わりません。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。