「空気を読む」の本質<自分を押し殺すことでは無い>

「空気を読む」の本質<自分を押し殺すことでは無い>

 

・「空気を読む」とは、どうゆう意味か?

 

・そもそも、空気を読むことが嫌い。

 

そんな人の疑問、問題解決のために、
深堀りして、お伝えしていきます。

 

 

「空気を読む」とは?

 

『空気を読む』とは、

その場のコンテキスト(文脈)を把握すること

 

 

コンテキスト?
と、言われてもパッとしないので、
「例えば」の話をします。

 

 

 

皆が、暗い顔をしていたり、
ある人はピリピリしています。

 

「なぜみんな、暗い顔をしているのか?」
「何があったのか?」

 

勇気を出して聞いてみたり、
情報収集してみると、

親しい人が亡くなったから。

ということがわかりました。

 

 

@大災害が起きた

 

A親しい人が亡くなった

 

Bみんな、悲しい気持ちになっている

だから、

「とてもテンションアゲアゲで、
明るく振舞うことなんて出来ない」

 

「空気を読んで、寄り添うように、
静かにしていよう

ということが出来ます。

 

 

 

 

もう一つ、例を挙げます。

 

 

いきなり放り込まれた場所は、

集団の皆が明るく、
ハイテンションである。

 

「なぜだろう?」と、
コンテキストを探ってみると、

 

みんなの共通の目的が、

「この場を楽しくやりたい」

というものです。

 

ホントは、
自分は静かな空間の方が好きだけれど、

みんなの良しとする共通の目的に合わせて、

 

自分も、明るく振舞ってみる。

といった感じで、空気を読むことが出来ます。

 

 

以上の例えが、
『コンテキスト(文脈)を探る』『空気を読む』
ということです。

 

 

誰だって、いきなり新たなコミュニティに放り込まれたら、
「空気を読む」ということは出来ません。

 

 

「空気を読まない」とは?

 

先ほどの例で例えるならば、

 


お葬式の時、みんなが悲しみに暮れている中、
小林幸子のようなドハデな衣装で登場し、
ハイテンションで登場する。

 

みんなが明るくテンションが高くしたい時に、
「つまんねー」と、不平不満、文句を大声で垂れて、
みんなの気持ちをネガティブにする。

というものになります。

 

 

そして、空気が読めないと、

 

その場のコミュニティの人にとって、
「迷惑だ!」「排除したい」という感情が
沸き起こるのですから、

 


コミュニティには属すことが出来ない。
ということになります。

 

 

 

「空気が読めない」で悩んでいる人にアドバイス

 

「空気が読めない」のでは無く、
単にコンテキスト(文脈)を知らないだけ
なのです。

 

「空気が読めない」で悩んでいるのならば、

・その場の人が望んでいることをリサーチする

 

・なぜ、その雰囲気が作られているのか、
コンテキスト(文脈)の情報収取をする。

です。

 

空気を読むことを邪魔している固定観念

 

「これは、こうであるべき」

という固定観念が大きければ、大きいほど
「空気が読めない」をつくりだしがちです。

 

 

 

「こうであるべき」が、
相手の話、情報を塗りつぶしがちだからです。

 

 

先ほどの図に例えるならば、
「災害があり、大勢の親しい人が亡くなった」
という「コンテキスト」の部分を知らずに、

・テンションが低いことは、ダメなことなんだ…

 


などと固定観念に縛られ、

「どいつもこいつも、暗い顔しゃがって!
もっとシャキっとしろ!」

などと言う「空気の読めない」行動をすれば、
周りから煙たがられる。
ということになるのです。

 

 

 

「あえて、空気を読まない」ことが必要な時

 

その場のコンテキスト(文脈)を、
きちんと知っておきながら、

あえて空気を読まない方を選択する

という場面は存在します。

 

 

例えば、
よくある飲み会の「明るい空気」だけれども、

 

その場に居る特定の人が嫌に感じていても、
欠点を指摘して、笑われている。

 

そんな時、「明るい空気」を壊してでも、

「それは、言いすぎだよ。失礼だ!」

と、言う時です。

 

 

あえて空気を読まないことで、
自分や誰かを守ることに繋がります。

 

 

もっと大きなことに例えるならば、

独裁者の如く、ワンマン社長の経営する会社で、
従業員はみんな、
「社長に逆らえない。どうせ何やっても無駄だ!」

 

というネガティブな空気になっている状態が
あるとします。

 

あえて空気を読むことなく、
先陣を切って社長に対し、
「あなたはオカシイです!」

 

などと行動し、
従業員に対しても背中を見せることで、
会社全体の空気を変え、良い方向に導く

という例は、実際に起こっていることです。

 

駅弁販売のパートが、会社を変えて年商10億円にした話

 

 

「空気が読めない」のでは無く、

己の信念を貫き通すために、あえて「空気を読まない」

という選択肢が存在するのです。

 

 

「空気を読む」の本質

 

「空気を読む」ということは、
支配されることでも、自分を殺すということでは
ありません。

 

そのコミュニティの
コンテキスト(文脈)を、きちんと理解したうえで、

みんなの空気に合わせるのか?

 

あえて合わせない方が上手くいくのか?

判断して行くことが本質に近いのです。

 

 

 

また、周りに「空気が読めない人」が居たら、

 

コンテキストをきちんと理解したうえで、

「あえて空気を読まない」という行動をしているのか?

コミュニケーションを取ってみると良いかもしれません。

 

 

そうでなければ、
単に「空気を読め!」では無く、
「コンテキスト(文脈)」を説明しなければなりません

 

 

今回もここまでお読みくださり、
ありがとうございました。

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