空気を読む方法「文脈(コンテキスト)を読む」とは何か?

空気を読む方法「文脈(コンテキスト)を読む」とは何か?

 

空気を読むとは

「今起きている結果」だけを見るのではなく、
なぜその結果に至っているのか?

 

文脈(コンテキスト)を読む(探る)力です。

参考「空気を読む」の本質<自分を押し殺すことでは無い>

 

 

なので、村八分が怖いがために、
同調圧力に屈することを「空気が読める人」
とは、言わないのです。

 

大きな勢力や風潮に迎合することを、
「事大主義」と言います。

 

 

今回は「空気を読む力」をつける、
文脈を読むコツをお伝えしていきます。

 

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間違った空気の読み方「老害の心理」

 

前提として、

 

大半の人は「空気を読む」では無く、
過去の記憶に照らし合わせて判断している
ということをしています。

 

 

 

過去の記憶に照らし合わせることで、
その場を上手くやることは出来ます。

 

 

しかし、今までの過去の記憶には存在しない人に合えば

「この人は、何を言っているのか、わからない」

 

「過去の記憶に存在しないことは、理解できない」

に陥り、上手く行きません。

 

 

 

さらに、
過去の記憶には無いコミュニティを避けようとするので、
結果的に、行動範囲が狭まります。

 

 

狭いコミュニティに長く居れば、

「まるでこの世界がすべてだ!」

かのように固定観念が形成されていきます。

 

 

「視野が狭い人」「頭の固い人」「老害」と言われる人は、

・自分の過去の記憶に無いものを、見ないようにする

 

・自分の理解できない人は、
自分がオカシイのでは無く、相手がオカシイ。

などという心理になり、
時代の変化に取り残されることになります。

 

 

 

コンテキストを読む方法

 

「空気を読む方法」と検索をかけても、

・周りをよく見ましょう

 

・自己中心的では、いけません。

 

・相手の立場になりましょう。

などと、当たり障りの無いことが書かれています。

 

間違ってはいないのですが、
本質ではありません。

 

 

「周りを見る」「相手の立場に立つ」ということは、
しょせん「過去の記憶」に照らし合わせて判断することです。

 

「過去の記憶」に存在しない人や出来事を
理解することは出来ません。

 

そこで「文脈を読む」ということをします。

 

 

 

言葉だけでは理解できないのならば、

@なぜ、その「言葉」が出たのか?
「言葉・行動」の裏には、何があるのか?

 

A「状況」から踏まえて、
相手は、何を考えているのか?

 

B「意図は?」何をしたいのか?

 

C何か「思想」や「考え」は持っているのか?

 

D「信念」は?
相手には「世界観」や「哲学」を持っているのか?

 

@〜Dまでを文脈(コンテキスト)と言います。

 

「相手の話」が理解できないのならば、
順に探っていけば良いのです。

 

 

注意事項「土足で相手の心に踏み込んではならない」

 

文脈を読む際に、気を付けなければならないことは、
段階を飛ばして、いきなり相手の本質や、信念を
捉えようとすることです。

 

相手を理解することが出来る」メリットがある反面、
相手を丸裸にしてしまう」ことと一緒だからです。

 

 

 

男性に例えるならば、
せっかく肩書や見栄でカッコつけているのに、
本当は見られたくないことまで、洗いざらい知られるのと
一緒です。

 

女性に例えるならば、
せっかく時間をかけてお化粧をした顔を、
雑巾でゴシゴシ拭かれ、スッピンにされることと
一緒です。

 

誰でも、心を許していない相手に
ハダカを見せたくは無いのです。

 

 

 

相手の思想や、信念に触れることは、
出会って間もない人に「コンプレックを触れられたり」「宗教の話」を
することと一緒です。

 

文脈を探る際は、浅いところから、
「徐々に掘っていく」もしくは、
「触れない選択」も必要なのです。

 

 

 

「何がコアな話なのか?」

以下の図にまとめてみましたので、
参考にしてみてください。

 

 

大衆の「文脈の読まなさ」は才能でもある。

 

念のために触れておかなければならないのが、
相手を理解しようとして、いちいち文脈を読むことは、
とても労力とコストがかかる。ということです。

 

相手のことに興味が無ければ、尚更ですよね。

 

 

だから大半の人が「外ヅラだけで判断する」
ということが起こるのです。

 

「なんで、わかってくれないんだ!」

 

「なんて、思慮が浅はかな人なんだ!」

と、思うことはありますが、

 

多くの人は、文脈なんて読まずに、
判断できた方が、手っとり早いからです。

 

 

もっと言えば、
「相手の話なんて聞かずに理解する」
ということをした方が、楽だからです。

 

外ヅラで判断していく」ということは、
人間にエネルギーを消費せずに、他のことに集中できる
というメリットも含まれているのです。

 

 

 

まとめ「文脈を読む力」は、未知の領域を知るためにも役に立つ

 

文脈を読むという方法は、人間関係だけで無く、
あらゆる学問や研究をするのにも役立ちます。

 

理解できないけれど、
自分の興味を持った人物や世界観に触れたい時、
ひたすら「文脈を読む」という作業をします。

 

 

 

マニアックな人物を例に出すと、

 

「落合陽一」の話を理解するには、
多くの文脈(コンテキスト)を知る必要があります。

 

 

 

本人が、固定観念の塊の世の中に対し、
イノベーションを起こすために、

 

あえて専門用語を使い、
表現の幅を広げる抽象的な話をしだすからです。

 

 

落合陽一を理解するのに必要な文脈を具体例に出すと

 

 

(初級)

・彼の出している書籍を4〜5冊読む

 

・彼の語っているyoutube動画を
理解できなくてもいいから、10本くらい見てみる。

 

(中級以上)

・老荘思想をパラ読みしてみる。

 

・プログラミング言語の「python」と
人工知能に必要な「TensorFlow」と数学に
触れてみる。

 

(上級)

・自分にしか理解できない世界観を研究するために、
論文を書くorアートを発信してみる。

ということになります。

 

「意味の分からない人」から、
「自分の血肉になる人」にシフトしていきます。

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございます。

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