メンタルをトレーニングする4要素
メンタルを強くするには?
どうしたらメンタルを鍛えられるのか?
結論から申しますと、
メンタルを強くしていく方法とは、
以下の通りです。
- 健康であること
- 自己イメージを正常にすること。
- コミットメントする機会を増やすこと
- 反応しない練習
箇条書きにすると、
なんのことだか意味がわからないと思いますので、
順番に解説していきます。
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健康であること
大前提として、
メンタルの強さとは、健康に比例します。
身体がダメになってしまえば、
メンタルもダメになってしまいます。
どんなに強靭な肉体を持っていたとしても、
病気になれば、本来の力を発揮できないように、
まずは健康が重要になってきます。
単純に、睡眠不足でメンタルが弱いならば、
寝れば良いだけです。
疲れてヘトヘトになっているのであれば、
休めば良いだけです。
騙されてはいけない。
自分の肉体をマネジメントするために、
「休む」ことも仕事のうちです。
よく、睡眠不足だろうが、疲れていようが、手足がちぎれていようが、
気合・根性・頑張る。など
まるで昭和のスポーツ漫画の思想は、
10年、20年、30年と、長期的に見た時、
間違いなく精神をやられます。
特に、現代では、働き続けるコンピューターに人力で挑むような
働き方は、竹やりでB29に挑むようなものです。
それが「カッコいい」と思うのであれば、
それはスポーツやエンターテイメントの中に納めておいて、
日常生活やビジネスの場には持ち込んではいけません。
健康・肉体をマネジメントする方法は、
以下の記事を参考にしてみてください。
自己イメージを正常にすること
自己イメージとは、
何の根拠も無く、自分に自信がある。
ということが「当たり前に感じられる」ことです。
どんなに豊富な知識・スキル・ノウハウ・武器を持っていたとしても、
自己イメージがマイナスの状態であれば、すべてが台無しです。
自己イメージもまた、
健康と同じくメンタルの強さに比例するからです。
何か目標を達成することが出来れば、
「自分に自信が持てる。」
という考えは間違いです。
自分に自信がある人が、
目標を達成することができる。
です。
他の記事でも繰り返し、さんざん語ってきたことなので、
ここでは深掘りしていきませんが、
根拠と信憑性は、以下の記事で伝えています。
コミットメントする機会を増やす
ここからは、
自己イメージがマイナスの状態では無いこと。
整っている前提で話をしていきます。
どうしたら自己イメージを高めていくことが出来るのか?
を伝えていきます。
自己イメージの高さとは、成功体験の中から生まれます。
具体的には、
・適切な目標設定を行い、
過去の自分には出来なかったことを増やしていく。
・今まで知らなかった世界を見ていく。
・自分が「コレだ!」と思ったこと、
気になったことに、すぐに飛びつき挑戦してみる。
といったものになります。
多くのことが1日やそこらで出来ることではありません。
だから、
他のことを捨てて決断する。
今自分が持っているエネルギーを、1つに集中していく。
これらをコミットメントと言います。
成功体験と言っても100発100中のような、
うまい話が、あるわけありません。
しかし、
コミットメントする機会を増やせば増やすほど、
単純に成功確率が上がっていく訳です。
また、望んだ結果を得られなくとも、
目指した目標と、何もしなかった自分では、
どれだけ近づけたか?
前向きに考えていくことが継続のコツです。
傲慢と自信の違い
念のために、触れておきますが、
よく勘違いされやすいのが、
誰よりも能力が高いこと。
他人よりも有利であること。
人並みに、富を持っている。
などなど、誰かと比べる時点で、間違いです。
他人と比べることでは、
自己イメージは高まりません。
比べている他人に対して執着することになります。
かつ、
他人よりも優れている状態は、長続きしません。
時代が変われば「何が優れているか?」が変わります。
もっと若くて優秀な人が、必ず現れます。
そんな時、
今まで自分を守っていた傲慢さは、
自分を蝕む毒に変わります。
よく頭の硬い老害ほど固執したり、変化を恐れているのは、
自分を保っていたものが崩れてしまうからです。
そんな人ほど、すべて失った時、
自ら死んでしまいます。
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生まれつきメンタルが強い人・弱い人
生まれつきメンタルが強い人というのは
自分の周りで何が起きても、興味も関心も無い。
考え込んだりしない。「反応を大きくしない人」
ということです。
逆に、外部の刺激に対して傷つきやすい人というのは
外の出来事によく反応を大きくしてしまう人です。
HSP・エンパス
・他人の悲劇や痛みに対して、自分まで影響してしまう。
・映画のグロテスクなシーンに対して、目を背けてしまう。見れない。
・感受性が人一倍、高い。
・音や痛みなど、外部の刺激に敏感である。
これらは、5人1人は当てはまる心理的傾向です、
※病気という訳では無い。
という言葉があるくらいです。
外部の刺激に反応しやすい人ほど、
1つ1つの情報に対して、考え込み、
「反応」を大きくしていることから来てるのです。
「傷つきやすい」とは、いわば、
考え込みやすいということです。
たいていのことは、
外の出来事から自分が傷つけられる訳では無く
自分自身の脳で解釈し、自分のメンタルを傷つけているのです。
もちろん、「反応しない」しないようにすれば良い。
などと、単純なことを言いたい訳ではありません。
感受性の高い人ほど、以下のようなメリットがあります。
自分がシマウマだとして、
近くにライオンが向かってくるという「刺激」に対し、
とっさに「反応」して「逃げる」「戦う」などの対処をしなければ、
殺されて食べられてしまいます。
反応しやすい人というのはそれだけとっさの出来事に対して
対処できる人であり生き残りやすい人なのです。
生物が自分の身を守るために身に着けた生存戦略なのですから。
もちろん、現代の日本に住んでいる限り
道を歩いていたらいきなりライオンが襲い掛かってくる
ことなんてありませんね。
野生の世界ではせっかく役に立っていた能力が
現代ではむしろ過敏すぎるかもしれません。
誰かの心のない一言によって
いちいち傷ついて病んでしまい日常生活に支障をきたしてしまう。
そんな人に向けて次の話をしていきます。
反応しない練習
何か考え込んで居る時こそ、
落ち込んでいる時こそ
「あっ!いま自分は反応している!」
「起きた出来事は刺激でしかない。」
「 外の刺激に対して、自分の脳が解釈している」
と思うだけで良いです。
逆に
「反応をしているからダメなんだ!」
「反応しないようにしなきゃ!」
などと、生理現象を意志の力で抑えることは不可能です。
自分が、外の刺激や情報に対して、
「反応し、それを自分の脳が大きくしようとしている」
この意識をすることは、
メタ認知と言って、自分自身を第三者目線で
フカンしている状態なのです。
このメタ認知(第三者の目で自分を見ること)は
生物の中で唯一「人間」だけが出来ます
第三者の目で自分を見ると
頭に血が昇り、視野が狭くなった自分に
対して冷静な判断が出来るようになるのです。
平常心を保つことにつながります。
「ダメな自分」が傷つかない思考法4選「無理なくダメな自分が成果を出すため最強の考え方」
でも伝えていますが、メタ認知は
過去の記憶、トラウマ、フラッシュバックで
悩んでいる時の対処法としても用いられています。
大切なことなので、繰り返しますが、
「外側の出来事」では無く、すべて「内なる自分」次第。
「起きた出来事」と「自分の心情」は、分ける。
ということです。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
今に集中するために、メンタルを強くする
夢や願望実現、成功の秘訣は、
今に集中できる時間を確保し、継続すること
が重要になってきます。
いちいち感情に振り回され、
落ち込んだり、怒りに満ちている状態は、
とてもコスパが悪いです。
エネルギーを浪費しているせいで、
やる気がしなかったり、集中力が続かないのも、
分散してしまっているからです。
メンタルの弱さは、
・継続をやめる(諦める)。
・ストレス解消のために浪費する。
などと、時間的、経済的にも損失に繋がります。
だから、
小手先のテクニックやスキルよりも、
メンタルの学びの方が重要になってきます。
よく、企業の社長やトップアスリートも、
身内に不幸が起きたり、困難にぶち当たっても
取り乱したり、目の前の仕事がブレません。
社長やアスリートなど、なぜ
メンタルが強い人が「無感情」に見えるかが
理解できるかと思います。
仕事や、目の前のプレーをこなす時、
良いことも、悪いことも「反応」しないのは、
エネルギーを1点に集中させているからです。
メンタルが強い人ほど
冷酷で無感情に見えてしまう原因なのかもしれません。
感情を優先する
ただ、はき違えて欲しくないのは、
感情を捨てろという意味ではありません。
感情があるから、
嫌なことから避けたり、
好きなものを選ぶことができます。
取り組んでいることや、
お付き合いしている人に対して
「嫌だな…」と思う時。
それは自分にとって
「この人と付き合いたくない」
「これ以上、何も得られるものが無い」
という正しい判断をしているのです。
「次からは、この仕事をしない」
「もうこの人とは、会わないようにしよう」
「これ以上、お金と時間を浪費しないようにしよう」
自分にとって良い方向に導いてくれているのが感情の役割です。
感情があるからこそ、
「好き」や「楽しい」、「心地良い」という
選択することができるのです。
自分が心の底から感じたことは、
間違いなく「自分にとって、正しいこと」です。
相手の言いなりになるのでもなく、嫌なことを我慢するのでもなく、
かつ、感情に振り回されること無く、
感情を有効活用していくことが今回伝えたかった本質です。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。