感情は無くした方が良いのか?「大人と無気力は違う。」

 

どうしたら、怒りという感情を抑えられるだろうか?

 

どうしたら、イライラという感情を無くせるだろうか?

 

不安や悲しみ、モヤモヤと言ったネガティブな
感情を出来るだけ感じたくない。

 

むしろ感情なんて無くしてしまった方が、
良いのではないか?

 

そう思い、このような記事に
たどり着いた人が多いのでは無いでしょうか。

 

 

 

 

結論から言うと、

●感情は自分の身を守るために使うために必要です。
 感情の無い人は、自分を守ることが出来ません。

 

●感情とは「やる気」の原動力です。
 感情が無ければ、何も行動することも無ければ、
 心の底から「やる気」も一切、沸くこともありません。

 

 

感情とはポジティブな要因と、ネガティブな要因
まるでコインの表裏のように、両方の側面を持っています。

 

なので、
イライラや怒り、不安を避けたいから、
ネガティブな感情を一切無くすと、

 

やる気、行動の源、情熱、危険回避の能力など、
ポジティブな恩恵すら受けられなくなる
ということです。

 

 

感情について、より詳しく解説していきます。

 

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感情を無くすと、どうなるか?

 

 

怒りとは、何か社会やシステムに対して、

「こうしたらいいのに!」

という気持ちから生まれるものです。

 

「怒り」というネガティブな要因の代わりに、
情熱」というポジティブな要因を得られます。

 

全く、怒りの無い人ほど「無気力な人」です。

 

 

 

 

イライラとは、

「本来、これだけ出来るのに…」

という気持ちがあるから、生まれるものです。

 

「イライラ」というネガティブな感情を感じたのなら、
もっと上手くやろう」「改善しよう」という動機を
働かせます。

 

全く、「イライラ」が無い人ほど、
物事を良くしようという気力が無く、
堕落」「怠惰」であるということです。

 

 

 

 

不安とは、

先が想像することの出来ない未知の体験

をするから、生まれるものです。

 

「不安」を感じない人は、
ワクワク」するということがありません。

 

全く「不安の無い」人生ということは、
一切のワクワクを感じない人生だと言うことです。

 

 

 

感情は、味方につけるべき理由

 

ここで言いたいことは、

 

怒りが変革の情熱を生み、
イライラが改善のヤル気となり、
不安が未知の挑戦を促しているのです。

 

ネガティブな要因と、ポジティブな要因、

どちらの感情も上手く味方につけて生きていく

ということが、賢い選択なのです。

 

 

穏やかに見える人や、
理想としている人格者とされるは、
内なる心に感情を感じていない訳では無いのです。

 

 

 

 

もしも、心を殺して感情を全く感じない
という状態を作ったのならば、

 

それは精神的に優れている訳でも無く、
ただただ、何もやる気も、精気も感じられない
無気力な人」です。

 

 

感情との正しい付き合い方とは?

 

感情は感じないようにするのでは無く
感情を感じた時、

次に起こした言動が適切かどうか

です。

 

●怒りが沸いたので、
 ココにあるモノを壊しました。

 

●イライラしたので、
 相手を傷つけました。

 

●不安を感じたので、
 他人に迷惑をかけました。

 

そんなことは、
「子ども」でも悪いと、
わかっていることですよね。

 

 

怒りを感じた後、どんな行動をしたか?

 

イライラを感じた後、どんな言動を取ったか?

 

不安だから、何をしたか

ネガティブな感情そのものを感じたことが
悪いのでは無く、

 

感情を感じて、次に適切な言動が取れたかの方が、
重要になってきます。

 

 

よく、「感情的な人」と聞くと、
悪いイメージに捉えられるかもしれません。

 

それは、感情が大きいことが問題なのでは無く、
次に取った言動に問題があることが多いのです。

 

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感情をコントロールする方法

 

●感情をコントロールするために、
 どうやったら精神力を鍛えられるのか?

 

●メンタルを強くするために、
 滝に打たれれば良いのか?

自分の感情をどうにかしようと考えますが…

 

結論から言うと、

気合、意志、根性の力では絶対にできません。

 

 

唯一、感情をコントロールできる方法は、

「体験」

だけです。

 

 

 

「体験」とは何か?
例え話を用いて説明していきます。

 

・小学2年生くらいの子どもが、
 始めてもらった、自由に使っても良い
 1000円を、どこか道端で落として無くしたとしたら、
 パニックで、気が気でなくなると思います。

 

 不甲斐ない自分に怒りやイライラを感じ、
 誰かに八つ当たりしたり、とても感情的になります。

 

 周りの大人が、気にするなと言っても、
 子どもにとっては、重要で、大金のように感じているので、
 平常心を保てと言われても、無理な話なのです。

 

 

 しかし、その子どもが、30歳の大人になって、
 また1000円を無くしてしまったとしても、
 子どもの時のように、ひどく落ち込むなんてことは、
 しないはずです。

 

・思春期の女の子が、初恋をしている人にフラれ、
 失恋した経験をしたとします。

 

 初恋が、失恋という形に終わり、
 もう叶えることの出来ない願望なのだと、
 心に大穴が開いたような消失感に陥ります。

 

 周りから、どんなに「いつも通りにしなさい」
 と言われても、目の前のことが全くやる気が無い

 

 とても感情的な状態になります。

 

 

 ただ、大人になり、
 何度も恋愛を経験するうちに、
 「別れ」や「失恋」に対して、
 思春期の頃のような、大きな感情に振り回されることなく、
 きちんと通常通りに立ち直れる。

 

 本当の意味で感情に振り回されなくなる
 という状態を作りだすことが出来るのです。

 

 

・会社をクビになった人が居たとしたら、

 

 人生で初めて「クビを切られる」という経験をしたら、
 誰でも「死にたい」「自分には価値が無い」と感じ、
 メンタルを病むことだってあります。

 

 

 しかし、時が過ぎて、
 起業で成功したり、転職などで「なんだかんだ、生きてる」
 という状態になれば、

 

 また同じような事件が起きても、
 「どうにかなる」という感覚になり、
 平常心を保つことが出来るのです。

 

 

 

まとめ「動揺しないために、動揺した体験をする必要がある」

 

 

動揺しないために
動揺した体験を必要とする。
次に同じことが起きても、動揺しなくなる。

 

人間関係で落ち込みたくないのなら、
人間関係で落ち込む体験を乗り越え、
「もう大丈夫」というメンタルが保てるのです。

 

 

体験の多さが、本当の意味で
動揺しないメンタルを作ることが出来る
ということなのです。

 

本で読んで、
こうすれば、感情をコントロールできる。
というものでは無いのです。

 

 

 

感情をコントロールできるようになるために、
体験を増やし、
体験の数だけ失敗の数が増えますから、

 

失敗に対して、学びがあり、
強いメンタル、動揺しない心、感情のコントロール方法が
わかってくるのです。

 

 

もちろん、
どうしようも無く、感情に支配されたとしても、
次に取る言動をコントロールする努力をすることが
大切なのです。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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