人間関係において一番切実な問題が

嫌な人との接し方

 

合わない人と、どう付き合えばよいのか?

という問題です。

 

「嫌な人」が周りに一人もいない
環境ほど幸せなことはないでしょう。

 

「なぜ、あの人は、あのような言い方をするのか?」

 

「嫌な人は、何が目的なのか?」

 

「なぜ自分ばかりターゲットにされるのか?」

あれこれ考えても解決方法に到らず
深刻な悩みを抱えている方も多いと思います。

 

 

そんな「嫌な人」に共通する習性を
心理学の分野から徹底的に分析し、

 

「嫌な人」への対処法とテクニックを
お伝えしていきます。

 

 

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多くの人が「嫌な人」に対して
なるべく敵意を向けないようにするために

 

自分が下手に出て対処して
ご機嫌を取ろうとしている方が
いらっしゃるかと思います。

 

 

これは間違った対処法で
「嫌な人」に対して
さらに油を注ぐようになるのです。

 

よりいっそう、自分に対して
強く当たってくるようになるのです。

 

 

「嫌な人の目的」は
ご機嫌を取られることでも無く
優遇されることではないのです。

 

 

「嫌な人」は「気を使っている人」に対して
何をしても良いと思い込むようになるのです。

 

 

より一層、強く当たってきたり
支配しようとしてきます。

 

 

「嫌な人」に対して
気を使ったり、媚びてはなりません

 

 

 

「嫌な人」に対して
自分からは
想定とは逆の事をするのです。

 

 

 

「想定とは逆の事」?
とは、どんな意味か?

 

順を追ってご説明していきます。

 

 

 

 

「嫌な人」は強く当たる相手に対して
当然のように悪気は無く
無意識でやっていることが多いのです。

 

 

後で「悪いことをした」
とは絶対に思いません。

 

 

「嫌な人」が他人に対して
強く当たってしまうのは

 

自分の自己重要感が低い
ことが多いのです。

 

自己重要感とは

 

「自分のことをすごいと思ってもらいたい」
「一人でも多くの人に理解されたい」
「自分は最も尊く、重要な人物でありたい」

 

などという
誰でも持ち合わせている
認められたいという欲求のことです。

 

 

精神心理学者フロイトによると

 

幼少時代に親や教師から扱われた記憶で
欲求の大きさが変わってくるそうです。

 

あまり認められてこなかった
愛されてこなかった人ほど
自己重要感が欠乏し

 

大人になってから自己重要感を
満たそうと価値観を押し付けたり
他人を差し置いて自己主張
する傾向にあります。

 

自己重要感は
「セルフイメージ」「承認欲求」「エゴ」
と言った言葉でも表現できます。

 

 

嫌な人は
自分自身の自己重要感の低さ
苦しんでいて、いつも満たされない
気持ちになっているのです。

 

 

自己重要感が低い人が行うことは
無意識に誰か周りの人に対して

 

いつも自己重要感を自分と同じレベルか
自分以下に下げようとしているのです

 

 

立場が弱い人、反撃されなさそうな人を見つけて
自分よりも低くことが目的なのです。

 

 

繰り返しお伝えするように
嫌な人には、悪気はありません。

 

自己重要感の低い自分が生き残るために
当然の行為だと
本能レベルで感じているからです。

 

 

 

 

 

嫌な人に対して悟らせようとしたり
指摘してはいけません

 

 

「あなたは愛されてこなかったのね」
「あなたは認められず可哀そうですね」
「そんな言い方では誰もついてくる人はいませんよ」

 

などと
自分が良かれと思って指摘してしまうと

 

「嫌な人」にとって「自分は嫌な人」だと
心底、思ってはいないので腹が立ちます。

 

むしろ「また傷つけられた」
と思ってしまいます。

 

 

例えるなら
太っている人が「体系を一切気にしていない」のに

 

周りから「君は太っているから、痩せたほうがいいよ」
と言われて反感を覚えるようなものなのです。

 

例え善意であっても
その人を傷つける行為で
火に油を注ぐ行為なのです。

 

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嫌な人は常に
誰かの自己重要感を下げようとしています。

 

「反撃をされそうな人」
「言いやすい人」
「何をしても大丈夫そうな人」
を探しまわっています。

 

 

絶好の標的なのは

 

「自分は嫌な人に嫌なことを言われてもしょうがない」

 

などと自分自身で思っている人です。

 

自尊心が低い人ほど
嫌な人に発見されやすくなります。

 

 

絶対に自分自身で
自分は嫌な人に嫌なことを言われてもしょうがない
自分はダメなヤツなんだ
などと思わないでください。

 

 

 

この地球上で完全完璧に優れている人はいません。

 

自分誰かと比べてダメである物差しや根拠も
それは幻想であり狭い解釈でしかありません。

 

絶対に自分を否定できる価値観は
この地球上には存在しません。

 

 

仮に誰かが貴方に対して「優れている」「優れていない」
と言っているならば

 

周りの自然を見わたして
「山と空ではどっちが優れているか?」
と比べるくらい意味が無いことです。

 

 

自尊心を回復させる方法は
以下のリンクでも
詳しくご説明しているので
ご覧になってみてください。
自尊心回復「自分に自信を持つ方法」

 

 

 

 

 

面と向かって相手に
〜されたら嫌だ!やめてください

 

と言って環境が改善されることは
もちろんあります。

 

 

相手に聞く耳がある」「話を聞く余裕がある
人に有効です。

 

 

なかには
「嫌な人」の自己重要感が
とてつもなく低い人の場合

 

望む結果が得られないことがあるでしょう。

 

 

 

その場合は

 

嫌な人の行為や言ってきたことに対し
肯定もしない」「否定もしない
ということです。

 

 

何か言ってきたとしても
「ふーん、へー、そうなんですかー」

 

で大丈夫です。

 

議論をしたり、感情を入れてはなりません

 

 

 

嫌な人が望んでいることとは
逆の反応をすることです。

 

 

 

ネガティブな話をしたり
誰かの陰口を話してきた場合でも
有効です。

 

 

共感してはなりません。

 

「ふーん、へー、そうなんですかー」
で肯定もしないし、否定もしないことです

 

 

話をしているのだけど
心は全く通じ合っていないということです。

 

 

 

「嫌な人」は
誰かの自己重要感を下げる目的が達成されないので
徐々に自分から離れていきます。

 

 

 

 

 

 

 

そして最終選択肢
無視をすると上手くいきます。

 

 

 

もちろん、無視は相手に最も
一番ダメージを与える」行為です、

 

 

数百年前
から罰の中でもキツいことは「村八分」

 

そう言われるくらい無視は残酷なもので
「存在そのものをなかったこと」にして
相手のメンツを傷つける行為です。 

 

 

勘違いしてほしくないのは
なんでもかんでも無視をすれば
良いという訳ではありません。

 

 

 

「自分の成功や進化成長を邪魔してくる」
「嫌がらせをしてくる人」

 

に対しては「無視」という手段が正解なのです。

 

 

 

 

無視をされた人は
さらに自己重要感を下げられ
その場から去っていきます。

 

 

「嫌な人と言えど、かわいそう!」
「人を傷つけるなんて、申訳ない」
などと思い
自分の限られたエネルギーの使い方を
議論や戦いに振り分けてはいけません。

 

 

 

「無視をする」ということは
道徳的にいけないと教えられているので
選択肢に入っていない人が多いのです。

 

 

しかし、大事なのことは、
論理では正しいかどうかではなく
現実的にできるかどうか
です。

 

 

道徳の教科書どおりに
すべて対人関係に当てはめてしまうと
99%上手く行きません!

 

 

もちろん、すべての人と仲良く対処という
理想を叶える努力を続けて
最終選択支に「無視をする」ことが
良いという意味です!

 

 

無視を目的でなはなく手段として持っておく
ということです。

 

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嫌な人に対して「反応しない」「無視をする」
ということが上手くいく方法とお伝えしてきました。

 

 

しかし、職場や組織であったら
どうしても対応しなければならない時が
あると思います。

 

 

 

使い方が限られてくるとは思いますが
小技、テクニック的な要素で
上手くいく方法をご紹介します。

 

 

 

 

まず「口出しの多い人」は
アドラー心理学の著書「嫌われる勇気」
で言うところの
課題の分離が出来ていない人です。

 

課題の分離が出来ていない人」とは?

 

表面上「あなたのため」という感覚で
口うるさく、ネチネチ言ってきたり
手を出してきます。

 

 

そんな人の心理状態は
自分では成し遂げられなかったことが相手に達成されてしまう
という危機感を抱いているのです。

 

 

自分が叶えられない目標を
相手が叶えてしまったら

 

それは相手よりも自分がダメなヤツ
だということだから
阻止して自分と同じレベルに落としてしまえ!

 

 

と思っているのです。

 

 

 

口うるさい人ほど

 

「自分自身でダメなヤツだと思っている」
「私は価値が無い人間なので、人並み以上に高い地位につきたい」
「自尊心が無いから誰かを馬鹿にして自分を高めなきゃ!」

 

という心理状態の人が基本です。

 

 

無意識なので、もちろん悪気はありません。

 

 

 

そんな人に対して
対処するには以下の方法を試してみてください。

 

その場では相手のやり方に合わせ

 

後で

 

やっぱり自分には合いませんでした

 

と伝える。

 

 

「口うるさい人」の望むフリができるので
自己重要感を保つことができます。

 

そして実際に「口うるさい人」の
やり方を達成しなくても大丈夫になります。

 

 

 

他にも以下の返事がベターです。

 

口うるさい人に対して

 

考えておきます

 

と返事を曖昧にうやむやにしておくこと。

 

 

それは、あなたに関係のあることでしょうか?

 

と伝え、責任の場所をはっきりさせる

 

 

 

これらの方法は
その場しのぎ的な対処方法ですが
言葉が出ないときなどにお使いください。 

 

 

 

 

忘れないで欲しいことは
「嫌な人」とは離れること
です。

 

「嫌な人」の近くにずっといると
いくら自分の自尊心を保とうと思っても

 

自分の自己重要感が徐々に下がってきてしまいます。

 

 

転職や異動願いを出すなど、
最終的には離れることが望ましいと言えます。

 

 

 

他の記事で申しているように
他人の人生を生きてはなりません

 

負の波動から一刻も早く逃れましょう。

 

今回も読んでくださりありがとうございます

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