アドラー著「嫌われる勇気」という本で伝えたかったこと

 

心理学者アドラーの「嫌われる勇気」
という本は

 

ベストセラーになり、ドラマ化されたので
知っている人の方が多いと思います。

 

 

 

ただ本は人によって
都合よく解釈してしまうので、

 

100人の人が同じ本を読んでも
100通りの意味が出来上がります。

 

 

「嫌われる勇気」の注釈
この本を読んで、勘違いして欲しくないことを
注意喚起のつもりで、お伝えしていきます。

 

 

 

「嫌われる勇気」で伝えたかったこと

 

 

本の内容をざっくり説明しますと

 

「人間関係の悩みから解放され、
自由になるには
他者の問題と自分の問題を切り離す
ということが書かれています。

 

 

 

 

杉山なりに解釈しますと
「よそはよそ。うちはうち」
という言葉はよく言ったもので

 

自分以外の他人は
いかなる手段を使っても
変えることは出来ません。

 

 

 

 

だから
他人のことで悩んでいる時は
どうにか自分の力で変えようと出来ないか?
などと、打開策をあれこれ考えている時です。

 

他人のことで「どうにかできないか?」
と考えるのは、例外無く、
「自分の都合良い方向へ持っていきたい。」
というエゴの働きによるものです。

 

 

 

 

なので、
他人のことを一切、考えたり、
入り込みさえしなければ、
人間関係の悩みのほとんどは無くなるのです。

 

逆に、自分以外の他人が
良かれと思って、何か言ってきても
他人のことは一切、聞かない。

 

自分の問題に、他人を入り込ませない
ということです。

 

 

 

 

 

もちろん
人は、誰か他人の力を借りなければ
生きていくことができません。

 

今、着ている服も、住んでいる家も
食べ物ひとつ取っても
自分一人で、用意した訳ではありません。

 

 

確かに、お金を出して買ったものかも
しれませんが、

 

繊維工場から服を運んだり、
木材を加工して家を組み立てたり
作物に水をやって育てたわけではありません。

 

自分以外の他人が、用意してくれたから
今、こうしていられるのです。

 

 

 

 

だから、自分以外の他人を
一切、自分の問題に介入させないことは
できません。

 

 

お金を稼ぐことも、
誰か他人に対して関わり、仕事をして
お金を頂いていることがほとんどです。

 

 

だから、自分以外の他人を一切、
介入することも、させないことも
100%は無理なのです。

 

 

 

ここを、はき違えずに
聞いて欲しいのが

 

人間関係で悩む人ほど
自分以外の他人に依存していることが
大きいということを

 

「嫌われる勇気」では伝えたかったのです。

 

 

 

人間関係の悩みを解決するには自立する。

 

人間関係に関する
ありとあらゆる問題の
解決方法は、自立です。

 

 

自立とは

 

 

・自分の価値は
 誰か他人の評価や称賛に依存するので無く

 

 自分自身で評価する
 精神的な自立

 

 

・お金の問題は
 たった1つの組織や
 1人の人間に依存するのでは無く 

 

 いざとなったら自分で稼ぎ出すことが出来る
 経済的な自立

のことです。

 

 

自立できる部分が多い人ほど
いざとなったら依存している相手から
離れても生きていくことが出来るので
悩みが少ないのです。

 

 

 

逆に、いつも人間関係に
悩んでばかりの人ほど

 

いざとなったら、そこを離れられない
依存の部分が大きいのです

 

 

 

「いつも嫌われたくない!」
「仲間外れにされたくない!」
「陰口を言われたくない!」

 

などと怯えて、いつも友達のフリして
人の輪から出られない人

 

 

 

 

DVを受けているのにも関わらず
精神的に相手に依存している
ため離れられず、子どもにまで
迷惑をかけている人

 

 

 

 

ブラック企業だ!嫌な上司が…」
などと、愚痴を吐きつつも
経済的に依存しているので
行動できない人

 

 

 

 

どこをかしこも、
そんな人が多いと思います。

 

 

 

 

 

かつて杉山自身も
恵まれた方では無い家庭環境で育ち、
いつも他人に対して依存していたため、

 

人に対して怯えるような生活、
そんな人生の辛さが痛いほどわかります。

 

 

 

当ブログ「コミュ障改善」では、
コミュニケーションにまつわる
考え方、テクニック、会話術を
お伝えしていますが

 

他にも健康、経営について
取り上げているのも
一人ひとりが経済的な自立にも
お役に立てると考えているからです。

 

 

 

 

 

1日でも、1人でも多くの
自立した人材を生み出せるよう
他の記事でも語っておりますので
よろしかったらお読みになってみてください。

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