みんなと仲良くすることが出来ない最大の理由

誰とでも区別することなく仲良くする

 

古代から現代まで、幾万の人々が
遠く願っていることだと思います。

 

実際に地球上に住む70億人もの人々と、
すべて会って話してみることは、
物理的に不可能なことです。

 

だからこそ、せめてご縁があった人とは、
良い関係のままで居たい。

と思うのは、誰もが思っていることです。

 

自分が嫌われたりして居心地の良い人は
居ません

 

 

全員と仲良くできない理由

 

実際に「誰とでも仲良くする」というのは、
無理なのです。

 

なぜなら、

「みんなと仲良くしたい」と思っている人が
嫌いな人も存在するから

です。

 

他の人よりも、私だけを見て欲しい。
私だけを見てくれる人が好き

という人が存在するからです。

 

この心理欲求は、ごくありふれたもので、
これから説明する
「みんなと仲良くすることが出来ない最大の理由
と比べたら、ほんの些細なものです。

 

最大の理由をお伝えしていきます。

 

 

みんなと仲良くすることが出来ない理由

 

人が他人と居て、居心地を良く感じる時は、
自分を理解して認めてもらえるです。

 

共感理解されたいという欲求こそ、
人が最も、求めている強い願望です。

 

 

もし、人と仲良くしたい相手が居るのなら、
相手を徹底的に理解し、共感をすることです。

 

 

相手が自分のことを好きになってくれない時は?

 

もしも、共感しているのに、
相手が自分のことを好きになってくれないのは、
相手のことを理解していません

 

理解した気になっているだけ

です。

 

従業員が社長にゴマをすっても、
社長のことを理解、共感することが出来ません。

 

従業員が一度、自分ひとりで経営をして、
資金繰りと孤独に悩んでみなければ、
社長の気持ちはわかりません。

 

 

旦那が奥さんの出産に立ち会ったときに、
どんなに上手い言葉をかけたとしても、

 

自分がお腹を大きくして、
吐き気、痛み、まるで自分の身体では無いかのような
体験をしてみなければ、理解することは出来ません。

 

相手と同じ環境、体験をしてみなければ
本当に理解することが出来ない。
ということです。

 

 

99%の企業が10年続かないと言われています。
10年以上、経営をこなす社長に、
全員がなれる訳がありませんよね?

 

男性が女性のように、
腹を膨らませて出産を経験するのは、
不可能なことですよね?

 

だから、
自分以外の他人を理解、共感することは、
事実上、不可能だと言うことです。

 

 

「仲良くする」の本質

 

せめて、自分と近い境遇に居る人とは、
自然と共感することができ、
居心地の良さを感じるのです。

 

会話術や心理学に書いてあるテクニックで、
相手と共感しようとすることは、本質ではありません。

 

その場しのぎで有効かもしれませんが、
長い関係を築くことは出来ません。

 

自分が仲良くしたい人、
自分が自然と居心地を良く感じる人とだけ、
仲良くすれば良い。

 

この70億人もいる地球上の人々の中で、
たった1人の人と、関係を築ければ良い
と言っても過言ではありません。

 

 

「みんなと仲良くしなければならない」は、なぜ生まれた?

 

「みんなと仲良く」は、
教育、道徳、宗教で語られています。

 

実態を持たない言葉、理想世界だからこそ、
可能であって、

 

我々の身体のように、実態を持つ
時間という限られた現実世界では、
不可能なことなのです。

 

「みんなと仲良く」は、
叶わぬ理想を目指そうとすることが本質であって、
必ずしも、行わなければならないことでは無いのです。

 

 

過激派やテロリストは、真面目で良い人?

 

話が脱線しますが、

 

「自分とは何者か?
 自分にとって何が正しいのか?」

 

などと、
自分で物事を考えることが出来ない未発達な幼少時代に、

 

「みんなと仲良く『しなければならない』」

などと、
大人でさえ、できても居ないのに、
平気で教え込まれます。

 

 

「みんなと仲良くすることを『目指そう』」
ならば、まだ良いのですが、

 

しなければならない』と教えられたならば、

 

素直で真面目な人ほど、

「出来ない自分は、ダメな奴なんだ」

と思い込んでしまうのです。

 

 

そして、
いくらやっても不可能なことを、
可能にしようとして、過激になったり、
紛争の火種になるのです。

 

 

紛争の原因は、理想世界を叶えるためにある。

 

「私は皆と仲良くしようとしているのに、
周りの人は、仲良くしようとしていない。

 

周りの人は怠け者だ!悪だ!
私は、これから正しいことをする!」

そんな思想から、悲劇が生まれます。

 

 

すべての人々が平等な理想世界を築こうとして
多くの人命を奪った、過激な共産主義者が典型的ですよね。

 

スターリン時代のソ連では1億人が殺され、
ポル・ポト時代でのカンボジアでは、
国民の4分の1が虐殺されました。

 

日本でも連合赤軍による虐殺、リンチが行われました。

 

いまもなお、世界中で理想を叶えようとして、
紛争が絶えない事実が存在します。

 

彼らは決して、自分が間違っているとは
思っていません。

 

正しいと思うことを真面目にこなしただけなのです。

 

 

絶対に仲良くできない人のタイプ

 

「みんなと仲良くする」ことを
目指すことが本質。

だということを伝えてきました。

 

 

我々の日常生活でも、
今いる相手を理解する努力、最善を尽くすが
相手が、さらさら最善を尽くす気が無ければ、
離れていけば良いのです。

 

 

相手に努力する気が無ければ、仲良くできない。

 

不幸な相手とは、
自分が同じくらい不幸になってみなければ
共感、理解することは出来ません。

 

わざわざ自分が不幸にならなければいけない理由は、
どこにも存在しませんよね。

 

なぜ幸福になろうと努力している人が、
努力しないで不幸になっている人に、
合わせなければならないのか?

 

絶対に仲良くすることが出来ない
最大の理由になります。

 

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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