「彼女を作るのは東大に入るよりも難しい」は事実です。

女性のハートを掴む確かな方程式は存在しない

 

過激なタイトルではありますが、

日本国最高学府の東京大学に入るくらいの知識、スキル、能力があっても、
「女性を理解する」ことは出来ません。

 

東大安田講堂

 

その根拠は、過去数千年、世界中の哲学者・思想家の99%が男性です。
なので、どんなに哲学書を読み漁りつつ「女性」を理解しようとしても、
「女性とは?こうゆうものでは無いだろうか?」男性目線の憶測でしかありません。

 

「これだ!」「こうすれば女性を理解できる」という方程式のようなものは
存在しないからです。

 

 

論理的にはこうなるのに、
いざ女性を目の前にすると、全然違う!論理的にいかない。
ということが発生します。

 

だから、よく巷にある「モテる方法」「口説き方」などという
本やセミナー、情報商材を手にしても、
表面上だけの接点だけで、心の奥底から本当に求めているものは手に入りません

 

モテる人に聞いてみた

 

ガチガチの男性脳を持っている方には、

「これだから女は感情でしか物事を判断できないし、
非合理的かつメンドクサイ!」

などと、あわやネガティブなイメージを持たれる方が
多いと思います。

 

フェミニストやLGBT、同性結婚など、
もはや男女の境界が無くなりつつある時代だからこそ、
改めて男女の違いを理解し、固定観念を溶かしていくために、
重要なことを伝えていきます。

 

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男女は平等だが、同質では無い

 

ごく一般的に言われている男女の違いとは、
以下の通り。

 

男性は「論理」で動き、価値観や生き方は
合理的で利己的な傾向にある。

 

女性は「感情」で動くので、
例え非合理的であっても、
感情が「YES」と言っているならば動く。

 

 

もちろん
「男性だから。女性だからこうだ!」ということを
言いたい訳ではありません。

 

男性でも合理的かどうか関係無く
感情で動くこともあるし、
女性でも一切の感情を押し殺して
利己的な行動を取ることもありますよね。

 

「これはこうだから〇〇である!」

などと唯一絶対不変の方程式のように捉えてしまうと
うまくいきません。
伝えたいことも曲げられ、伝わらなくなってしまいます。

 

 

感情とは、何か?

そもそも感情とは以下の通りになります。

 

感情のビジュアル

 

人の感情をビジュアル化すると上図のようにデコボコしていて、
色もグラデーションがかかっています。

 

形状が人それぞれであり、色のグラデーションも時間と共にコロコロ変わっていく
不確実的なものです。

 

論理で人を理解するという」ことは、ごく一部を切り取って
「この部分はこの色と形をしているので○○である!」と言っているようなものです。

 

人の感情(心)というものは、一部だけを切り取って判断しても、
全体を常に観察し続けなけば、本当にその人を理解したことにはならないのです。

 

いま生きている現実世界も同じく、デコボコで複雑なグラデーションがかかっており、
時間と共に変化する不確実性を持っています。

 

同じように、
男性でも女性らしさ(感情)があるように、
女性にも男性らしさ(論理)があるのです。

 

 

モテるには?男女別の二項対立で分けてみた

 

男性が女性にモテる人とは、
女性の感情をポジティブで前向きにしてくれる、
ワクワクさせられる人です。

 

よく「男らしい男がモテる。DQNがモテる」
と言われているイメージが強いのは、
女性の安心・安定欲求を満たしているからです。

 

例え、理論的な根拠が無くとも、
「守ってもらえそう。安心できる」
と思わせているからです。

 

 

男性が求めている女性像とは?

 

逆に、
女性が男性にモテる人とは、
合理的な話や、儲かりそうな面白い話を持ってくる人。
と、思われがちですが、少し複雑です。

 

それ以上に、男性の叶えたい感情の部分が大きく上回るからです。

 

男性にとって理論や合理性を上回る「感情の部分」とは、
2つ存在します。

 

正直、わざわざ文面に書くのもキモくて
恥ずかしくなるくらいですが、記載しておきます。

 

1つ目は
「甘えられるかどうか?」
ということです。

 

男性目線から見たら、
自分の母親に似ている人を好む傾向があると言われています。

 

マザーコンプレックス

 

男性にとって母親が一番、最初に甘えられる女性だったからです。
ユダヤ教のタルムードでも、男性が結婚をする際には必ず、
自分の母親に対して「離婚届け」を出しなさい。と書かれているくらいです。

 

母性とは、愛嬌、余裕、包容力があるということです。

 

 

 

一見「甘えられる」と聞くと、ネガティブな印象を受けると思いますが、
「甘え」とは戦闘機でいうところの空母(安全基地)のようなものです。

 

空母
どんな優秀なパイロットや戦闘機でも、
一瞬の気が抜けない場所で戦い続けるためには、
手入れをしたり、燃料補給をする空母(安全基地)が無ければ、
長期的に続けることが出来ません。

 

同じように、
何十人の組織を動かす社長やリーダーには
空母(安全基地)の役割が必要です。

 

例え、自分の部下が思い通りに動かなくとも、
それを許し、時間をかけて育てられるくらいの母性がなければ、
人は付いていけませんし、やっていけません。

 

合理的で数字でしか追いかけていないように見えても、
絶対に沈まない母親らしさが、必ずあるのです。

 

 

フェミニスト団体が声を荒げる理由

 

2つ目は、健全とは言えませんが、
男性が持ちうる支配欲求を満たせそうかどうか。
ということです。

 

女性から女性を見てムカつくと感じる人は
ぶりっ子」ではありませんか?

 

男性から見たら「ぶりっ子」を「弱々しい女性」と捉え、
「都合よく支配できそう」という感覚に陥るからです。

 

まさに、昔の女性に求められていた価値観が、
「男の都合の良い女性」になりなさい。などと、
まるで男性全員が、そうであるように間違われてきたから、
一部のフェミニスト団体が声を上げ、間違った方向に動いているのです。

 

女性らしさとは「支配されやすさ」では無く、
空母(安全基地)や太陽のような「母親らしさ」
だということです。

 

女性の哲学、思想、価値観を解明するには?

 

今回の結論になりますが
共感的理解」が必要になります。

 

共感的理解とは何か?
詳しくは以下の「高次の共感の身につけ方」という項目で解説しています。
共感力が低い原因は論理的だからです。共感の鍛え方

 

 

 

現代は特に、男女を分けることが無くなったために、
「男とは?」「女とは?」などと話し合う事すら無くなってしまいました。

 

平等だからといっても、

「男性である自分が、女性の気持ちと変わらないだろう。」

などと、判断してしまうのは、あまりにも危険な行為です。

 

男性と女性は違う。
差別は良く無いが、区別して考える
ということは重要です。

 

もちろん、
女性から共感を得るために嘘をつく必要はありません。

 

なぜなら、嘘は、女性から見ると絶対にバレるからです。
長続きすることはありません。

 

 

なぜ三島由紀夫よりも太宰治がモテるのか?

三島由紀夫と太宰治
余談になりますが、文学での目線でも、
男女を捉えていきたいと思います。

 

三島由紀夫は、典型的な男性より。

 

太宰治は、女性より。
なので女性からも、とてもモテたそうです。

二股をかけたり、女性に嘘をついて裏切ったとしても
女性が太宰治を悪く言う人は居ない。

と言われるくらい、
女性の扱いに長けていたと言うことがわかります。

 

 

ガチガチの男性諸君からしたら太宰治が「ムカつき」ますよね。
三島由紀夫も、そうでした。

 

三島由紀夫は「お前のことが嫌いだ!」
と言うためだけに、わざわざ太宰治の家に行ったそうです。
三島クレーム
太宰治の作品が好きな人にとっては、
すでに知っていることだと思いますが、
キザな野郎、ナルシストを感じさせますよね。

 

それに引き換え、三島由紀夫の作品は、
どこか古臭さを感じさせてしまうかもしれません。

 

三島由紀夫は、幼少時代からのコンプレックスを克服するために、
女々しさを徹底的に排除し、ひたすら男らしさに寄って行った結果かもしれません。

 

さらに余談の余談ですが、
物事を二項対立で比較できなければ、魅力を理解しにくい
ように、太宰治を引き立てるために三島由紀夫が使われるのか。

 

もしくは、三島由紀夫は太宰治なしでは、
自分を出すことが出来なかったかもしれない。
なんとも皮肉な話だと思います。

 

今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。

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