アスペルガーの人ほど「完璧主義者」「絶対に成功できない理由」
アスペルガー症候群の人ほど、
こだわり(完璧主義)が強い傾向に
あります。
完璧主義とは、
以下のような特徴を持っています。
・物事を白黒、0か100でしか捉えられない。
『物事はグラデーションのかかったような
グレーの状態』。
だということを認識できません。
100以外、99点でも98点でも失敗と
捉えてしまうので、気分が良い日よりも
気分が悪い時の方が多くなってしまう。
・自分の神経質さを、他の人にまで
押し付けてしまう。
物事を白黒、0か100でしか捉えられない
ことを、他の人にまで押し付けがちです。
自分の中では当たり前だと思っていても、
他の人からしたら、
単に嫌味を言ってくるひとにしか
感じられません。
必然的に人が離れていく
ということが起きやすくなるのです。
結論から申しますと、
アスペルガー症候群だから
生きづらいのでは無く、
「完璧主義者」だから、
「何事も上手くいかないことが多い」
ということになります。
例えどんなに資産があろうと、
どんなに時間があろうと、
どんなに良い情報を掴もうと、
どんなに良い人材に恵まれていようと、
どんなに先行者利益を獲得しようと
「完璧主義者」であれば、
絶対に上手くいくことが
ありません。
今回は完璧主義者の「生きづらい理由」と
対処療法についてお伝えしていきます。
「悩む」ことに莫大なエネルギーを浪費している
完璧主義であるがゆえに、
それだけ、手を動かすよりも
頭をフル回転させている
ということです。
意外かもしれませんが、
「人は手を動かすことより」も
「頭を使うことの方」が
エネルギーを浪費します。
そして、
頭を使うといっても、
たいていの時間は「悩み」にしか
頭を使っていません。
「悩み」で解決した問題は、
ほとんど無く、
「直感」もしくは「走り出している最中」
のことが多いのではないでしょうか。
完璧主義な人ほど、
以下のような経験をしたと思います。
・結果をすぐに求めて、メンタルをやられる。
白黒、0か100思考なので、
答えをスグに求めてしまいます。
やっていることは、
右肩上がりでは無く、湾曲です。
だから、望んだ答が手に入るハズも無く
メンタルをやられて、
ヤル気が無くなってしまう。
・他人の評価が常に気になる
「自意識過剰」という言葉がありますが、
人の目を気にしすぎて、
次第に、自分がやっていることに
自信が無くなってきます。
結局、頭の中ではアレコレ考えている
うちに、疲れてきて、
次第にヤル気が無くなる。
ということも起きてくるのです。
・「小さな」ことを「大きく」捉えてしまう。
些細なミス、
他の人からしたら、なんでも無いことに
対して、
重大なことのように捉えてしまう。
「穏やかな時間」
というのが、完璧主義者にとって
少ないように感じる。
・失敗の思考が、さらに失敗の思考を呼ぶ
「自分は、なんて駄目な奴なんだ…」
過去のネガティブな記憶が
フラッシュバックしてしまう。
時期や体調の悪いときこそ、顕著。
対処方法は、以下の記事を
お読みください。
「頭がいいのにコミュ障」頭がいい人ほどコミュニケーション能力が低くなる理由
完璧主義者ゆえに、
穏やかであるはずの私生活が
手に入りにくい。
エネルギー消費量も多いので、
メンタルを病んでしまう
ということが非常に多いのです。
完璧主義者ほど「3日坊主」。理由は習慣化できないから
「長期で継続した者が成功する」
ありとあらゆる成功哲学で
言われていることです。
何か新しく物事を始めて
完璧主義者ほど、
1日目に、全力投球をしてしまいがち
です。
1日目で、1週間ぶんの
クオリティを出そうとするのです。
言うまでも無く、
絶対に長続きしません。
逆に、長続きする人ほど、
「習慣化」に成功した人です。
例え「風邪の日」「葬式の日」「捕まった日」
であろうと、
1日目にやったことをコナセルだけの
「量を設定できる」のが上手い人なのです。
この「量を設定」するということを
「手をヌクのが上手い」という言い方も
できます。
この場合の「手をヌク」とは、
良い意味で使われているのです。
完璧主義者ほど、
「習慣化」が苦手です。
なぜなら、
苦痛である時は「習慣化」していない
からです。
完璧主義者ほど、
コトを始める前から勝手にハードルを上げて、
いざ始めようとすれば、
身体がガチガチに固まり、
動くのさえ、おっくうになっているのです。
0か100思考の思考を捨て、「完璧主義」を強みに変える
0か100思考、白黒思考を捨て、
「完璧主義」を強みに変える方法を
御紹介します。
・本来の目的(ゴール)を決める。
多少、ムラや間違いがあっても良いから
時間内に終わらせることが「先か?」
または、
ミスが無いことが「目的」なのか。
時間の制限は、さほど重視されていないのか。
最低限どちらが優先されるべきなのか。
自他ともに、はっきりさせておくと、
「完璧主義」の特性を有利に働かせる
ことが出来ます。
・タイマーを設定する。
あえて、終わらなそうな時間に
タイマーを設定して、
作業をこなすように働きかけます。
例え、どんな不十分でムラがあった
としても、
「後で見直す」という感覚でいれば、
タスクを終わらせることが出来るのです。
個々のタスクの細分化、作業工程の見なし
という能力がつくので、おススメです。
・成功を求めない分野を手掛ける。
成功を求めない分野とは、
趣味やアートのことです。
儲からなくても、
誰か人に見せる訳でも無く
ヤルことです。
誰かと競い合う訳でも無く、
成功を求めている訳では無いので、
「失敗する」「勝ち負け」ということが
ありません。
普段の生活に
0か100思考とは関係の無い時間を
如何に多く作ることを
目的としています。
陶芸、絵書き、そば打ち、など、
なるべく、物質的な形に残るもの、
もしくは、
歌うこと、筋トレ、乗馬など
身体的な能力に負荷がかかるものが
おススメです。
ゲームやギャンブルなど、
「勝ち負け」「デジタルのデータ」は
どうしても白黒思考を脱するのに
適していませんので、
なるべく避けた方が好ましいです。
また、
飲酒や「お金がかかる」遊びも
遊びを提供する側から、
闘争欲求を煽り、
さらに刺激を得たいがために、
お金を使って依存させるように
作られているので、
コチラも避けた方が好ましいのです。
今回もここまでお読みくださり
ありがとうございました。